第101回日本陸上競技選手権大会を観に行ってきた!
こんにちは、ペコちゃんです。
先日大阪で開催された日本陸上競技選手権大会を観に行ってきました。8月にロンドンで行われる世界選手権への切符をかけた今大会。男子100mにおいて9秒台が出るのではと期待も大きく報道もよくされていました。
陸上のこと全然分からないド素人の私、知っているのはリオオリンピック4×100mリレー銀メダルの4選手、サニブラウン選手のみ。もちろん大会は短距離だけではなく、3000mや800mを始めとするフィールドの競争競技そして走り高跳びや三段跳びの跳躍競技、円盤投げや砲丸投げの投てき競技も行われるのでかなりの長丁場です。事前にちょっぴり不安になりました、途中で飽きてしまわないかなと・・・ でもそんな心配は無用、楽しくてあっという間に時間が経ってしまったのです。
陸上の試合を観たことがない、どんな感じなの?おもしろいの?と思われる方に、ペコちゃんの楽しいと思ったところをお伝えしたいと思います!
●陸上競技観戦の楽しみ方【準備編】
1.前売り券を購入しておこう
陸上競技大会の多くは入場無料ですが、日本陸上競技選手権やゴールデングランプリ陸上など一部の大きな大会は有料になります。諸事情ありペコ家は間に合わなかったのですが、前売り券の購入をおすすめします!仕事で会場入りしていた友人が当日券を購入してくれていたのでセーフでしたが、A席の当日券は完売、SS、S席は前売り券のうちに完売していました。今大会では、SS、S、A、B席の用意がありました(エリアのみ指定で座席は自由席)。SS席を購入の場合、S席、A席、B席への移動可、S席を購入の場合、A席、B席への移動可です。
競争競技のゴールは、SS、S席の前にあります。跳躍競技、投てき競技はA席、B席の方が見やすいです(下記画像をご覧ください。入場時にもらえる会場案内で、折り目通りに折ると応援グッズになります)。大会によっては前売りで購入した場合プログラムの無料配布等の特典がつくことがあります。事前に特典内容をホームページ等で確認しておくと良いです。
2.タイムテーブルを確認しておこう!
各種目がいつ行われるかをきちんと把握しておかないと、席を外している間に注目レースや選手を見逃してしまうこともあります。大きな大会は数日にわけて開催されるので、せっかく行ったのに観たかった種目がやっていなかったということもあります。
3.選手や記録をチェックしておこう!
どの選手が優勝候補か注目選手か、そして過去の成績やベスト記録などの情報をチェックしておくと、観戦がより一層楽しくなります。ペコ家は購読している新聞に毎日特集コーナーがあったので、そちらを読んでいました。あとは、選手のtwitterやinstagramなどもチェックすると親しみがわきますよ。日本陸連の公式サイトなどにももちろん情報が載っています。
4.ルールを簡単に知っておくと面白い
日本陸上競技連盟の公式サイトで競技ごとのルールが掲載されています。全部覚えなくても、さらっと読んでおくと観戦の面白みが増します。ちなみに砲丸投げの砲丸は男子は7.26kg、女子は4kg。
5.持って行くと便利なもの
・双眼鏡:競技場は広いです。観たい種目や気になる選手の出場時にそのエリアへ移動できれば良いのですが、他の競技も観たい場合むずかしい。双眼鏡があると便利です。会場内の大型モニターにも映りますが、種目や出場選手は多いので、おめあての選手の緊張感あふれる様子、喜ぶ姿も観られて嬉しい。
・タオル:夏は日除けや雨除け、冬は防寒対策のマフラーとして使えます。大きめの物ですと、クッションの代わりにもなります。
・防寒具:寒い季節での長時間の観戦はカイロやマフラー、手袋、クッションなどでしっかり防寒しましょう。
・はおりもの:夏場は日焼け、紫外線予防にそして夕方からは涼しくなることも多いので、パーカーやカーディガンなど脱ぎ着しやすい上着を持っておいた方が良いです。
・ポンチョ:雨予報の場合ですが。3日にわたって行われた今大会、時に雨が降りました(はい、こちらでも降りました)。先日のディズニーシーでの社員旅行でも大活躍のポンチョを持参したのですが、満席だったので傘をさすとあぶなかった&後ろの人にも邪魔にならないので便利でしたよ~
・大会プログラム:会場内で購入できます。各競技の開始時刻や競技場所、出場選手が書いてあります。過去大会の記録や陸上競技関係の読み物の記載もあって雑学が増えます。
・タイムテーブル:プログラムを買うまでは、という方は大会のサイトからもタイムテーブルを確認できます。出場選手も確認できます。ちなみに登録選手はエントリーリスト、実際に出場する選手はスタートリストに記載されています。
・飲み物・食べ物:会場内に販売所や自動販売機がありますが、並んでいたり割高なこともあります。瓶と缶の持込は不可ですが、ペットボトルやもちろん水筒の持込は大丈夫なので持参すると便利です。特に夏場は水分補給をしっかり、多めに持っていくことをおすすめします。
・ゴミ袋:45Lくらいのものがあると便利です。満席に近いと荷物を座席の下に置くこともあります、雨の場合にもさっと袋にバッグを入れられると濡れず汚れず便利です。
●陸上競技観戦の楽しみ方【観戦編】
1.まずは競技場のどこで何の競技が行われているかを把握
大切ですよ~
2.そして観戦場所の確保
会場外にはスポンサー企業のブースがあり、グッズや体験イベントなどをしていることもあります。人気のある大会の場合座席がすぐ埋まってしまうので、まず座席の確保をしてからブースに遊びに行くことをおすすめします。
会場内の大型モニターがよく見える座席で観戦すると分かりやすい。競技の映像やスタート前の選手紹介、競技結果、記録、優勝選手のインタビューなどが表示されます。もちろんタイムテーブルで各競技の開始時間を確認し、移動して観戦するのも楽しい。
ブースはアシックスさんのものがあり、記念Tシャツなどウェアの販売、短距離のスタート時に使うスタートブロックやハードルなどの展示、記念Tシャツを着用(サイズが揃っていて貸してもらえます)しての記念撮影、アプリをダウンロードして決まった場所で撮影すると桐生祥秀選手と記念撮影ができるというものもありましたよ~
3.競技ごとのおすすめ観戦場所
・長距離トラック競技
1500m以上の長距離トラック競技はレーンに関係なくオープンコースで競技が行われます。スタート前に全選手の紹介(名前、所属チーム)がありモニターに表示されますので、ゼッケン番号をチェックしておきましょう。私の母校や地元横浜の選手にやはり親近感がわき応援していました。
・3000m障害物
長距離トラック競技に含まれますが、初めて観戦しました、というよりも初めて存在を知り興味深かったので個別にご紹介を。400mトラックを約7周走る間に、障害物を28回、水濠(すいごう)を7回の計35回障害を乗り越えて走る3000m障害物。障害物は、平均台を横にしたような物で、高さは男子が91.4cm、女子が76.2cm、それぞれ400mハードルの高さと同じです(高い!)。ですが、ハードル競技と違って障害物が倒れないように作られているので、手や足をかけて乗り越えてもよいことになっています。障害物が倒れないかわりに飛び越える際足をひっかけてしまって選手が転れてしまうこともあるようです。
3000mを走る間に35回もの障害を越えるためには、長距離種目に求められるもの以上の脚力や筋持久力が必要で、リズムやバランスを崩さないで障害を跳び越える技術も重要となります。長距離競技は選手の苦しさを感じて応援にもつい力が入りますが、3000m障害物はそれ以上に身体が前のめりになって応援していました。3、4コーナーの中間にある水ごう障害が見える場所での観戦がおすすめ。日本の陸上競技場はトラックの外側に水ごう障害が設置されているので、障害を越える瞬間や水ごうに入った際の水しぶきが間近で見られ迫力があります。
・短距離走
これは正直迷います・・・調べると、レース前の様子が分かるスタート地点での観戦が良いとの意見がありましたが、陸上競技に詳しい友人に聞くとゴール付近がおすすめとのこと。今回ゴール付近で観ましたが、少しでも前にと競う選手の姿が観られやはり感動しました。書いておいて何ですが、お好みの方で^^
・跳躍競技、投てき競技
上から2枚目の写真にあるよう、場所が決まっているので間近で観ることをおすすめします。迫力が違います!フィールドに着地した投てき物は、特殊なラジコンカーで元の投てき場所に戻ってきます。テレビで観戦したときには見られなかったので、なるほどいい仕組みと感激しました。ラジコンカーには日本陸連のマスコットキャラクター、アスリオン(こちらも上から2枚目の写真に載っています)が座りさも運転しているかのようでした。さーーっと戻って行く姿がかわいかった。
●陸上競技観戦の楽しみ方【番外編】
今大会では、スタジアム横にあります競技場で選手の方がアップとクーリングダウンを行っていました。写真はスタジアムから撮影したものです。通り道に、選手を待つ人がたくさん。隣りに座っていた方に教えていただき、ペコ家も待ってみましたが、すぐ目の前を好きな選手が通っていくのでこどもたち大興奮。特に競技前は気持ちのコントロールもありますしあまり騒ぎ立ててはと思いますが(他のお客さんもいますしね)、手を振り返してくれたり、笑顔を向けてくれる選手も多かったです。
●観戦中大切にしたいこと
1.スタート前は静かに
実際に行ってみて分かったのですが、競争競技のスタート前は有無を言わずそういう雰囲気になります。モニターや、フィールドにいるスタッフの方手持ちの看板に「お静かに」の文字はありますが、選手紹介後に「シーーーー」と流れる音源。この「シーーーー」が聞こえると会場全体がしんと静まりかえります。これは本当行かないと感じられないものでした。2万人の観客が静まりかえる様子は圧巻。
2.選手のリクエストに応えよう
リクエストは、手拍子です^^ 跳躍競技ややり投げの選手から手拍子を観客に求められるときがあります。選手の気持ちを高めたり(友人曰く短距離走に必然的に集まる注目をこちらに向かせたい選手もいらっしゃるとか)、リズムをつかむ手助けになったり。選手によってリズムが違うのでよく聞いて合わせましょう。会場の一体感も味わえます。
3.いろんな競技を楽しもう、いろんな選手を応援しよう
今大会の目的は男子100m、200m観戦でした。100m決勝は2日目、200mは3日目の最終種目。それまで飽きてしまわないか心配しましたが、ブース、アップ会場の見学と過ごしつつも、他の競技が楽しくてあっという間に時間がたってしまいました。
男子100mは報道も良くされ知っている選手も多く分かりやすいのですが、10秒とすぐ終わってしまいます。見たい選手が1人だけだと出場しなかった時のショックは計り知れません。(陸上競技は当日出場キャンセルのケースも多くあります。息子の大好きな桐生選手は200mの決勝に出場されなかったので、息子大きなショックを受けていました)
陸連のサイトや記事で色んな選手が特集されています。裏話やこれまでの頑張りを知ることができ気になる選手が出てくると思います。観戦の楽しみを多く持っていくことをおすすめします^^
陸上競技は実際に観るともっともっと楽しかったです。決まっていることは多くないので、最低限のマナーを守ってぜひ競技場に足を運んでみてください。ペコ家もまた行きます^^
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