Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

健康診断の季節です〜ルーペちゃん初・胃カメラ記〜

こんにちは、ルーペちゃんです。
GWを過ぎて人々の購買意欲が希薄なこの時期、様々な業界で「閑散期」と呼ばれる時期に入ります。
ところが私どもの業界ではいよいよ繁忙期です。
企業の健康診断は春か秋にあることが多いため、読影の件数も通常の何倍にも増えることになります。
なるべく早くお返しできるよう努めておりますが、通常よりもお時間をいただく場合がございますので、何卒ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。

●隗より始めよ

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ルーペちゃんも、先日年に一度の健康診断に行って来ました。
今回は胃カメラマンモグラフィ子宮内エコーなど初めて受ける、またはめったに受けない検査がいくつかありました。
ルーペちゃんが加入している健康保険組合では、それぞれの地域を巡回する健康診断(検査項目が少ない)と保険組合の診療所で行う健康診断(検査項目が多い)が選べるのです。
いつもは巡回を受診しますが今回はしっかり調べてもらおうと、都内にある保険組合の診療所で受けました。

普段からこのブログで「健康診断受けましょう、マンモ受けましょう」と唱えているので、隗より始めよとばかりに自分の健診こそしっかり受けてみよう、と。

●初・胃カメラ体験

今回、生まれて初めて胃カメラを申し込みました。
特に不調を感じているわけではありませんが、ルーペちゃんも40代半ば。
もっと歳をとってから初めて受けるよりも、今ぐらいの年齢に受けておいたほうが挑戦しやすいかと思ったからです。
「おえっとなった」「苦しかった」と辛そうな話ばかり聞く胃カメラですから、一体どんな目にあうのだろうととても緊張して診療所を訪れました。

健診の受付をしてまず最初の検査が胃カメラでした。
(少しでも体力のあるうちに、または時間が経つと緊張が増すから、などの理由があるのだろうか?と勘ぐる私)
優しくて丁寧な看護師さんがつきっきりでお世話してくれます。

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まずは無味無臭の透明な液体をほんのポッチリ飲みます。
胃の中の泡を消す薬だそうです。
その後、寝椅子に仰向けになって、喉の奥に麻酔ゼリーを流しこまれます。
喉の奥にゼリーを溜めたまま5分放置・・・これが地味にツライ。
口の中に液体が溜まっているとつい飲み込みたくなる衝動がおこります。
しかしそれを我慢しなければなりません。
喉に意識が向かないよう、(ここにはとても書けないような)くだらないことを空想してしのぎました。

●いよいよチューブが喉に

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麻酔が効いたところでいよいよチューブが入ります。
まず穴の空いたマウスピースを咥え、その穴からチューブを通します。
最初は楽勝と思われたのですが、ある地点から急に違和感が強くなり苦しくなってきました
「今が一番イヤな感じのところですからねー」と先生が励ましてくれますが、実際はそのイヤな感じが、チューブを抜くまでずっと続きました

普段その存在を感じることのない喉や食道も、面白いことにチューブが通るとその形に痛みます
ですので、胃カメラが胃に到達したときには、喉から胃までが全部痛いのです。
喉や食道は生まれてこのかた食べ物以外を通過させたことはありませんから、その違和感たるや。
しかも検査をしやすいよう胃に空気を送り込んで膨らますのです。

先ほど使った「くだらないことを空想してしのぐ技」も、この圧倒的な現実感にはかないません。
涙とよだれを滝のように流しながら、早く終われー終われーとそればかり考えていました。
すごく長い時間のように感じましたが、実際は5分ほどの検査でした。

●地獄で仏

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私の立場としては、「胃カメラ痛くないですよ、怖くないですよ、みなさん受けましょう」と言わなければならないのかもしれません。
しかしここで人として正直に申し上げるならば、「なかなか気力体力を消耗する大変な検査である」と言わざるをえません。

ただ、額に汗をいっぱいかいて私の世話をしてくださった看護師さん、検査中ずっと背中をさすってくださった看護師さん、いろいろと励ましてくださった先生、みなさんこの検査にかかる負担を少しでも軽くしようと一生懸命でした。
そして全員の目的はこの検査によって病気の有無を確認すること、つまりは私の健康です。
ですから先程の「気力体力を消耗」という感想も、「誰のために何をしているか」を考えれば、我慢できない苦しみではない、と思います。

そして何より、終わった後で映像を見た先生から「キレイですね、問題ありませんね」と言われたときの爽快感!
テストで100点を褒められた子供のような気持ちになります。

●胃カメラからのマンモ、からの子宮内エコー

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胃カメラが終わってホッとしたのもつかの間、次の検査はマンモグラフィでした。
これもまた痛みが伴う検査です。
マンモで乳房を挟むとき、一旦止まるので「機械はこの辺で止まるんだな」と思っているとそこからさらにビックリするくらいまで挟んできます。フェイントです。
自分で予想する強さの倍挟む」と覚悟しておきましょう。
そしてそれが4回繰り返されます。覚悟しておきましょう。

ジンジンする胸をさすりながら「次は子宮内超音波取ります」と言われたときのヘナヘナ感。
いえ、経産婦ですから内診台に抵抗は全くありません。
しかしこの検査も、少なからぬ痛みがあるのです。涙でます。

●終われば爽快!

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痛苦しい検査を3連発で終わらせた後の検査は楽で楽で、天国のように感じました。
心電図なんか危うく寝てしまいそうになるほどリラックスしました。
しかも、どの看護師さんたちにも優しくしてもらったので、普段あまり優しくされる機会のないルーペちゃんはすごく癒やされました(泣)。
普段はやらない検査をした疲れと充実感と開放感でハイになり、鼻歌を歌いながら診療所を後にしたのでした。

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健診は誰のためでもない、自分のために受けるのです。

こんにちは、今日のつかみの話に、「世界三大『・・・へぇ』」のひとつ、「ケータイ新しくしたんだ〜」という話題を果敢に投入しようとしているルーペちゃんです。
みなさんもう口が「・・・へぇ」の形になってますよ。まだ何も言ってないですよ。
いや、今さらですけどケータイを新しくするって膨大な時間がかかるものだなーと思って。
長年使っていたiPhoneから初めてアンドロイドにしたので、データの移行やアプリのインストールなど、ひとつひとつ時間がかかるというのもあります。アンドロイドの使い方を覚える時間もかかります。
そもそも、どの通信会社がお得でどのケータイを選ぶべきか決めるまでの時間も含まれますし、契約にかかった2時間という時間も驚くべきものです。
昔は会社の昼休みにちょろっとショップに寄って5分10分でケータイを換えられたものですよ。
このケータイのために費やす時間のことを考えると、これは便利なのか不便なのか分からなくなります。

●人生に与えられた時間は短い

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ちょっと前、タイミングを同じくして芸能界から2人のがん患者のニュースが発せられました。
胆管癌のため54歳で亡くなった川島なお美さん。
乳がんのため右乳房を全摘した48歳の北斗晶さん。
お二人ともテレビでは元気はつらつな姿が印象的なので、骨が浮き出るほど痩せた川島さんの姿や、感情を抑えて淡々と病状のことを語った北斗さんの姿に衝撃を受けた視聴者は多かったことでしょう。

このニュースの後、がん検診を受ける人の数が急増したといいます。
我々のように医療に携わる者たちが言葉を尽くして「健診を受けましょう!」とどんなに呼びかけても、人の心に届かないことは残念ながらままあります。
しかしテレビで見慣れた人たちの病に倒れた姿が、どんな説得よりも雄弁にがんの恐ろしさを語っていました。
川島さんも北斗さんも、その狙いをもって、おそらく「あえて」公に姿を現したのだろうと思います。
(実際北斗さんは今後も病状について語り続けることや、傷跡を公開する予定であることを公言しています。)
私たちは彼女たちの勇気と思いやりに感謝し、今こそ病気と健康について考える機会を持つべきです。

●食べても太らない人はいる。タバコを吸っても長生きする人もいる。で、あなたもそう?

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今回の報道に関して「二人ともマメに健診を受けていたのにがんになった。だから健診は受けてもムダだ」という意見を何度かネットで見かけました。
どうしてそんな短絡的な考えが出てくるのか不思議です。
健診でがんが見つかるかどうかと、そのがんが完治するかどうかは別の話です。
ただひとつ確実に言えるのは、「早期で見つかったがんの治癒率は高く、遅くなればなるほど治癒率は下がる」ということ。
そして、がんをできるだけ早く発見するには年に一度以上の定期的な健診が不可欠です。
迷うことはありません。きわめてシンプルな話です。

●健診を受けると結果的に自分たちの利益になる

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がんは細胞から1センチの大きさになるまで約15年かかると言われています。
しかし1センチから2センチの大きさに成長するまでは1.5年〜2年弱しかかかりません。
年に一度の健診が必要、と言われるゆえんはここにあって、少なくとも1年に一度健診を受けていれば2センチの大きさになるまでに見つけることができるからです。
2センチ以下ならば早期がんとなりますので、治癒率も高いのです。

現在がん健診ではレントゲン検査が主流です。
レントゲンの場合、1センチ以下のがんは見つけることが困難です。
しかし医学の進歩によって、もっと精度の高い、もっと小さい細胞レベルのがんを発見できる方法が徐々に開発され始めています。
そういった最新の精度の高い検査方法を一般の健診に導入するためには多額の費用がかかります。
健診をたくさんの人が受けてくれれば、医療機関側の資金に余裕ができ、最新技術を導入することができます。

また、マメに健診を受けて大勢の人が早期がんで治療できるようになれば、医療費も大幅に削減でき健康保険組合の負担も軽くなります。
そうするとこれまで治療のために使っていた資金を健診のような予防医学にたくさん回すことができるでしょう。
何より、早期治療ができれば自分たちの身体的、心理的、金銭的負担が軽くなるのは言うまでもありません。

ドクタールーペ・マンモグラフィに関する過去記事一覧

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10月は乳がん早期発見啓発月間です。

こんにちは、明日から結婚以来初めてのひとり旅で京都に行くので浮き足立っているルーペちゃんです。
高校の同級生が京都に住んでいるので、彼女にフルアテンドしてもらうのです。
もう今、脳内ラジオでは「いい日旅立ち」がヘビーローテーションでかかっています。ああ?♪

●今年も10月がやってきた

これまで何度かこのブログでもお伝えしていますが、
10月は「乳がん早期発見啓発月間」です。

東京タワーやスカイツリーがピンク色のライトアップを行ったというニュースがときどきありますよね、と言えばああ、と思い当たる人も多いかもしれません。
私たちドクタールーペも読影を行う会社として、乳がん予防のことは声高にお伝えしていきたいと思います。

かかる人はものすごく多いのに、初期段階から検診で見つける確率が高く、ときに自分でも見つけられて、早く見つければ見つけるほど生存率は高い。そんながんは他にありません。自分次第で未来は変わるのです。

●とにかく検診を受けろと言われても

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時間がない、いつどこで受けたらいいか分からない、お金がない、行きたくない。。。
特に若い人が検診に行かない理由を見つけるのはたやすいことです。今現在健康に不安がないならなおのこと。
行く理由を簡単に見つけられるのは、よほど健康に意識が高い人か、近親者にがん患者がいる人でしょう。残念ながらほとんどの人にとって「がんは人ごと」なんです。

「宝くじに当たるかもしれない」と期待するのと同様に、「自分だけはがんにかからないだろう」という根拠の無い楽観的思考に支配されているためです。

●健康診断にくっつけるのが一番手間がない

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年が若く、自治体などの乳がん検診がまだ対象になっていない人にとっては、乳がん検診は確かにハードルが高いです。
年に一度であっても、乳がん検診だけのために病院予約して、仕事休み取って、病院に行って・・・と考えるだけでめんどくさい。
であるならば、「ついで」を作ればよいのです。

会社や自治体の健康診断のお知らせをもらったら、そのついでに乳がん検診を受けられるようすぐに手配してしまうのです。

まずは会社や自治体に「自費で乳がん検診を一緒に受けたい」と問い合わせてみましょう。もし手配してもらえなかったら、少し手間ですが健康診断を受ける病院に直接連絡し、「◯月◯日に◯◯の健康診断を受ける者ですが、一緒に乳がん検診を受けたいのですが」と言えば、一番よい方法を案内してくれるはずです。

●乳がんの育ち方

乳がんというのは成長の遅いがんです。たとえば40歳で1センチの大きさのしこりのがんが見つかったとして、そのがんができ始めたのは30歳の頃です。
ゼロから1センチになるまで10年かかるのに、1センチから2センチに成長するまでは1年半しかかかりません。早期発見が大事と叫ばれる理由がお分かりでしょう。

自己発見できる最低の大きさが1センチと言われていますが、マンモやエコーの画像診断では数ミリのがんも発見できます。

●若いうちはマンモよりも超音波の方がよく見える

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マンモマジ滅入る=MMM」とマンモグラフィにおそれを抱く人も多いのですが、検診では医師がその人にあった方法を考えますので、無理に勧められることはないので安心してください。

マンモ検査では乳腺とがんは白く、脂肪は黒く映ります。若い人は乳腺が発達していて脂肪が少ないので、マンモグラフィでは白く映ってがんを発見しづらいのです。
若いうちはむしろエコー(超音波)検査の方が異変を正確に見つけられます。MMMの方もエコーなら心配ありませんね。

●ドクタールーペ・マンモグラフィに関する過去記事リンク

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マンモグラフィー検診(4)それでも「恥ずかしイ」?

こんにちは、三色ナムルはいっそ全部一緒に作りたい、ルーペちゃんです。

正直地味なおかずですが、もやしと人参とほうれん草を別々に茹でて
別々に味付けする手間がかかるくせに、
最後はそれを一緒に盛ってグチャグチャにするという訳のわからなさ。

閑話休題、マンモグラフィ検診特集第四弾いってみよっ。
本日は「3イ」のうちの最後、「マンモ検診は恥ずかしイのか?」を検証します。

ぶっちゃけ、「慣れ」「自意識」の問題かな~、と言ったら
ここで終わってしまうのでもうちょっと真面目に考えましょう。

もう胸の検査で脱ぐくらいなーんとも思わなくなったデリカシーのない
ルーペちゃんに言われても説得力がないかもしれませんが、ただ、
これまでの経験で感じたことがあります。それは、

「たぶん男性の先生や技師さんたちの方が私たちより恥ずかしい」

ということです。
自分が逆の立場だったらと考えるとわかるはずです。
(日々男性の下半身を検査する仕事だったら、とかね。)

しかもほとんどの男性は女性より繊細で傷つきやすいことを思えば、
検査しながら「うへへへヽ(゚▽、゚)ノ 」なんて余裕のある先生や技師さんは
まず、いないんじゃないでしょうか。

でも仕事だし頑張らなきゃ。。。となった健気な先生や技師さんたちが取る行動ですが、
ルーペちゃんがこれまでの経験で分類したところでは、こんなパターンがありました。

・自分をロボ化する
・自分をキャラ化する
・女性に同化する

一切の感情を出さずに淡々と「ロボ化」する先生は産婦人科に多い気がします。
先生と患者さんの間にある壁はなくなりませんが、患者側にも
先生がこちらに踏み込んでこないという安心感はあります。

「自分をキャラ化する」「女性に同化する」のは技師さんに多い気がします。
「はーいこんにちは~今日はどうされましたぁ~?」のつかみから、
立板に水でしゃべり続け、こちらを情報の嵐に巻き込んで何も考えられなくするのです。
また、「女性に同化」の効用については「尾木ママ」の例をみれば明らかです。
女性の警戒心を解いて味方であることを示すには、同化以上の方法はありません。

いずれにしても「男性の先生や技師さんたちは苦労している」のデスヨ。
恥ずかしイのはむしろアチラなのですよ。
そう思えば、不思議と恥ずかしい気持ちが消えていきませんか?

ま、むこうは一日何百個もの胸を見ているのですから、
よっぽど印象に残るような美乳でない限り、モノと一緒ですよ。
それとも貴女は「よっぽどの美乳」だとの自信がおありですか?( ̄ー ̄)ニヤリ

それでもやっぱりぃ~という貴女の為にこっそりお教えします。
人間ドック検索サイトでは「女性医師・技師のいる病院」で検索できるメニューがありますよ。
「女性医師特集」などもあるのでご参考まで。

あ、今更の告知ですが、ドクタールーペはフェイスブックとツイッターも
やっとります。
皆様からの「これはどうなの?」「わかるわかる」みたいな
「ルーペちゃんがうれしくなる一言」をどちらかにお寄せいただけると
大変励みになります。
「いいね!」やリツイートなどもお気軽に。
ゆるふわなコミュニケーションをお待ちしております。

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マンモグラフィー検診(3)ホントに「痛イ」?

こんにちは、米はミネラルウォーターで炊き、カップ麺は浄水器の水で作るルーペちゃんです。

さて男性おいてけぼり企画(ついてきて~)、マンモグラフィ検診特集第3弾は、
「マンモ検診は痛イのか?」を検証します。

まずはどうやって検査するのかをご説明しますね。

これがマンモグラフィー用の検査機械です。

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挟む部分はこんな感じ。

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この灰色のテーブルの上に乳房を置くと、透明な板がググっと降りてきて
乳房をガッチリ挟みます。
そこをすかさずパシャっとX線で撮影するわけです。

私も検診未体験の頃はそれだけの認識でしたが、実際やってみると
「えっそうだったんだ!」と思うことがいくつかありました。

その1)縦方向と横方向、両方撮る

このマンモグラフィの機械の、挟むテーブル部分はぐるりと回転するようになっています。
上下で挟んで撮影すると「次は縦に撮影しますね」と言われ、
テーブルをくるっと回転させて左右から挟まれます(腕と並行ってことですね)。
カタチチ2回、両胸で4回挟まれるので、「まだやるの~」とウンザリしないために
その点は心の準備をしておいた方がいいと思います。

その2)わき肉も挟む

マンモって乳房だけをギューっと引っ張って挟むイメージがありますが、
実際は背中から肉を持ってきて脇も一緒に挟んで撮影します。
女性ならこの行為、どこかでやった覚えがあるのでは。
そう、「寄せて・上げて・ブラジャーに収納する」行為です。
脇にあるリンパにもがんがないか、一緒に撮影するためだそうです。

その3)痛い時間は実は短い

「ハイ撮りますね」ってなったときは痛みのピークです。
ですが、そこにたどり着くまでの間、
脇肉を挟んだり体勢を整えたりがほぼ全ての仕事で、
痛い時間は実はそんなに長くありません。一瞬です。

なので、ルーペちゃんが体験しての感想は
「痛いけど思ってたほどじゃない」でした。

ただ、個人差が大きいというのもよく言われることです。
その差というのは
・太っているか痩せているか
・若いか年をとっているか
・授乳経験があるかどうか

などによって違うのですが、その大きな要因は
「乳腺が発達しているかどうか」なんです。

若くて授乳経験がないと、おっぱいはパーンと張りがあって固いですよね。
それは乳腺が発達しているからで、そういうおっぱいの人には
マンモ検査は痛いです。

ルーペちゃんのように年をとっていて、授乳もしていると
乳腺はしぼんでおっぱいは脂肪だけになり(いわゆる「垂乳根」)、
しかもぜい肉もたくさんついているので、マンモ検査はあまり痛くないのです。
(全国のみなさん、わたくし最大限に自虐しています)

マンモ検査では乳腺とがんは白く、脂肪は黒く映ります。
乳腺が発達していると痛い上にがんを見つけにくいということになりますので、

・乳腺が張る生理前のマンモ検査を避ける
・乳腺が発達している20代のうちはエコーを利用する

など、お医者さんと相談しながら、上手にマンモ検査を受けるといいと思いますよ。

ルーペちゃんでした。