楽して痩せるは実りなし!グリコーゲンと水分の関係
こんにちは、痩せてから体重計に乗ろうと思って3週間ほど
夜だけ糖質オフダイエットを続けた後初めて体重計に乗ったら
見たことのない数値がはじき出されて、痩せてコレなのか、
効果が出なくてコレなのか判断できないルーペちゃんです。
この話をひとことでまとめると、「ダイエットは体重計に乗ってから始めよ」
ってことですかね。
あんなに白米やパンやパスタを我慢したのに、
まだまだこのけもの道は続くんですね。がおー。
自分や周囲のぽっちゃり友達を見ていると、「痩せたい」と常に言いつつ
そこに危機感がまったく感じられないのが共通点。
その態度はどうして生じるのか。
それは私や彼女らにこういう間違った認識があるからです。
「私はその気になったらいつでも痩せられる」
今すでに首まで沈んでるのに何をのんきな。
会社で言ったら明日にも不渡りを出す状況なのに、
10年前にヒットした商品がまた売れ出すことを期待しているようなものです。
若い頃は「1日にゆで卵1個とキャベツだけ」みたいな食事と、
2時間のジョギング&筋トレをする、という無茶なダイエットにより
3日で面白いように結果が出ました。
身体に不調をきたすこともありませんでした。
そういう記憶があるせいか「本気になったら見てろよ」という
気持ちがあることは否定できません。
ですが、そういう無茶な短期ダイエットが、そもそもの脂肪を減らす
という点では全く効果が無いことを私達は認識すべきです。
たしかに「3日で3キロ痩せた」などの体験談を持つ人は多く、
事実としてはそういうこともありえます。
が、そのとき身体の中で何が起こっているかというと、
単に3キロの水分が排出されただけなのです。
人間は食べなくてもしばらく生きていられるように脂肪を蓄えます。
ただ、脂肪をエネルギー源にするには一旦糖に変えなければならず、
それには手間と時間がかかるので、すぐ使えるエネルギー源である
グリコーゲンとして筋肉と肝臓に蓄えています。
よく例えとして用いられるのが、
脂肪=定期預金、グリコーゲン=普通預金というもの。
食事をほとんど摂らないで激しい運動をすると、身体はまず
グリコーゲンでエネルギーをまかないます。
そのグリコーゲンは体内で水を大量に必要とするものなので、
グリコーゲンがなくなると、一緒に蓄えていた水が不要になって
外に出ていきます。
それがだいたい3キロほどあるんだそうです。
もちろんグリコーゲンの量が正常に戻れば3キロ分の水も戻ります。
急激なダイエットでは脂肪を減らせない、ということが
お分かりいただけたでしょうか。
OKwaveやYahoo!知恵袋などの知識共有サービスを見ると
「週◯時間走って食事も節制しているのに今以上体脂肪が減りません」
などという極めてストイックな人たちの真面目な悩みがたくさん
見つかります。
私の生活をこの人達に見られたら。。。( iДi)コワー!
一番変えなければならないのは体型ではなく、
「楽して痩せよう」と考える自分の考え方なのかも。
参考文献 「乳酸」八田秀雄 著 講談社サイエンティフィク