こんにちは、ルーペちゃんです。
今週末は参議院議員選挙です。
「入れたい人いないし〜」と言って投票しないでいると、存在しない人にされちゃいますよ。
存在しない人、黙っている人のことは誰も考えてくれません。
若い世代が参加することに、意義があるのです。
「私、ここにいます!」という気持ちで必ず投票に行きましょう。
その日ルーペちゃんは遠出の予定があるので、ずいぶん前に不在者投票済ませました!
●YOU、おつかれさま
今週はジャニーズ事務所代表のジャニー喜多川氏死去のニュースが注目を集めました。
この人がいなければ日本のエンタメ界は今と相当違うものになっていたであろうと、氏の功績を改めて評価する報道が多いようです。
もちろん、私は氏の人となりは知るよしもありませんが、報道から垣間見えたのは「所属タレントの人生を背負う覚悟を持った人」であったこと。
一旦”うちの子”としたからには、とことん面倒を見て、とことん引っ張っていく。
手間も時間も惜しまないタレントプロモーションゆえに、タレントと深い信頼関係で結ばれていたのだと推察する一方で、同時期に話題になっていた、6000人を抱える芸能事務所タレントの不祥事の件とつい比較してしまいました。
そして、葬儀も社内の人間のみで行われました。
こういう場合普通「社葬」と言いますが、タレントたちを自分の子供に見立て、あえて「家族葬」と称したことも、「自分たちの絆は普通の事務所とタレントの関係とは違うんだ」という彼らの主張を感じます。
公表された集合写真に映るのは、着慣れない喪服を着た笑顔のタレントたち。
若い人が多いので、人生で初めての葬儀参列だったという人もいたかもしれませんね。
今日は今一度葬儀のしきたりやマナーを一緒に確認してみましょう。
●一番大事なのは寄り添う気持ち
洋服がどうとか香典がどうとか、細かいことを気にするよりもまず、駆けつける際に持っていきたいのは
「遺族に寄り添う気持ち」です。
私見ですが、葬儀というものは、遺族が気持ちに整理をつけてこれからの生活を歩んでいくためのものだと思っています。
亡くなった人のためのものではないと思っています。
遺族は「故人には十分なことをして送り出した、思い残すことはない」と考えているひとは皆無でしょう。
どんなに手を尽くしても、まだなにかしてあげられたのではないか、もっとこうしてあげればよかった、という気持ちが多かれ少なかれあるものです。
亡くなった人にはもう何もしてあげることはできないけど、私も一緒に悲しんでます、と悲しみを共有することで遺族の悲しみを和らげることができます。
ジャニー氏の葬儀の際、タレントのファンの一部が、貸切バスで葬儀会場周辺に行こうと参加者を募集したことが大きな非難を浴びていました。
仮にその人たちがどんなに地味で目立たない完璧な喪服を着ていたとしても、お経をそらんじていたとしても、意味はありませんよね。
そこに、故人を悼み家族を思いやる気持ちがないからです。
(たまにいる、葬儀会場のロビーで大きな声で談笑している人たちなども同じですね)
細かいしきたりやマナーを気にする前に、自分にはその”気持ち”があるかどうかを確認しましょう。
●服装
最近は特に”忙しい仕事の合間を縫って”参列するため、いわゆる「平服」での参列も多いですね。
ただその場合でも、最低限のマナーは知っておきたいものです。
・光る素材や綿などのカジュアルな素材は避ける
・殺生を禁じる仏教の教えにより、革など生き物が素材のものは避ける(バッグも)
・アクセサリーは真珠のみOK
・男性は靴下の色を忘れがちなので注意(黒いものに履き替えて)
●香典
まず気になる金額ですが、故人との関係性や地域性によってまちまちです。
一緒に参列する周りの人と合わせるか、もしくは連名で用意するのが間違いないでしょう。
全然知らない街でひとりきりで参列するという過酷な状況の場合は、葬儀場に電話してこっそり相場を聞けば教えてくれるはず。
ただ、それくらいの関係性であれば5000円くらいが妥当じゃない?というのがルーペちゃんの感覚。
香典袋を買ったら中にご霊前やご仏前やお香典や、さまざまな表書きの紙が入っていて迷ったことはありませんか。
仏教では、さまよっていた霊が成仏するのが49日目と考えられているので、49日までは「御霊前」、49日法要からは「御仏前」を使います。
相手の宗教が分からない場合や、お別れの会、無宗教の式の場合でもほぼ「御霊前」で大丈夫。
●念珠(数珠)
もともとは念仏を何回唱えたか数えるための道具です。
宗派によって種類が違うそうですが、自分の持っているものを持参して構いません。
合掌するときは両手にかけて、それ以外のときは左手で、房が下になるように持ちます。
●ふくさ
特に男性がやりがちなのが、香典袋を裸のままで内ポケットから取り出すこと。
一般に失礼なこととされているので、ふくさに包んでいきましょう。
ふくさは封筒型のものが取り扱いが楽です。
1,000円くらいから手に入りますので、持っていなかったらこの機会に揃えておきたいもの。
風呂敷型の伝統的なふくさは、包み方に決まりがある上にすぐ包みが崩れるのであまりおすすめしませんが、どうしても使いたいというなら。
慶弔で包み方が違います。
金封を中心に置くまでは一緒ですが、弔事の場合は右→下→上→左の順に包みます。
名前入りのふくさの場合は名前入りのベロが最後になるように。
※ちなみに慶事の場合は左→上→下→右の順。
●ないにこしたことはないが
弔事はなければないに越したことはありませんが、避けて通れないのもまた真実。
いつかは使うものなので、いざというときに慌てないように、必要なものは平時に準備しておきましょう。
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