市場で買い物&市場メシ(千葉版)
こんにちは、夏休み終了のカウントダウンを↓↓↓な気持ちで聞いている娘と裏腹に、↑↑↑な気持ちで聞いているルーペちゃんです。
毎年書いているような気がしますが、全国のお母さんたち、あとちょっとですよ!頑張りましょう。
●市場大好き
以前こんな記事を書いたように、ルーペちゃんは市場で買い物するのが大好き。
いえ、たぶんちまたの多くの人々は市場が好きなはず。
あの活気、鮮度、種類の多さ、お得感。
つい要らないものや多すぎる量を買ってしまうあの高揚感。
いまや買い物には物語を伴わなければ物が売れない時代、その点からも「市場で買ったどこそこの何々」は買った瞬間から消費し終わった後まで、私たちの心を満たすのに十分なストーリーを提供してくれます。
その「市場」の頂点に君臨するのが「築地」であることは疑う余地もありませんが、東京23区以外の人にとっては気軽な場所ではありません。
ですが、地元に目を向けてみると、わりとすぐ近くにあの高揚感を味わえる市場があったのです。
ルーペちゃんも幕張に来て3年、つい先日気づきました。
車で10分の距離に気軽に出かけられる市場があったことに。
●ルーペちゃんの地元の市場・千葉市地方卸売市場
鯛が目印(でも鯛は千葉ではあまりポピュラーではない。。。むしろ鰯か鯵)
千葉市美浜区の高浜というところに、「千葉市地方卸売市場」があります。
東京湾がスカッと目の前に広がる、景色の良い所です。
「千葉市中央卸売市場」として昭和36年7月に全国で18番目に開場し、昭和54年に現在の場所に移転。
長らく千葉市や近隣都市の食生活を支えてきましたが、卸売市場経由率の低下や取扱数量の減少により、「中央卸売市場」の条件をみたすことが難しくなり、平成26年4月に「地方卸売市場」へ転換しました。
中央卸売市場は農林水産省管轄、地方卸売市場は都道府県管轄、という違いがあり、中央の方が規制が厳しく、地方の方が自由度は高くなります。
その分中央と名のれることによる信用度が高く、それはその市場の集荷力の高さに反映されます。
なので、地方卸売市場はその自由度を生かして知名度や集客力を上げ、集荷力につなげていく努力が必要となります。
●市民感謝デーとそれ以外の日の利用方法
知名度・集客力を上げる活動のひとつとして、千葉地方卸売市場では月に2回、「市民感謝デー」を開催しています。
毎月第2・第4土曜日、午前8時から正午(水産棟は午前10時30分)まで、一般の方も普段は立ち入れない水産棟(築地で言うところの場内)で買い物をすることができます。
雰囲気は築地のコンパクト版といったところ。
ビショビショに濡れた地面をターレーがブンブン走り回る、あの市場独特の光景です。
貝専門店、海老専門店、マグロ専門店など市場らしいお店が並びます。
貝専門店ではあさりをサイズ別に買うことができるのも、市場ならでは。
マグロ専門店でお店の人とアレがいいコレがいいとやりとりしながらサクを選ぶのも市場の楽しさ。
鰻専門店では大勢の人が分業で鰻をさばいて串に刺し、焼きまくって、お客さんの注目を集めていました。
目にも留まらぬ速さで鰻をさばく職人さん。
その場で焼かれた鰻は大人気で、並ぶそばから飛ぶようになくなります。
関連棟と呼ばれる黄色い建物は、築地で言うところの場外にあたり、市民感謝デー以外でも開場日の午前10時から利用可能。
入場時は、ゲートにて一時停止し、臨時入場許可証をもらって入ります。帰るときは同じ場所で返却します。
肉屋さん八百屋さん乾物屋さんなど様々なお店が並んでいて、卸売価格で買い物ができます。
私のお気に入りはお茶と海苔を扱うお店。
商売上手で商品の説明を立板に水の勢いでまくしたてます。
つい勢いに乗せられて買いすぎてしまうのが難点でしょうか。
●市場メシを楽しむ【長谷川食堂】
市場での楽しみといえば買い物と食べ歩き。
こちらのお店も市場らしい豪快なメニューを激安価格で提供してくれます。
千葉地方卸売市場でいつも行列の店といえば、長谷川食堂。
しらす丼に海鮮丼にラーメンに冷やし中華。このカオスな感じがたまらない。
看板からも元は純粋な中華料理店だったことが伺えますが、おそらく海鮮モノを出し始めたらそれが評判になってしまったのでしょう。
私がいつも頼むのは「鉄火丼」890円。
どうですこのボリューム!
大トロ中トロ赤身アゴ肉など各種部位がこれでもかと乗っかっています。
一枚一枚がものすごく分厚くて頬張ると口いっぱいになってしまいます。
ご飯も結構な量なので、いつも娘とシェアしていますがそれでも十分です。
こちらは「おすすめ海鮮丼」1080円。
同じ値段で限定20食のびっくり海鮮丼というものがあるのですが、食べられたことがありません。
メニュー写真で見ると限定にはウニやカニが入っている模様。
「しらす丼(生&茹で)」890円は千葉では手に入りにくい貴重な生しらすが食べられます。
腰越(湘南のシラス漁で有名な場所)まで行かなくてもここで十分!
近隣の会社のサラリーマンたちもよく食べに来るのでいつも並んでいますが、回転が早いので平日ならだいたい15分以内には座れます。
●市場メシを楽しむ【モーニング】
こちらは懐かしい昭和の薫り漂う喫茶店「モーニング」。
チェーンの真新しいお店ばかり並ぶ千葉の埋立地では、こういう雰囲気を味わえるところはありません。
おそらく常連さんにとっては貴重な憩いの場なので、雰囲気を壊さないよう遠慮しつつ利用しています。
「ヒレカツサンド」550円。
値段が安いので全然期待していなかったのですが、コレ1000円取ってもいいよ!というクオリティで驚きました。
揚げたてやわらかサックサクのカツと軽くトーストした食パンを酸っぱめのデミグラスソースが見事にまとめていてまさに「洋食屋さんのかつサンド」です。
思い出すと食べたくなるなぁ。
付け合せがマカロニサラダってとこも悶絶ポイント。
「やわらか卵のオムライス」800円。
娘はこちらのオムライスを食べました。
市場めしの例に漏れず、結構なボリュームでしたがひとりで完食。
好みのうるさい娘が完食するのですからよっぽどです。
●働く人が優先
市場のビジネスは時間が勝負、急いでいる人が多いので車やターレーにはくれぐれもお気をつけて。
買い物中は通路をふさいで歩かないようにしましょう。
ビジネスの場におじゃまさせて頂いているので。
また、飲食店はほとんど分煙されていませんが、「おじゃまさせていただいている」ので、色々と自衛するしかありません。あしからず。
参考:「中央卸売市場と地方卸売市場の主な相違点及びメリット・デメリット」
>>>レントゲン読影サービス Dr.LOUPE<<<