築地で大祓の茅の輪をくぐる
涙の数だけ強くなれそうな気がする、そんな朝。
こんにちは、アスファルトに咲く花のようになりたいルーペちゃんです。
●築地で茅の輪くぐり
Cちゃんといえば、以前京都をこれでもかと丁寧にアテンドしてくれた私の高校の同級生。
もう5年前になるのですね。また行きたいなあ。
そうだ、京都行ったんだった(食べ物編・その1)
そうだ、京都行ったんだった(食べ物篇・その2)
そうだ、京都行ったんだった(観光篇)
そうだ、京都行ったんだった(グッズ篇)
そのCちゃんも、数年前に東京に戻ってきました。
今日は久しぶりにランチの約束です。
広い知識と綿密な調査で完璧なアテンドをするCちゃんなので、会うときはいつもおまかせという名の丸投げ。
どんな提案をしてくれるかしらと思っていたら、こんな返事が。
「できたらランチの前か後に茅の輪くぐりをしたい」
「ランチ」と「茅の輪くぐり」のコラボを提案してくるとは。
なんと高い精神性。なんと深いたしなみ。
もちろん乗っかります。
東京駅近くで茅の輪くぐりができて美味しいランチが食べられるところ、という条件を満たす築地に向かうことにしました。
●茅の輪くぐりとは
一般に「茅の輪くぐり」を主な行事として知られる「大祓」(おおはらえ/おおはらい)。
もともとは万民の罪・けがれをはらい清めるため、六月・十二月の末日に宮中や神社で行う除災行事でした。
新年を迎える前に1年の穢れを祓うのと同様、1年の半分を過ごした6月にもまた半年の穢れを祓う必要があるそうです。
6月のものは「夏越の祓」「名越の祓」「夏祓」「夏越神事」「六月祓」、12月のものを「年越の祓」と呼びます。
「茅の輪くぐり」では、こんなことをします。
参道の鳥居や笹の葉を建てて注連縄を張った結界内に茅で編んだ直径数 m ほどの輪を建て、ここを氏子が正面から最初に左回り、次に右回りと 8 字を描いて計3回くぐることで、半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願うという儀式である。かつては茅の輪の小さいものを腰につけたり首にかけたりしたとされる。(ウィキペディアより)
文字で読むと複雑で難しそうと思いますが、実際ほとんどの神社では、作法を分かりやすく図解し掲示しているのでそれを見れば大丈夫です。
東京の神社だとたいてい自分の先にやっている人がいますから、それをお手本に!
●波除神社
築地場外のはしっこにある波除神社。
江戸時代、埋め立て事業に難航していたところ、流れ着いた稲荷大神の御神体を祀って社殿を作ってみたら工事があっという間に完了した、という由来を持つ神社です。
こちらが築地の波除神社の茅の輪。
上に垂れ下がって見えるのはご神木のしだれ銀杏。
Cちゃんは京都に住んでいる間は半年ごとに必ず茅の輪くぐりをしていたそうで、「やらないと気持ち悪くなっちゃって」とのこと。
ぐるぐると神妙にくぐって半年の穢を払っていただき、来るべき夏を無事に乗り越えられるようお祈りしました。
●食べ物にまつわる石碑の数々
波除神社には、さすが築地の神社だけあって、食べ物を祀る石碑がずらっと並んでいます。
鮮魚系では、活魚、鮟鱇、海老、すし。
見て納得の玉子塚。
吉野家の碑。
創業の地である築地への感謝の思いを後世に伝えるため吉野家によって平成28年建立。
食べ物、すなわち命を扱う仕事を生業としてきた築地の人々の、素材への敬意が伝わります。
●築地は相変わらず元気でした
移転してから初めて築地を訪れましたが、以前と変わらぬ、もしかしてさらに大きな賑わいを見せている築地にほっとしました。
歩いているだけでこんなに気分が高揚する街はほかにありません。
今の築地を象徴するようなものを波除神社で発見しました。
5ヶ国語対応のおみくじ。
商売熱心でしたたかな築地の人々。これからも頑張ってください!
最後に、関連会社の「築地果汁創作所」は波除神社から歩いて1分。
ぜひお立ち寄りください。
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