根岸通信【21】「満寿多」改め「cafe&kitchen ayacoya」
こんにちは、ルーペちゃんです。
入谷駅から事務所までの通勤路途中に、とてもとても歴史を重ねてきた木造アパートがあり、そこを眺めるのがひそかな楽しみだったのですが、とうとう取り壊しが決まってしまいました。
木のベランダ、というか欄干?を下から支える柱が頼りなくてもうたまらない。
夏の夕暮れにステテコ姿のお父さんがうちわを片手に身を乗り出して、通りがかった近所の人と世間話に興じている様子が目に浮かびます。
側にあるはずの蚊取り線香の香りまで漂ってくるようです。
昭和は遠くなりにけり。。。
●リニューアル後の満寿多さんに行ってきた
比較的古い建物が残っているはずのこの辺りでも、徐々に消えていくものも増えています。
しかし、新しい世代が受け継いで生気を吹き込み、現役で活躍している建物もあります。
たとえば、我々の中でかつてないリピート率を誇る、ご近所の古民家カフェ、満寿多さん。
9月から「cafe&kitchen ayacoya」としてリニューアルオープンするそうだとこのブログでもお伝えしました。
リニューアル後どう変わったのか、早速お邪魔してきました。
事務所からてくてく徒歩1分、交通至便。
やはりこの辺りは猫が似合います。
よく慣れている猫が多く、写真撮影にも気軽に応じてくれます。
外観でまず目についたのは、新しい看板がついたこと。
店内にある、この印象的な飾り窓のモチーフをシンボルマークに採用したんですね。
●満寿多のデカ盛りは健在
私達の中で合言葉にしていたのが「満寿多さんのランチは気を抜くな!」。
というのも女性が切り盛りするお店には珍しく、盛りが大きいのです。
よくお願いする「バインミーのランチプレート」は、決して小さくない焼き立ての手作りパン(めちゃくちゃうまい!)のバインミーサンドに、小盛りのカレーやハヤシライス、ミートソースが選べ、サラダにスープがつくという、かなりのガッツリメニュー。
リニューアル後も健在です。
新しい看板メニューは”ayacoyaプレート”という玄米ごはんのプレート。
この日は目玉焼きのっけハンバーグでした。
山盛りサラダと、豚汁、ザーサイ冷奴がついて900円。
・・・ゲフッ、やっぱり満腹だ。
量も多いけれど、何より食材の豊富さが嬉しい。
サラダの他に、ほうれん草ソテーやポテトサラダ、ぬか漬けまでついてます。
たぶん私くらいの基礎代謝量だったら、これ1食で1日分の栄養が十分摂れると思います。
また、一人暮らしで栄養に偏りがある自覚のある人はぜひ毎日通ってほしい。
社長はだいたいいつもカレーかハヤシです。
カフェのプレートを喜ぶのは女性が多いですもんね。。。
この日はオムハヤシを食べてました。
社長がこういうササッと食べられるメニューだと、我々が食べ終わるまでかなりタイムラグがあるので困るんですよね〜。
バインミーランチのペコちゃんなど、パンを食べるのに時間がかかるので大変でした。
●どなたにもおすすめできます
お客さんは常連さんが多いようですが、とてもフレンドリーな接客なので初めての方がいてもわからないです。
オーナーさんのご両親もお店に出ていらっしゃるので、若者からシニアまで全世代が守備範囲。
どなたでも安心して訪れることができます。
話上手なお父さんの「この辺の昔話」は一聴の価値ありです。
この日はスコーンをお土産に買って帰り、翌朝食べました。
こちらは料理だけでなく、焼き菓子も非常にレベルが高いです。
以前「私の理想のプリン」と言い切ったこちらのプリン、また食べたいのですがタイミングが悪くてあまり巡り会わなくて寂しい。。
ほんとにここは何から何まで美味しいので、自信を持って人におすすめできます。
ワタシ的にはぜひ「外国人のお友達が来日したとき」に連れて行きたいと思うのですが、残念ながら外国人のお友達がいないので、みなさんはやってみてください。
日本の都会に残る古民家での美味しい食事(しかもリーズナブル)、喜ばれること間違いなしです。
Cafe&kitchen ayacoya
東京都 台東区根岸4-1-18
月〜金 11:30-14:00, 14:00-16:00, 17:30-21:00
土(隔週)11:30-14:00, 14:00-17:00