Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

そうだ、京都行ったんだった(食べ物編・その1)

こんにちは、毎日私の目覚ましの音で隣家の人も目が覚めているような気がする(そして少し怒っているような気がする)ルーペちゃんです。
隣の家は我が家と反転の間取りなので、寝室が隣り合っているんです。リタイアされた老夫婦がお住まいなので朝はゆっくり寝たいでしょうけれども、働き盛りのルーペちゃんちは夜遅く朝早いので色々ご迷惑をおかけしています。

さて先週ルーペちゃんは観光シーズンピーク直前の京都に遊びに行ってきました。
ルーペちゃんの友人夫婦を訪ねて一泊二日の短い旅でしたが、ホスピタリティあふれる友人夫婦のおかげで、面白い場所にたくさん連れて行ってもらいました。
やっぱり京都ってすごいですね、いまさらだけど。さすが観光魅力都市世界一、見るもの聞くもの食べるもの買うもの、全部面白かった~。
本日はそんなルーペちゃんが京都で食べたものを一挙にどーんとご紹介します!
(今日は長くなるので今のうちにお手洗いへ!)

日の出うどんのカレーうどん

突然ですが、よしながふみさんの「きのう何食べた?」というマンガが好きなんです。ゲイの中年カップルの食生活を中心に、淡々とした日常を描くマンガです。ただそこは「大奥」のよしながふみ、人生のペーソスやら親と子の葛藤やらマイノリティの生きづらさやら、毎回こちらがハッとするテーマを絡めてきます。
8巻でその二人が京都旅行に行くのですが、そこで食べていたカレーうどんがあまりにも美味しそうだったので、友人に「ここ連れてって!」とおねだりしました。

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南禅寺近くの静かな住宅街の一角。午前11時頃到着すると、すでに15人ほどの行列。ただ、席はそこそこあるので回転は早いです。20分足らずで案内されました。
有名人のサイン(地井さーん!)や写真がいくつか。そして本棚には「きのう何食べた?8巻」がきちんと収められてありました。

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あげきざみカレーうどん850円

元々の出汁が京風なせいか、かえしの効いた関東風とは違う塩味っぽいカレーうどん。麺はさぬきほど固くなく九州ほど柔らかくなく、ほにょりとした食感はお餅に近いか。それにしても京都のおあげの美味しさといったら。これだけをつまみにして呑みたい。

ラ・ヴァチュールのタルトタタン

こちらも私リクエスト。NHK「グレーテルのかまど」で紹介された喫茶店です。

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鍋からはみ出るくらいのりんごが半分以下のかさになり、ギッチリ隙間なく美しく並べられたりんごがてかてかと黒光りするまで煮詰めたタルトタタン。番組で観たときのインパクトが忘れられません。

フランスのタルトタタン愛好会から勲章をもらうほど長年タルトタタンを作ってきたオーナーのゆりさんは、2012年の放送時には94歳、そして今年の2月に惜しまれつつ亡くなられました。

ゆりさんがいつも座っていた席にはお写真が飾られていたので手を合わせつつ席へ。ゆりさんの味を継いだお孫さんの作るタルトタタンをいただきます。

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暑い日だったので、ケーキもソースも冷たいままで。

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ケーキセット1000円

りんごもパイも甘さ控えめで、素材の味を素直に味わえるようになっています。いつまでもいつまでも食べていたい、食べ終わるのが寂しくなるような、タルトタタンでした。

15時過ぎには行列ができ、タルトタタンも売り切れていました。間に合ってよかった。

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露湖の会席

「一回は京都っぽいところで京都っぽいものが食べたい」というリクエストに友人が用意してくれたのがこちら。

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京都ならではの間口の狭い入り口から路地に入って行くと、高瀬川沿いの古い京町家を改装したお料理屋さん。季節には川床でお料理を食べることができます。

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ぎりぎりまで照明を落とした落ち着いた雰囲気の中で供されるのは、華美ではないながらも丁寧な仕事が伝わるシンプルな京料理の数々。

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露湖会席5500円

友人の通う料理教室の先生(バリバリの老舗の娘さん)いわく「少なくとも三代前から京都に住んでいる人が作らないと京料理とは言えない」とのことです。守るべきところは守り、開くところは開く、というやり方できた京都の人らしい発言だと思いました。

この雰囲気と質量とも十分なお料理なのに、大変リーズナブルです。京都で会席、というと身構えてしまいますが、心からリラックスして楽しめました。
ちなみに京都には「乾杯は日本酒で条例」というものがあるので(マジ)、私たちも乾杯は、俳優佐々木蔵之介さんのご実家「佐々木酒造」の「聚楽」で行いました。

やっぱり長すぎるので、前後編にします。
続きは後編で。

→そうだ、京都行ったんだった(食べ物編・その2)

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