Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

根岸通信【25】CHILI PUNCH(チリパンチ)

こんにちは、ルーペちゃんです。
夏越の大祓で小野照﨑神社の山開きに行ったのがもう1年前になるんですね。
コロナ収束を願った1年前からちょっとずつ事態は良くなっている・・・と思いたい・・・。

事務所のある鶯谷・根岸周辺では、ここにきて非常に動きが活発です。これまでついぞ見なかったような、若いセンスのおしゃれな飲食店が大変な勢いで増えてきています。コロナに負けずに果敢にチャレンジする方々には心から感謝しますし、いろんな形で応援したい。街に今まで以上の活気が出てくることを祈っています。

私はリモートワークが基本で今のところ週に1日程度の出勤。ランチの回数も月に数えるほどですが、その少ない回数をほぼこちらのテイクアウトで埋めています。

チリパンチ

チリビーンズと玄米とチーズのお弁当です。(上:店名のついたチリパンチ680円)

豆と牛肉、玉ねぎ、トマトをちょっとピリッとするスパイスで煮込んであるチリビーンズはトルティーヤやタコスと合わせてよく食べられますが、こちらのお店ではもっちもちに炊かれた玄米ご飯と合わせてカレーのようにしていただきます。

(私の年齢だと、なんといってもウェンディーズのチリポテトが懐かしい。昔のチリポテトはまるごとのじゃが芋にチリビーンズがかかっていましたね。知ってる?!)

それにしてもチリパンチさんのチリビーンズは、塩気といい、辛みといい、量といい、私のハートにジャストフィット。まさに「こんなランチが食べたかったの!」というお弁当。

最近(歳のせいか)外で食べるランチの量がどこも多すぎる&塩気が強すぎるのに閉口気味。もう家からお弁当を持ってくるのが一番気楽だと思ってあきらめていましたが、チリパンチさんができてからは温かくてちょうどいい量のおいしいランチが食べられるという幸せ。

日替わりで美味しそうなスープもありますが、食べ切れる自信がないのでいつもチリパンチだけ。逆にスープだけにしたら痩せるのに・・・。

チリパンチにはクッキーがついてきます。これがまた美味しい!ザクザク、ではなくねっとりしたいわゆるアメリカンクッキーです。甘すぎなくて食後にぴったり。

暑い日に頼んだのはベリースムージー。大きなミキサーでドンガラガッシャンと作ってくれます。ベリーの酸っぱさそのままの爽やかな味です。

この場所、もともとどんなお店だったかな〜と思い出そうとするも、なくなってしまうと記憶の彼方。ご店主に伺ったところ、酒屋さんがあったそうです。ご店主はもともと鶯谷にお住まい。柔らかい雰囲気で気さくで品のある、私と同年代くらいの女性です。

「もともと食べること作ることが大好きで、ずっと料理にはこだわりがありました。勤め人をしながら『人が集まる場所を作りたい』と漠然と考えていたところに、この道を通りかかったら貸店舗と出ていて、えいやっと決めてしまいました。」とのこと。

(上:屋根裏から出てきたという酒屋さんの手桶を大事に飾っています)

今はテイクアウトオンリーのお店ですが、通りかかるといつも誰かしらがお店でご店主と楽しそうに談笑しているのを見かけます。イートインできるようになったら喜ぶ人が多いでしょうね。ぜひ末永く根岸に根付くお店でいてくださるよう。

チリパンチ
台東区根岸3-14-6
火-金 11:30-18:30 土祝 9:00-16:00
日月 休


根岸通信【24】まもなく閉店!「割烹さいとう」

こんにちは、ルーペちゃんです。

オノテルさん(小野照崎神社)の銀杏が見事に色づいてきました。

とうとう半期に一度の更新になってきたこちらのブログですが、見逃せない事件が起こったので久々に書いてみました。

●「入谷の奇跡」

(山手線で一番乗降客が少ない)鶯谷駅を擁する入谷界隈というのは、そんなに人が押し寄せる土地ではないので、まあ飲食店もボチボチでんがなという感じで営業しているところが多く、それがこの辺の常識。

しかしそれを覆す、押すな押すなと人が集まる飲食店が実はいくつかあったりして、それを街の人々は「入谷の奇跡」と呼んでいるとかいないとか。(ふわっとさせるな!)

そんな「入谷の奇跡」のひとつが、入谷駅前にある「割烹さいとう」さん。

魚屋さんが経営する海鮮丼がメインのお店で、リーズナブルな値段で大盛りの海鮮丼が食べられるので、さいとう前の行列が見慣れた街の景色でもありました。

そんなとき、コロナ発生。行列しなくなったなーと思ってしばらくしてから、突然の閉店宣言がなされたのです。

入谷の街に激震が走りました。

実を言うと、オフィスワーカーとしてはランチに行列するのも難しいので訪問したことはなかったのですが、それでも見慣れたお店がなくなるのは寂しい。入谷で一番と言っていい有名店でしたから。

●お持ち帰りができる!

閉店が発表されてからまた行列が復活してきたのでとうとう食べる機会はないかと思っていたのですが、いやお持ち帰りができるやん!(お隣の魚屋さんで)

値段忘れちゃったけど、たしか1,100円くらいでした。中で食べるのとそんなに変わらないですね。

折り詰めが2つ。ひとつはモリモリのお刺身たち。いやーこれ二人前はあるよ。しかも分厚くない?新鮮ピッカピカに光っております。

で、謎なんですがお寿司が二貫ある。海鮮丼なのに。

ご飯はこんな感じ。「半分にしてください」と言ったので、通常はこれの二倍入っているはずです。いや多いな。

お味は見たままです。そりゃ美味しいですって。こんな美味しいものを安い値段で長い間出してくれてありがとうございますという気持ちです。印象に残ったのはねぎとろ。「マグロの骨からほじくって作りました」感が伝わる、手造りのねぎとろ。貴重でした。

お持ち帰りは朝からやっているので、並ばずにさいとうさんの海鮮丼をゲットできます。閉店前に一度味わってみてはいかがでしょうか。

割烹さいとう
東京都台東区下谷2-9-7

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夏越の大祓と富士塚登山2020@小野照﨑神社


こんにちは、お忘れかもしれませんがルーペちゃんです。お知らせ以外の投稿はなんと4月ぶりという。毎日会社に通っている分ネタは豊富にあるのですが、今度は書く時間がなくて。関連会社でやっている「築地果汁創作所ブログ」は頻繁に更新しているので、よかったらそちらもご覧ください。

●今年前半の色々を祓い清める

本当に大変な上半期でした。まだ過去形じゃないし、本当の大変はこれから来るのかもしれませんけど、とりあえず上半期終わったよと一息ついて、ようがんばったなと自分を褒め、周りを褒めましょう。これ以上悪いことが起こりませんようにと会社の近所にある小野照崎神社の大祓に行ってきました。

小野照崎神社とは平安時代の歌人で「日本の白楽天」と呼ばれた天才「小野篁」を祀る神社。学業・芸事にご利益がある神社だそうで、コロナ前はご朱印をいただく人が毎日たくさん並んでいました。

こちらは富士塚が残っている神社で、年に一度、大祓の時期にだけ「お山開き」として登らせていただけます。富士塚とは江戸時代に盛んだった「富士講」という信仰登山グループによって作られた「ミニ富士山」のこと。富士山信仰がブームだった江戸時代には富士塚がいくつも作られました。この会社に勤めて以来ずっと登ってみたいなあと思い続けて早数年。重い鉄の扉が開かれるときにようやく立ち会うことができました。

●富士塚登山


まずは茅の輪をくぐって上半期の穢れを落としていただきます。茅の輪について詳しくは去年のブログ「築地で大祓の茅の輪をくぐる」をご覧ください。※築地果汁創作所の築地店舗は今年の5月に閉店しました


普段は閉まっている観音扉がパッカーンと開いています。近所のayacoyaの若おかみの話では「私らが子供の頃はいつでも登れたからよくあそこで遊んでましたよー」とのこと。なぜ今は開放しなくなったのか、その理由らしきものはのちほどわかります。ちなみに若おかみはこの神社のことを、地元ならではなのか「あー、オノテルはねー」とまるでどこかのミュージシャンの話をしているように呼ぶのでした。

そしていよいよ富士塚登山です。青年会のメンバーが案内に立ってくれています。傘を差すか差さないかの微妙な霧雨の中、パラパラとまばらに富士塚登山に向かう人。この程度の小山だし、山っていうか塚だし、田舎育ちなめんじゃないわよと革靴(しかもローファー)で登り始めました。

すぐに激しく後悔したのです。岩はむしろ自然の厳しさを教えるくらいの勢いでわざと険しく置いてあるような気がするし、普段人が通らないので苔むして非常に滑ります。そして小さい塚は小さいだけあって、標高差がすごいのです。

登り始める前は「世の中が早く平和に落ち着きますように」と崇高なことを祈っていたくせに、今は「革靴に傷がつきませんように」とばかり考えています。ちいさっ・・・。そして登頂。当然ですがこれといった眺めはありません。自分なりに小さく満足して下山です。


さらにツルツルが増す登山道の尖った岩の上をローファーで下ります。予想もしていなかった”両手を使いながら”のヒヤヒヤ登山でした。開放しなくなった理由もこれでわかりました。危険だから

●夏越ごはん

お参りのお土産にこちらをいただいたのですが、「夏越ごはん」を推進する活動があるのですね。

こちらのサイトには協力神社の一覧が掲載されていて、この神社に行けばほぼ茅の輪くぐりをやっていそうです。次は年末、さてどんな年越しを迎えることになるでしょうか。みなさんどうぞ下半期もご無事にお過ごしください。ルーペちゃんでした。


根岸通信【23】おじ様たちの楽園「RESTAURANT兜」

こんにちは、ルーペちゃんです。
この紅茶、すごく好きで良く飲むんですが、

CMに出てくるアメリカのセレブシェフとやらが、「地獄のミサワ」に見えて仕方がありません。
ダメだと思うとなおさら。。。むしろ地獄のミサワはこの人をモデルにしているとしか思えないくらいの相似ぶり。
これを読んだあなたもこれからは彼がミサワにしか見えなくなる呪いにかかりました。

●さておき春ですね

一旦暖かさに緩んだ体が、再びの寒気でだいぶダメージを受けました。
あの、桜が咲いてからの寒さは一体何だったんでしょう。
今週に入ってようやく本当の春がやってきたようです。
暖かくなるとドクタールーペのランチも、徐々に遠出するようになってきます。
今回は三ノ輪まで出かけてきました。

●三角州に立つ出城のような

昭和通りと並行する金杉通りを北上すると、三ノ輪の手前で昭和通りと合流します。
合流する交点の部分が三角州のようになっていて、その三角州の頂点にそのお店はあります。


残念ながらお店は三角形ではありません。
洋食のお店で「兜」と名乗るアンバランスさ、その理由が知りたい。
そんなことを思いつつ中に入ってみると、なるほどと思いました。


インテリアの志向もなかなかのとっちらかりぶりです。

ほとんどのメニューは1,000円から。


この辺りでは高い方のランチ。
にもかかわらず、ひっきりなしにお客さんが出入りします。
そのほとんどが男性
がっつりした食事だから男性に好まれるのかと思ったのですが、
入ってからわかったもう一つの理由が、喫煙可なこと
うーん見る目がだんだん厳しくなってきたぞ。

●ライブ感あるハンバーグ

ランチセットにはスープと大根サラダがつきます。

テーブルにはガーリックチップが瓶ごと載っていて、かけ放題。

こちらに行こうと誘ったのは社長なのですが、
どうしてかというと、これをブログに載せたかったからだそうです。

誘い方も、「ブログに動画ってアップできたっけ?」と聞いてから
「行きたい店があるんやけど」と言ってくるし、
とにかくこの「グツグツグツグツ!」を載せたくて仕方なかったようです。
すみません、よかったら社長の(ハンバーグの)グツグツを見てやってください。

私はといえば、ハンバーグメインのお店でハンバーグを頼まないという蛮行。
とてつもなくビーフシチューという文字に惹かれてそれを注文しました。
それがこちら。

あぁぁぁ〜〜〜〜コレジャナイ感が〜〜〜
思ってたんと違う感が〜〜〜〜
具がないと寂しいからというあくまでもご厚意からだと思いますが、
フライドポテトは入れなくていいんじゃないか?
パスタも入れなくていいんじゃないか?もう一回言うけど入れないでもよかったんじゃないか?
ゆで卵はギリギリいいことにするけど、自分だったら入れません!

では純粋にルーを楽しむか。。。と思ったのですが、
ルーも思ってたんと違いました。。
ケチャップ味が強く、甘いので、ちょっとお子様向きかなぁ〜。
(だから具がああいう感じに?)
私としてはビーフシチューは深みのあるルーとほろほろの肉だけ
楽しみたかったので、残念ながら私の好みのものではありませんでした。

●街道沿いのドライブインのような

社長のハンバーグをちょっともらって食べましたが、
ふわふわのジューシーなハンバーグでした。
ただ、脂の量を考えると私が完食できたかはギモン。

食べ終わってなるほどと思いました。
料理にしても、雰囲気にしても、ここは男性がお昼にぶらっとやってきて
気兼ねなくわっしわっしと食べて、気兼ねなくゲフってやって、
気兼ねなくタバコに火をつけて、気兼ねなく深く煙を吸いこんで、
午後の英気を養う場所なんです。

アメリカの街道沿いのドライブインみたい。
お行儀にも健康にも気を使わず、自分の食べたいものを食べたいように食べ、
リラックスしてまた次の場所へ。
男性の社交場なんだから、私があれこれ言うのは野暮ってもんです。

ここを目指してわざわざ遠くからってお店ではないと思います。
けど、ご近所の方たちにとってはなくてはならないお店なんでしょう。
どこもかしこも小綺麗でシンプルなカフェみたいなお店なばかりになりつつある昨今、おじ様たちがピットインできる貴重なお店です。

RESTAURANT兜 三ノ輪店
東京都台東区下谷3-20-10 WING BEET 1F

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根岸通信【22】新顔なのに貫禄の味「TaRiTo」

こんにちは、ルーペちゃんです。
久しぶりの根岸通信、久しぶりすぎてこのお店はすでに紹介したと思い込んでいて、ずいぶん放置していました。
実は12月に訪れたときの写真なので、もし今と違うってとこがあったら現状優先でお願いします!

それは根岸柳通りの「Happy Diner Tokyo」さん経由の情報でした。
柳通りの居酒屋「福徳」さんが閉店するにあたり、ご近所のママさんがその店を引き継ぐことになったと。
お子さんがいらっしゃるお母さんがいきなり飲食店を始めるのは大変なことも多いでしょうから、すごいなぁよく思い切ったなぁというのが聞いて最初の印象。
しかも福徳さんと言えば、根岸柳通りにふさわしい非常に硬派な感じの「The・居酒屋」な雰囲気のお店。
そこを若いママさんがどうやって自分の店にするのか興味がわきます。
そこで開店間もなく、みんなでランチに繰り出しました。

キレイなグリーンの暖簾とオレンジの看板で若返りました。

でも「福徳」の提灯はそのまま店先に。

カウンターとテーブル席が3つ。
少人数のお客さん向きなこじんまりした落ち着くお店です。
お店の中にも福徳さんののれんが飾ってありました。
どうやらご店主は義理を重んじる人のようです。

その日は総勢4人でカウンターに座りました。
ルーペちゃんの無言の圧力により、4人それぞれ違うものを注文。
(だってその方がネタになるし!)

 


このお店のスペシャルティ、「からあげ」。
大きいゴロッとしたからあげが5個にご飯と味噌汁で700円。
なかなかのボリュームです。
厨房に下揚げをした白い状態のからあげが仕込んであります。
注文を受けるとそれを二度揚げするので、アッツアツが出てきます。
揚げたてでまだジワジワ音を立てているからあげはそれだけで嬉しいもの。
コンビニほど味が濃くなく、お母さんのからあげほど薄味でもない、絶妙な味加減。


こちらは「しょうがやき」700円。
脂が甘くやわらかい豚です。
材料は国産にこだわっているとのこと。


ほんじつのやきさかな」も700円。
自分が食べてないので何の魚か忘れました。
見た感じホッケ・・・?


私が食べたのは「おにぎりらんち」500円。
さすがにからあげ5個はキツイな〜と思ったらちょうどいいメニューがありました。
おにぎり2個とからあげ2個、卵焼きにキャベツサラダにお味噌汁。
内容も量も、中年女性のランチにこれ以上はないハマり具合。

さらに「誰かが握ってくれたおにぎり」というのが泣かせます。
自分も「おにぎりを握るお母さん」ではありますが、そのお母さんですら、誰かが握ってくれたおにぎりを食べると、自分の母親のことを自動的に思い出すのです。

なんだろう、全体に懐かしいこの感じ
どこかで食べたようなこの味。
というのも、偏見かもしれませんけど。
「主婦(素人)が始めたばかりの飲食店」というのは、だいたいにおいて味がまだこなれていなくておっかなびっくりの味付けというか、プロの味になりきれていないことが多い印象だったのですが、こちらのお店は開店したばかりだというのに、味に迷いがなくて堂々としているのです。
もう何十年もやっているような定食屋さんの味がするのです。


ご店主に話を聞いて納得しました。
このお店を始める前は、近所の小学校で給食を作る仕事をしておられたとのこと。
味に迷いがないのも即納得。
このどこか懐かしい、でも家庭の味ともまた違う堂々とした料理は給食調理で培われたものだったのです。

美味しくてリーズナブルなお店が多い入谷近辺でも、この700円の定食は一歩抜きん出るお値打ち価格。
柳通りがまた賑わってうれしいです。

追記:ほとんどのメニューがテイクアウト可能です。仕事が忙しいときに便利!

TaRiTo
東京都台東区根岸3-18-21
11:30〜16:00  休み:土・日・祝
ディナータイムは予約制