Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

ルーペちゃんも熱中症になる

こんにちは、高1の甥が会うたびに大きくなっているので「こないだまでこんな(手で30センチ位の高さを作って)だったのにね~」とド定番のオバちゃんコメントをしてしまうルーペちゃんです。
会うたびにと言っても、そこそこ会ってるんですよ。1ヶ月に1回くらい。
それでも甥がニョキッ!ニョキッ!と音を立てて成長しているので、ルーペちゃんの認識が追いつかないんです。
自分の背が伸びていく感覚。。。どんなだったっけな。

●やっぱりなるものはなる

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それは何か?熱中症にです。
なるわけないと思っていてもなるんです。
先日ペコちゃんが熱中症にかかった経緯などを詳しく書いてくれていましたが、ペコちゃんに続いてルーペちゃんも熱中症になってしまいました。
はい、人生初です。

加齢による体力の低下、今年の猛暑、たまたま体調の悪いときに重なった、という要件はあるかと思いますが、それでも本人もびっくりしました。
まさか自分が熱中症にかかるとは思っていませんでしたから。
というのも、熱中症って

・厳しい暑さの屋外で
・運動や激しい労働などを行い
・十分な水分を摂っていないときに

かかるイメージがありませんか?
今回ルーペちゃんは「こんなところでまさかかかるはずがない」と思うような場所で発症したのです。
それはなんと、「ショッピングモールの中」。

●再現VTRで振り返る

ここからはみなさんの脳内で再現VTRを上映していただきましょう。
ホワンホワンホワンホワンホワワワワ。。。。

とある夏の日の午後1時頃、あまりの暑さに「ショッピングモールに避難しよう」ということになり、娘と近所のイオンモールに出かけたルーペちゃん。
移動手段は車で、運転時間は10分ほど。
朝ごはんが遅かったので昼ごはんはまだ食べていませんでした。

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モール内のスターバックスコーヒーに席を陣取り、ルーペちゃんはパソコン仕事、娘は読書や勉強を始めました。
ふたりとも当然飲み物をオーダーしており、ルーペちゃんはトールサイズのアイスコーヒーを飲んでいました
店内は混み合っていたものの、暑いどころかむしろ冷房が効いて寒いくらい。
ルーペちゃんはカーディガンを羽織って仕事をしていました。

2時間ほど経って、そろそろお腹が空いてきたなという頃、心臓がいつもと違う様子で脈を打ち始めました。
明らかに脈が早く、手足にわずかな震えがあるのもわかりました。
お腹が空いたからもしかして低血糖の症状なのかも、と思い、ご飯を食べに行くことにしました。

●ピザを待っている間に悪化

10分ほど歩いてフードコートに行き、ピザが焼けるのを待っている間に心臓はどんどん鼓動を強めていきます。
ときおり胸が詰まるような圧迫感がありました。
目を閉じると頭がぐるんぐるん回るようなめまいも起こってきました。
動悸はますます激しく、胸の苦しさが起こる頻度も上がっていきます。
手足から血の気が引く感覚や、冷や汗、吐き気もありました。

そんな状態のときも、まさか熱中症とは思わずに「何か重大な病気になってしまったのかもしれない」と恐れおののいていたのです。
このままモール内の病院に駆け込もうかとも思ったのですが、そこまで移動することもままならず、フードコートのテーブルにじっとして、症状が収まるのを待っていました。

しばらくして何とか動けるタイミングを見計らって急いで家に帰りました。
部屋に倒れこむと同時に娘がなぜか保冷剤をたくさん持ってきてくれました。
それで体を冷やして2時間ほど眠ったらケロッと良くなったので、もしやこれは熱中症かとようやく気づいたのです。
それにしても、本人ですら気づかなかった熱中症を娘がどうして分かったのかが謎。(子供の野生の勘?)

●考えられる原因は

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自覚しているのは寝不足
夏休みなので娘の寝る時間が遅くなり、それに伴って娘が寝た後ルーペちゃんが自分のことをする時間が遅くなります。
普段は9時に娘を寝かせた後は自分の時間ですが、最近は10時を過ぎないと娘が寝なくなりました。
なので当然ルーペちゃんの寝る時間も遅くなるという悪循環。

また、寝るのが遅いということは朝も遅いということ。
必然食事の時間も不規則になります。
実際、熱中症になった日も、朝ごはんが遅かったので昼ごはんを食べていませんでした。

人間は相当量の水分を食事から摂っているので、食事が摂れないということは水分が摂れないということです。
水分を摂るというとついゴクゴク飲む水分だけを考えがちですが、食事のことも忘れてはいけませんね。
また、お茶やコーヒーを飲んで水分補給と思っても、利尿作用があるため出す量も多くなるのです。
やはり水分補給には「水」、いざというときには「スポーツドリンク」が効果的です。

●まさかと思わず、予防・対策

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というわけで、「涼しいショッピングモールで冷たいものを飲みながらまさかの熱中症」の顛末をお読みいただきました。
それくらい「いつどこで誰が発症してもおかしくない」のが熱中症です。
熱中症には様々な症状があるので、ちょっと体調がおかしいな、と思ったら熱中症のことも疑ってみてください。(詳しい対処法などは今一度ペコちゃんの記事をご覧ください)
まだまだ暑さは続きます。残りの夏もどうぞお元気で!

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