Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

静かなるインフルエンザ、不顕性感染(ふけんせいかんせん)

こんにちは、イオンモール幕張新都心店に通いすぎて

地味な小ネタがたまる一方のルーペちゃんです。

例えば、

「ちょっとひと休みしたい時にはスタバよりも

ペットモールにあるドトールが空いてて広くて超穴場!」など。

相変わらずイオン・マイ・ブーム、続いております。

ショッピングモールのような人混みにいくとき、

今の時期一番気になるのは病気の感染ですよね。

うつるのがイヤなら人混みに行かなきゃいいって?

人間ってものを分かってないな、君は。

人は淋しがりやな生き物なんだ…

誰かそばにいないと生きていけないのさ…。

人混みの中でもっと強く感じてしまうにもかかわらずね。

ああ、自分はなんて孤独なんだろうってさ。

そうだろう?

誰か止めてーーー!

(何事も無かったように)ところでインフルエンザが空気感染するのは

どうしてでしょう?

ウイルスは種類によって、宿主のどの細胞に感染しやすいか決まっています。

インフルエンザウイルスは鼻や喉など、上気道の上皮細胞に感染するので、

呼吸することによって入り込んだウイルスが

その部分に取り付くのです。

なので、手洗いうがいはもちろん大事ですが、

「マスクによる防御」がインフルエンザ感染予防には

非常に大きな意味をもつわけです。

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ところで、あなたはインフルエンザに感染している人を

見つけることができますか?

「高熱を出して赤い顔して咳と鼻水をズルズルさせてる人でしょ?」

あまーーーーーい!!

ボウルいっぱいのメープルシロップに浮かべたシナボンくらい

あまーーーーーい!!

よく考えてくださいよ、そういう状態の人はそもそも

フラフラ出歩いたりしてないでしょ?

それに漫画でも映画でも、本当に悪い奴ってのは

一見善良そうな顔をしているもんじゃないですか。←関係ある?

「不顕性感染」って知ってますか。

病原体に感染しても何の症状も出ない、または極めて軽いのが不顕性感染。

実はインフルエンザの場合その不顕性感染の割合は

2~3割と言われています。

しかもタチの悪いことに、不顕性感染でも感染力はあるのです。

今、楽しくランチしているママ友が、

デスクの隣の同僚が、

同じクラスの友達が、

インフルエンザに不顕性感染していた場合、

あなたが発症しないという保障はありません。

まあそうは言っても、全ての人に警戒して接しろというのも

現実問題、難しいですよね。

予防としてはやはりワクチン接種及びマスク着用、

あとは何度も書きましたが免疫力を上げるという

「世間で良く言われている予防策」を粛々と続けることです。

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ひとつ言えるのは、感染者がマスクを着用することがもっとも

効果的だということ。

自分では軽い風邪かな、と思っても実はインフルエンザにかかっていた、

ということもありますので、感染拡大を防ぐためにも、

この時期は特に積極的にマスクを着用していきたいですね。

参考文献

「闘う!ウイルス・バスターズ」河岡義裕・渡辺登喜子 著  朝日新聞出版