Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

12歳のNYひとり旅は大変だった

こんにちは、ルーペちゃんです。

●今度は一人旅!

この春休み、娘がひとりでニューヨークに行ってきました。
このブログでも何度もご紹介している、ルーペちゃんの姉一家がニューヨーク駐在なので、娘は12歳にしてすでにNY訪問3回目。
いい人生だなオイ。

・ニューヨークレポート・その1「生活環境編」
・ニューヨークレポート・その2「観光編」
・ニューヨークレポート・その3「外食編」
・ニューヨークレポート・その4「続・観光編」
・ニューヨークレポート・その5「おみやげ編」

最初は私と、二回目は私の母と、そして三回目にしてひとりで。
わりとケロッと「全然いいよ〜」というので、本当に放り込んでしまいましたが、やはり一筋縄ではいかなかったのでした。

11歳の孫と73歳の祖母だけでアメリカに行くための(超面倒な)手続き一覧

自分が過去に書いた↑の記事を参考に書類手続きはすべて済ませ、あとは航空会社のファミリーサポートプログラムに申し込めばいっか〜と航空会社のサイトを開きました。

まず、一人旅は「5歳以上12歳未満のお子さま」と「12歳以上16歳未満のお子さま」に分かれます。
いずれの場合も、渡航先の国の法律や決まりによって必要書類があったり、そもそも一人旅ができなかったり、と条件が異なります。
それがクリアできるならば、5歳以上12歳未満のお子さまは航空会社のサポートを受けられます。
ただし子供でも大人運賃で乗ることになります。

では12歳以上16歳未満のお子さまの場合はどうなるかというと。
プログラムは異なりますが、やはりサポートを受けることができます。
サポートとは具体的には、チェックインから搭乗までと、降機から入国手続きまでのつきそい。乗り継ぎのある場合は乗り継ぎも。

あら手厚いわ〜親切だわ〜と読み進めていくと、こんな注意書きが。
*2 国際線特典航空券をご利用の場合、ファーストクラス、ビジネスクラスご搭乗時のみ対象となります。
今回特典航空券なんですが!
当然エコノミーなんですが!
どうしたらいいんだ!

●アメリカの入国審査


私がそんなに慌てたのにはわけがあります。
ご存知の方はご存知かと思いますが、アメリカの入国審査は世界有数の厳しさ
信頼の高い日本のパスポートを持っていれば、特に何も言わなくても通してくれる国もありますが、アメリカは根掘り葉掘り、これでもかと聞いてきます。

私が前回NYに行ったとき、「子連れ+人畜無害な中年女性」という条件だったにもかかわらず、まあ色んなこと聞かれましたよ〜。
まずは滞在目的と日数、滞在先。
ここで「姉に会いに来た」と言ったことが裏目にでたのでしょうか。
もしかしてこのまま姉を頼って不法滞在しようとしているんじゃね?と思われたのか、その後「仕事はしているか」「会社の業種は何か」「仕事の種類は」「正社員かパートタイムか」「仕事は休んだのか?(辞めたんじゃないよね)」
などなど。。。
こっちが精一杯の英語で答えているのも分かるでしょうに、
容赦なくベラベラっと聞き取りにくいNY英語で聞いてくるので
マジで脇汗びっちゃでした。

●航空会社にお願いするも


とにかく航空券はもう取ってしまったので変更するわけにはいきません。
規定上はそうなっていても、わりと臨機応変に対応してくれるという話を聞いたので、わざわざ航空会社のカウンターまで赴き、これこれこういう理由で特典航空券で子供が一人旅することになってしまった、もし人員に余裕があれば子供のサポートをしてくれないでしょうか、とお願いしに行ったりしました。

カウンターの答えは、JFK空港の職員の判断によるので、リクエストとしては承ったが確約はできないとのこと(まあそりゃそうでしょうね)。
出発のときにももう一度確認してみてくださいと。

出発のときもカウンターでダメ押しのお願い。
やはりNYの職員次第、との回答でした。
親は不安を抱えながらも、本人は旅慣れた様子でケロッと一人で乗り込みました。

●やっぱり子供にも容赦なかった


13時間後、NYの姉からLINEが入りました。

「入国はかなり手間取ったらしい。アメリカ人スタッフに付き添われて出てきた」
「こちらでは14歳以下の子供は家で留守番もしてはいけない法律なので、12歳でひとりで来たということでかなりびっくりされて、もめたらしい。」
「日本語が少しできる中国系の人が来て説明してくれたそう」
と若干怒っている雰囲気((>д< ;)))

無事に娘が姉に拾われて安心した反面、サーッと血の気が引きました。

●親、反省

やっぱり子供にも容赦なかった。。。というかこの場合はむしろ
娘が子供すぎることが原因でした。
自分でも、12歳の子供をひとりで海外に突っ込むのはどうかな〜と思いましたよ。
でも、そのときは航空会社のサポートが使えると思っていたし、仕事もあるしお金もかかるし本人もひとりで行くって言ってるし。。。と甘えてしまいました。

本人も、事前にノートに入国審査の想定問答集を作って備えていたのです。
一生懸命練習もして、万が一わけがわからなくなったらこのノートを開いてバーンって見せればいいよね、なんてことも言って。

本人の頑張りにすべてをまかせすぎていたことを反省しました。
いくら本人が頑張っても、年齢の問題は本人の努力では克服しようがありません。
ひとりで行かせるにしてももうちょっとサービスを調べてから航空券を買えばよかった、と反省しています。

●帰りはやってくれた!


余談ですが、帰りの便に乗る前に、ダメ押しでもう一回航空会社にお願いしてみました。
行きにこういうことがあって本人も不安だと思うので、もし可能なら、と。
そうしたらなんと、帰りはサポートがついてくれたのです。
ありがとう、ありがとう。
もともと規定外は承知の上、お忙しいのに本当にすみません。

ただ、出国は入国に比べたら審査がないのであっさり終了。
娘いわく「並ばずに済んでラッキー」くらいの感想でした。
もっとありがたがれ!

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