Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

さよならランドセル、元気で。

こんにちは、ルーペちゃんです。

●Childhood’s End

受験追い込み期、受験本番、そして(大金が飛ぶように消えていく)中学校の入学手続き、涙の卒業、娘遊びまくり←今ここ\(^o^)/

な感じの日々を過ごしていたので、年末からこっち、人生で一番かもと思うほど大変でした。
こんなに親が関われるのは最後だから、とよく言われましたが、
確かに受験が終わってからの娘は、あんなに世話になった親に後ろ足で砂をかける勢いで、友達一番、遊びダイスキ、に変わりました。
私や夫が近づくと「シッシッ」と言わんばかりに嫌がります。
ついこの間まで「ママ大好き、ありがとう」が口癖だったのに。。。
これがかの有名な「Childhood’s End」というやつなのですね。

●娘は親元を離れます


実は娘が進学するのは遠く九州の学校。
4月から寮生活が始まります。
こんなに早く親元を離れるとは私も想像していませんでしたが、
彼女自身が決断したことなので、あとは応援するだけです。
色んな人に聞かれますが、そりゃあ当然寂しいです。
毎日何かしらのきっかけで泣いています。

でも、たぶんここから先の道は私が彼女を導くべきではないのです。
彼女がこれから出会うたくさんの人と歩いていく道なのです。
親バカながら思うのは、すでに彼女の中には人生を導く「正義」ができあがっているので、私たちがその正義の拠り所になっていればよいのではないかと。
寂しいけれど、不安はありません。

●さよなら、小学校

思えば幼稚園でもそうでしたが、引っ越しして全く知らない人ばかりの中にポンと放り込まれた小学校で、娘はよく頑張りました。
同級生は穏やかで優しい子が多かったので、男の子女の子分け隔てなく、子犬のように遊んだ小学生時代でした。
楽しかっただけに、ひとつひとつ名残惜しくて仕方ありません。
学校から持ち帰ってくる大量の荷物、普段だったら躊躇なくごっそり捨てるタイプの私でも、さすがに手が止まります。
娘が初めて作ったフェルトのペットボトルカバー、ネットで図案を探したなぁ。

夜なべして作った防災頭巾カバー。
綿はぺっちゃんこだしあちこち擦り切れてるし、大事に使ってくれたんだなあ。

習字も上手になって。。。グスッ

あー片付けが進まない!

●ランドセルとさよならする


小学校の思い出の品の中でもラスボス級の大物といえばランドセル
雨の日も雪の日も猛暑の日も、これを背負って学校へ通ったと思うと
もうそれだけで愛しくて仕方ありません。
でも、もうさよならの時間です。
思い出の品に埋もれて暮らしていくわけにはいきません。

随分前から決めていたことですが、ランドセルは寄付しようと思っていました。
できれば日本の子供に渡ればいいなぁと思っていたのですが、
国内ではお金での寄付を募集するところがほとんど。
ランドセルという特別なものは新品を与えてあげたいということや、
中古も程度があるので選別や処分が大変だからという理由のようです。

海外へ寄付するプロジェクトがいくつかある中で私が選んだのは、
ランドセルは海を越えて
クラリーノで有名なクラレが主催する、アフガニスタンへランドセルを寄付するプロジェクトです。
TOKYO FMとコラボして毎年こんな番組もやっています。
クラレ”ランドセルは海を越えて”presents 明日への旅立ち

アフガニスタンといえばタリバンによる恐怖支配から解放されたあとも貧困が続くイスラム教の国。
タリバン政権が倒れたあともなお女性の地位が低く、激しい差別を受けていると聞きます。
女性の地位を向上させる方法は男性にも女性にも、教育しかありません。
ひとりでも多くの子が教育の機会を得られることを願って、私も娘のランドセルを寄付します。

●送れるランドセルの条件

豚革が使われていないこと。
イスラム教の国なので、豚革はご法度です。
発送ボランティアの皆さんもチェックしてくださるとはいえ、送る前に調べられるならぜひ。
金具が壊れているもの、布やビニール製のものは不可。
当然、普通に使用できるものに限ります。

サイトから申し込みをすると、発送の詳細が書かれたメールが届くので、それに従って梱包・発送します。
宛先倉庫までの送料は自己負担。
ランドセルの中に文房具を入れて送ることもできます。

●ランドセルも私たちも第2章へ

ランドセルを買いにいくときの車の中の会話。
鏡に映るランドセルを背負った自分を、少しとまどった顔で見ていた娘。
お店に入ってほぼ即決でこのランドセルを選んだこと。
今でもよく覚えています(写真撮ってるんだけどね)。

こんなに小さかったのに、今では私より背が高くなって、もうすぐ私の元を離れて行くのです。
6年てあっという間。
ランドセルが遠い外国で新しい持ち主と新しい学校生活を始めるように、
娘も私も、それぞれ新しい生活を始めるのです。

桜も開花しました。
みなさま良い春を。

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