Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

ペコちゃん 南魚沼市で稲刈りをしてきた

こんにちは、ペコちゃんです。最近、息子の宿題を一緒にしているんです、コピーをして同じ物を解く。先日の、図形を書くという宿題で私の書き方が息子としては斬新だった様子、内緒で先生に提出・・・「お母さん頑張ったので見てください」と。優しい先生、採点して返してくださいました、二重丸。あれ?一番は花丸のはずだけどなぁ。

●稲刈りに行ってきた!

今年5月に新潟県南魚沼市へ田植えに行って来たことをお伝えしました。そのときから楽しみにしていた稲刈りに先日行って来ましたよ~2年前にルーペちゃんが千葉県鴨川市で稲刈りをした時期よりも、1ヶ月遅いシーズン。田植えも、稲刈りも1ヶ月ほど新潟の方が後です。

南魚沼へ向かう車中から見えるみえる黄金に輝く稲穂にワクワクしながら到着。

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おおお~ 5月に植えた際はこの状態だった稲がすくすく育ちました。

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さっそく刈りますよ!鎌で、一束ずつ刈り取ります。当日の朝まで雨が続いていたので、ぬかるんでいた為長靴(長袖、長ズボン、軍手、帽子が必須)を履きました。例年はもっと乾燥しているようです。

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人によって最初に植えている量が微妙に違うのですが、大体8束をひとまとめにして稲わらで束ねます。もみの位置を先の方へ揃えるのですが、なかなかむずかしい。でもモッタイナイので先へ先へ。ルーペちゃんの記事にあったわらのねじりひもの作り方をイメージトレーニングして向かったのですが、こちらではねじらずにそのまま使いました。

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その束をまとめてすぐに干し、乾燥させます。

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刈り取られたこの状態で、もみの水分量は約20%。次はもみ殻を取り除く作業になりますが、その時の水分量は15%と国の基準で定められているそうです。ここまで下げないとトラックに積んだときに発酵して熱を出し、最後には腐ってしまいます。天候にも寄りますが約半月干すと、15%になります(ちなみに機械ですぐに測ることができます)今年は台風や雨が多く稲が濡れた状態が長く続いています。せっかく成長しても、もっと雨が続けば刈り取ることができなくなってしまう田んぼもあるようです・・・。

逆に急激に乾燥させてしまうと米粒にひびが入ってしまうのでゆっくりと乾燥できる天候がベスト。ひびが入ってしまうと後の作業で米粒が砕けたり、炊飯時に割れたりするので、商品価値が下がってしまいます。

さて、私たちのできる作業はここまで。私たちは手作業で刈りましたが、農家の方は主にコンバインで。コンバインは稲を刈りながら、稲の穂からもみを取る脱穀の作業を同時におこないます。脱穀されたもみは乾燥機にかけて乾燥させ、トラックにて(農家さんによっては、袋やタンクに貯めてから)田んぼから次の工程、乾燥の作業をおこなう場所へと搬送されます。

●ライスセンターへ

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脱穀後の乾燥から出荷までを担うライスセンターへ見学に行ってきました(手作業では乾燥の前に脱穀作業がありますが、ペコ家翌日に地域の運動会があり、日帰りだったので残念ながら作業場に伺えずでした、残念っ)。まず最初にトラックからもみをおろします。子どもたちがお賽銭箱みたいだね、と。吸い込まれていく様子がまさにそれ。

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左の写真の柱を通り、右の写真の乾燥機へ。

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そしてベルトコンベアーを通り、もみすり機でもみ殻を取り除き、玄米にします。その後選別装置により商品となるお米と未熟米、くず米に分類されます。未熟米はおせんべいや加工用に、くず米は飼料用などとして使われます。こちらは未熟米。

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商品となるお米はこちらの機械で30kg詰めて・・・

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こちらの左側丸い台の上でひもを締め(手作業)、右側の台に移動し、その台が自動で上がり、作業される方が腰を痛めることなく重ねていくことができます。腰痛持ちのペコちゃん大感激のアイテムでした。

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この後翌年の夏までおいしく食べられるようにするため温度管理が重要で、袋詰めした後は隣りにある冷暗所に保管されます。

●稲刈りを終えて・・・

手刈りのお米はゆっくり乾燥するので痛むことが少ないそうです(天候に左右される部分も大きいのですが)。干されていても稲がまだ生きている間はもみに養分が蓄えられようとするので、お米が若干太るため美味しい。ただ、コンバインを使った稲刈りと比べて約10倍の時間と手間がかかり、かなりの重労働です。ペコちゃんたちの刈り取ったお米は乾燥やその後の作業をしていただき、後日届きます。どんな味がするでしょうか、楽しみたのしみ。

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