Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

日本科学未来館@お台場

こんにちは、ルーペちゃんです。
先日娘と雑貨のお店「Flying Tiger Copenhagen」に行ったところ、たくさんの魅力的な雑貨には目もくれず、唯一購入したのが「目玉シール」。
アンタそれ女子としてどうなの。。。そして数日後、
「ママー、『あご星人』だよ」と言って見せてくれたのがこれ。
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これがやりたかったのか!くだらな!

●日本科学未来館

人間は点が3つ並んでいるだけで顔と認識するそうですが、↑この不自然なフォルムはどうしたって人間にあらずな香りがします。
人間にあらずというところで、先日行った日本科学未来館の展示を思い出しました。
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やることなくてヒマだねーというとき、ときどきお世話になるのがお台場の日本科学未来館です。
1日中楽しめる、大人も子供も楽しめる、役に立つ、そして安い。
言うことありません。
久しぶりに行った科学未来館はあちこち微妙に変わっていました。
特に展示ではAIに関するものが多いような印象でした。

メディア・ラボ」で行われている「ロボット談話室」という展示は大阪大学の石黒浩教授(マツコ・デラックスさんのロボット「マツコロイド」で有名ですね)の研究室とのコラボだそうで、展示とともに対話型ロボットの実証実験もあわせて行われています。

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私達がその展示を体験しようと並んでいると、研究室の方がそっと声をかけてきました。
娘の年齢が10歳だというと、ぜひ子供が対象の実験に参加してくれないかとのこと。
実験の前後にヒアリングやアンケートがあるものの、展示と似たような体験ができるというのと、どういう実験が行われるのか興味があったので参加することにしました。

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実験は、「CommU」というロボットと娘が15分程度会話して、その様子を撮影するというもの。
実験中の姿は見えますが親とは離された場所で実験を行うので、どういう会話をするのか一生懸命聞き耳を立てていましたが、たとえば
ロボットに介護されるってどういう気持だと思う?」とか人間の感情に関する話とか。。。
あまり聞こえなかったのでよく覚えていませんが、とにかく小学生とロボットが会話するにしてはずいぶんと小難しい話題でした。
むしろ聞いていてちょっとイラッとするような質問が多かったような。
娘に終わってから感想を聞くと「あのロボットのことが嫌いになった」とのこと。
おそらくそういう質問をわざとして、人間の反応を見るのが目的だったのではと想像します。

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こちらは展示中のオトナロイド。ちょっと柴咲コウさん似。

人工的なものを人に近づけよう近づけようとするほど、なぜか嫌悪感も増すのは不思議。
実験に参加してみて、”人間ぽさ”のさじ加減は現在研究中だ、ということがわかりました。

●イグノーベル賞

科学未来館では時宜に合ったテーマを「サイエンス・ミニトーク」というコーナーで科学コミュニケーターという専門家が楽しく解説してくれます。
私達が行ったときはちょうど発表されたばかりの「イグ・ノーベル賞」についてのトークショーでした。
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イグ・ノーベル賞を授与する基準は「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」。
面白おかしく笑い飛ばすだけではないところがミソ。
笑ったあとで考えさせることが必要なんだそうです。

授賞式はハーバード大学のサンダーズ・シアター(マイケル・サンデル教授の「白熱教室」の舞台)で行われます。
開会の合図で観客が一斉に紙飛行機を投げるのが習わしとのことで、私達も実際にやらせていただきました。
すると奇妙な格好をした掃除係が現れました。これもイグ・ノーベル賞で行われていることです。
この掃除係、ハーバード大学の教授、しかも本家ノーベル物理学賞を受賞した科学者が大真面目にやっているそうです。
日本でやるなら、東大の安田講堂で小柴昌俊教授が掃除係をするようなものでしょうか。

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学会では発表時間が終わってもスピーチを続けるとチンチンとベルを鳴らしますが、イグノーベル賞では制限時間になると「ミス・スイーティ・プウ」と呼ばれる8歳の女の子が舞台に登場し、「もうやめて、退屈よ」と叫ぶそうです。
解説してくださった未来科学館の科学コミュニケーターの方は、「8歳の女の子いませんか」と呼びかけ何人か手を挙げると、「僕なら発表中あんな女の子に退屈だって叫ばれたら心が折れます。」と。

最後に今年の日本の受賞研究「股のぞき」についての解説がありました。
股のぞきをすると対象が小さく見える謎についての大真面目な研究、笑って考えさせられました。

●リニューアルした食堂が(・∀・)イイヨイイヨー

堅い話が続いたので最後はグルメ話で。
たしか以前の7階はフリースペースで飲食持ち込み可、というか持ち込まない限りほぼ食べ物にありつけない(簡易売店でほんの少しのお弁当を並べていただけだった)状況でした。
セッティング前の宴会場みたいにガラーンとして、見晴らしは良いもののあまりひと気もなく、逆に静かでいいねくらいだったと思います。

今回行ってみたら大賑わい
何が起こったのかと思ったら、リニューアルされて「Miraikan Kitchen」という食堂になっていました。
スッキリしたデザインで清潔感があってかなり素敵。
メニューの数は多くないものの、ちゃんとした食事が手頃な値段で温かいまますぐにでてくる安定のジャパンクオリティ
ニューヨークの自然史博物館さーん、見てる?!

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竜田揚げ定食720円味噌汁つき。
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左下は地球まん280円。しめてジャスト1000円也。

フリーズドライの味噌汁は、「出汁バー」と呼ばれるコーナーでにぼし、こんぶ、かつお、鶏などから好きなお出汁を入れられます。

地球まんはこんな見た目ですが普通以上に美味しい肉まんでした。
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お箸もオシャレ
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席はたっぷりで余裕がありましたし、値段も味も量も満足のレベルで、科学未来館相当頑張りました。
テラスからはこんな見晴らしが楽しめるので、これからの季節は特におすすめです。

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