Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

ペコちゃん 南魚沼市で田植えをしてきた

こんにちは、何度見ても梨子ちゃんのお弁当備忘録のソーセー人ににやっとしてしまうペコちゃんです。娘の通う園は月に一度お弁当の日があり、その日はお弁当を持って遠くまで散歩に行きます。いつもソーセージのリクエストがあるので、次回真似しちゃお。

●南魚沼市へ田植えに行ってきた!

昨年ルーペちゃんの鴨川の棚田で田植えを見ていいなぁと思っていたのですが、今年何と息子のお友達家族に声をかけてもらい新潟の南魚沼市へ田植えに行ってきました。ご両親の働く会社で毎年田植え、稲刈りをしているのだそうです。

行ったのは5月の最終週末。田植えの時期は地域により異なりますが、豪雪の南魚沼地区では5月の下旬から始まります。 山間地や棚田になると6月に田植えをするところもあるそう。八海山連峰を眺めながら、ぬけるような青空の下あぜ道を歩くだけで気持ちが良くて、何だかもう大満足。そんな中苗が到着、さっそく植えますよ!

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ルーペちゃんの記事にもありましたが、苗を10センチ四方くらいにちぎり、田んぼに投げてまいていきます。こどもたちに自然の中いっぱい遊んでもらいたいという思いも込められている今回の田植え。こどもの参加も多く、もちろんみんな投げたがる・・・楽しい。 この束から2~3本をとり、植えていきます。

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青々としていて、いい匂いです。

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私も後ろ向きで植えるイメージがあったのですが、前向きに植え進んでいきます。マス目の跡をつけてくれているので、その角にモクモクと。リズムをつけ進んでいくと、田んぼと苗に集中して無の境地に。処分してもよい服装で、とあったのでヨレヨレの服を着て足もとは裸足です。普段泥に足をつけることはないので新鮮かつ感触が気持ちよく田んぼから出たくなくなりましたよ。

後ろを振り返り自分の植えた列を見ればきれいに並んでいて誇らしかったのですが、ふと隣りの田んぼを見れば農家の方が植えられた苗が整然と並び・・・・・う、美しい・・・。経験して分かるプロの凄さ。

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こどもたちはといえば、一通り田植えをするとあぜ道や用水路の水で遊んだり、げんごろうなどの虫をつかまえることに夢中。そしてまだ田植えされていない田んぼで思いっきり泥遊びをさせてもらったりと至福の時間でした。息子と娘は感激しきり、普段こんなにめいいっぱい泥まみれになれることないものね!

●お昼はぬか釜で・・・

さて、田植えが終わり昼食は新潟県の和豚もちぶたの豚汁とぬか釜で炊いたご飯です。ぬか釜とは、お米のもみ殻と杉っ葉を燃料にして羽釜で炊飯するという昔ながらの炊飯スタイル。ペコちゃん初めていただきましたが、本っ当においしかった!泊まった民宿のご飯もおいしかったのですが、それ以上。お米一粒ひとつぶがきらきら輝きたっていました。みんな何杯もおかわりしていましたよ。おこげにお醤油をたらすともう絶品。

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感激のあまり写真を撮り忘れたので、ぬか釜をご紹介。炊いたあとですが、下にもみ殻が見えます。中にはもみ殻の灰が。調べると関東でも、ぬか釜体験ができる出張サービスもありました。

●魚沼の暮らしを知る

ぐっすりと寝て疲れのとれた翌日は、友人家族が「魚沼の里」に連れて行ってくれました。魚沼は真冬には3mを超す積雪がある豪雪地域であり、四季の彩りが豊かな土地です。四季の移り変わりを喜び感じながら自然と寄り添う暮らしを、今も大切にしているそうです。そうした魚沼の暮らしや雪国の文化を感じてもらいたいとつくられた魚沼の里。うどん屋、お蕎麦屋、カフェ、お料理教室、そして名酒、八海山のうまれる酒蔵などがあります。

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●雪室もあった

そんな中興味深かったのが「八海山雪室」。上の写真、奥に見える建物です。
雪室(ゆきむろ)とは冬にたくさん降り積もった雪を茅や藁の屋根で覆い貯蔵した雪国に伝わる「天然の冷蔵庫」のことです。電気冷蔵庫が普及する昭和30年代まで(日本書紀にも記録が残っている)雪国各地で作られ、当時新潟県にも60もの雪室があったようです。魚沼の里にある雪室は1,000トンもの雪が収容されていて最長5年をかけて日本酒を熟成させます。雪室で貯蔵することにより、まろやかな味わいの日本酒が生まれます。日に何回か案内ツアーがありますが、毎回15名ほどでいつもすぐ埋まってしまうそう。建物もステキでしたが、建築家星野時彦氏の設計でいくつもの賞を受賞されています。

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左側に雪が見えます。毎日少しずつ溶けていき一年たつと半分くらいになり、右側の扉を開けて除雪機で新しい雪と入れ替えるそうです。空きスペースではにんじん、たまねぎ、じゃがいもなどの野菜やお肉も貯蔵。5℃前後がキープされているので、冷蔵庫と同じくらいですね。

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隣りには八海山を貯蔵。

●秋が楽しみ

思いがけず魚沼を満喫できましたが、何といっても秋の稲狩りが楽しみ、私たちの植えたお米はどんな味がするのでしょうか。「お米ってこう植えるんだね」とこどもたちが話していましたが、ここから成長して刈ることは想像できない様子。表情のかわった田んぼにどう感じるかも楽しみです。

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