Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

鴨川の棚田で田植えをしてきた

こんにちは、GWが終わって誰よりもホッとしているルーペちゃんです。
遠出をしたわけではないのですが、やはり毎日なんだかんだ出かけてしまうので、普段より疲れました。
フェイスブックの方で「5月5日頃更新」と書いたのに今もう7日ですもの。
「頃」って書いといてよかったゼ。。。

●なんだかんだ地味だった

みなさんは連休中どこかお出かけしましたか?
私は近くのモールに出かけたり、実家に一泊したり。。。地味。
ただ、ルーペちゃんの住む海浜幕張周辺はイベント目白押しだったので、連日たくさんの人が詰めかけていました。

特に、ビーチで3日間にわたって開催された音楽フェスは大変盛り上がったようです。
連日朝から晩までズンスカズンスカ我が家にも音楽が漏れ聞こえていたのですが、ある日聞き覚えのある声が聞こえてきました。
娘が「きゃりーぱみゅぱみゅだ!」叫ぶやいなや、二人で海岸に向かって猛ダッシュ。
当然ステージは見られませんが、ステージのすぐ裏まで近づけたので二人で歌って踊って盛り上がりました。
きゃりーさん、(タダで聴かせてもらって)ありがとうございます。

そんな風に安・近・短を絵に描いたような休みでしたが、一回だけ遠出したのは鴨川。
以前稲刈りの様子をご報告した、鴨川の棚田・大山千枚田で今度は田植えをお手伝いしてきました。
(「大山千枚田で稲刈りしてきた」2014年9月2日記事)

●春の棚田はこれまた美しい

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棚田オーナーも4年目という友人一家に「今度は田植えを」と誘ってもらい、我が家も初めての田植えに挑戦しました。

GWまっただ中の房総、渋滞を考慮して朝6時に集合、7時すぎには鴨川に到着していました。
早朝のためまだ人もほとんどいない棚田は満々と水をたたえ、朝日を反射してキラキラ輝いています。
うぐいすが気持ちよさそうにのびのびとさえずり、少しひんやりした風がさあっと吹き抜けると草と土の匂いがします。

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こういうときにぴったりな慣用句なんて言うんだっけ。。。
「浮世の憂さを晴らす」違う、「後は野となれ山となれ」それじゃない、「命の洗濯」うーんしっくりこない。
まあとにかく「日常のあれやこれや面倒なことがすべて忘れられるような気持ちのいい場所」でした。

●知らなかった田植えのあれこれ

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まずは事務所で稲の苗をもらってきて、10センチ四方くらいにちぎり、田んぼにまいていきます。
それを拾いつつ3~4本ずつ植えていくのです。

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それも適当に植えていくのではありません。長い竹竿に目印のビニールテープが巻いてあるものを使います。田んぼにこれを当てながら目印のところに稲を植えていきます。
そして30センチくらいの短い竹竿を目印にその分だけ前に進み、また同じことの繰り返し。きっちりしているのです。

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ところで田植えはどっち向きに植えていくかご存じですか?
私はずっと「後ろ向き」に植えていくのだとばかり思っていたのですが、「前向き」に植えるのだそうです。
後ろ向きの方が植えた稲を踏まなくていいので良いのではないかと思ったのですが、植える前に田んぼに足あとがついて穴が空いてしまうと稲が植えにくいのだそうです。
やってみるとわかりますが、田んぼに深い部分ができてしまうとそこだけ稲を深く植えねばならず、たしかに植えづらいです。おそらく成長が一定にならないなど他の理由もあるのでしょう。

●「稲刈りより100倍ラク」と言われてはいたものの

田んぼに入る装備には迷いました。
裸足でやったらどうかとも思ったのですが、「足を切ったりするとバイキンが入って危ない」とのことなのでとりあえず長靴を用意。

しかしいざ田んぼに入ってみると足を取られて身動きがとれません。
じっとしているとみるみる足が沈んでいくので、次のステップが踏み込めないのです。
長靴は膝までの長さがありましたが、それ以上に沈んでしまうので靴の中もドロドロになりました。
しかも指導の農家さんに「長靴でやったら田んぼに穴が空いてしまうからダメだ」と怒られる始末。
こんなことなら最初から裸足でやったらよかった。。。

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ちなみに4年目の友人一家は、家族5人分の地下足袋を用意してあり、万全の体制でした。
子供用の地下足袋なんてあるんですね。

「1時間もあれば終わる」と言われていたとおり、きっちり1時間で終わったので時間的には稲刈りより短くて済みました。
しかし足を取られる泥と格闘する作業は思いのほか体力を消耗します。
ワタシ的にはどっちもどっちかな、という感想でした。

●指導の農家さんたちは相変わらず手厳しい

前回も思ったのですが、指導の農家さんたちは人によって言うことが違うので、ある人の指示を聞いて一生懸命やっていると「そうじゃねえよお」と他の人から全否定されたりするので、その辺の理不尽さには黙って耐えるしかありません。

会社じゃないんだ、仕事じゃないんだ、と自分に言い聞かせながら「やらせていただいている」気持ちで臨むのです。
それにしても、みなさん結構言い方が厳しいんですよね。。。
私は両親とも先祖代々千葉県民なので千葉弁のキツイ物言いにはなんとなく耐性ができているし、ご本人たちはそこまでキツイつもりで言っているわけではないと分かるのですが、よその県の方は言われたらたぶんものすごくヘコむと思います。。。

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今回娘は田んぼに入らず、端の方でちょろちょろと植えていたのですが、あぜを踏み荒らしてしまったのを見るやいなや「なんだこりゃ!だめだよこんなんしちゃ!すぐ直しなさい!」と結構な勢いで怒られてしまいました。
いたずらしたわけじゃないんだからそんなに怒らないでよ~子供泣いちゃうよ~(うちの子はギリ泣かなかったけど)と思いつつ、「は~いすいませ~ん」とすぐ直しておきました。

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「おじさん激おこぷんぷん丸だぞ?」って言えとは言いませんが

●カエルやおたまじゃくし、ザリガニとたわむれる子供たち

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そんなこんなで子供たちが夢中になってやるのは田植えではなくて、カエルやおたまじゃくし、蝶の採取でした。
単に「お客さん」として遊びに行くのと違い、親が汗水たらして働いている様子を見るというのも、また子供にとってはいい経験となるでしょう。
また、どうしてこの棚田を大人たちが一生懸命守ろうとしているのか、具体的な体験を通して考えるきっかけになってくれればと思います。
貴重な体験をさせてもらって友人一家には感謝感謝。
30数年ぶりの田植えにまだ体が痛いけど、ホント良かった。

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