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ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

ペコちゃん 実家の片づけについて考える

こんにちは、ペコちゃんです。
自宅の片づけをしていたら、生前母が作ったお盆をみつけました。
鎌倉の学校へ通っていた母、同級生のお父様がされていた鎌倉彫の教室に通い作ったものでした。
大きいものが3枚あり、ペコちゃんと妹、そして弟のお嫁さんでわけてねと亡くなる数カ月前に突然言われていたもの。

母は突然のことで亡くなったのですが以前より病気を持っていたので、何か思うことがあったのかなぁと今改めて母のことを想います。

●なぜ実家の片づけ?

さてさてなぜ片づけをしていたかというと、自宅の大規模リフォームがあるためです。
ペコちゃん実家に戻り暮らしているのですが、築30数年、そしてその前は母の実家だったので長年のものがたまりにたまっているのです。

年を重ねるごとにものを多く持つことが苦しくなってきたペコちゃん(使わないものに場所を取っていたり、使いたいものをすぐ探し出せなかったりとストレスがあるのだと思います)、今回のリフォームをきっかけとし大幅にものを減らすことにしました。

ただ難しいのは、大部分がペコちゃんのものではないということ。
両親や祖父母、一緒に暮らしていた大叔母のもの。
今では使っていないものなので処分することは簡単なのですが、いろいろと考えることがあるなぁと感じたのでこちらにご紹介します。

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●なぜものがたまるのか

親や祖父母たちとペコちゃんの考え方に違いがありました。

(1)ものを捨てることに強い抵抗を感じる。

豊かではない時代に育ったこともあるでしょう、ものをためようとします。
お恥ずかしながら我が家、新聞紙をまとめる専用の紙袋が大量にありました・・・
祖母いわくいざというとき困る→新聞を購読していれば定期的にもらえるものなので増える一方です。

(2)ものがあるなら収納を増やそうと考えていた。

隙間を生かしてものを収納するようにしていましたが、ペコちゃんはものを少なくしてシンプルに生活したい
母の購読していたインテリア雑誌が多くあるのですが、今ペコちゃんの持っているものと比較すると差が明らかです。
以前は工夫していかにものを沢山収納できるかが頻繁に特集されていますが、今は自分に必要なものを見極めてそのものを大切にしていく、という ものが多いです。

(3)高齢になると体力や気力が落ちてくるので、テキパキと片づけをすることがむずかしくなる。

そして気づいたときにはものが増えているという状況に。
ペコちゃんや兄弟も結婚などで実家を離れ、手伝うことができませんでした。
と言いますか、そのときは自分のことで精一杯。実家の片づけなど思いもしませんでした。。

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●いつかははじめなくては・・・

とはいえこのままではものが増え散らかるばかりなので、いつかは片付けを始めなくてはいけません。ものが多い家では、防災の面でも心配です。
ペコちゃん家はリフォームという良いきっかけがありましたが、今は元気なご両親もいつ老いがくるかわからない。介護が必要になったときのため、いざというとき慌てないように一緒に片づけながらそのときのことを話しできたらいいのではないかなぁと思いま す。

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●どう進めたらいいのか

ものを処分することに抵抗があるので、そこを注意していくことが大切です。
慌てずに時間を掛けて、コツコツと進めていきましょう。

(1)尊重する。

親子(祖父母孫)とはいえ、別の人間です。親(祖父母)自身に判断をしてもらいましょう。

(2)否定をしない。

親が長く大切にしてきたもの、愛着のあるものも沢山あると思います。「いらないよ。」などと勝手に頭ごなしに決めるのではなく、気持ちを尊重したいところです。

(3)無理強いをしない。

こちらがいいと思うことでも、相手には長年の譲れない考え居心地の良い暮らし方があります。
ストレスを少なくする片づけが逆にストレスをためてしまわないようにしたいです。

(4)誰かに譲る。

捨てることを嫌がることが多いです。たしかにせっかく買ってまだ使えるものだったらもったいない。
良品のものでしたら、使ってくれる人に譲ったり、リサイクルショップに持っていくことを提案すると気持ちが落ち着きます。
祖母は長く働いていたこともあり、かなりの衣装持ちです。リサイクルショップに持っていくことで、片づけを了承してくれました。

そして、流行は巡る。祖母のブラウスとワンピース、ペコちゃん数枚もらいました。
サイズがかなり違うのですが、ゆったり目に作られていたのですね、なぜか着られる。質も良くて重宝しております。

(5)すべてを大切にはできないと知る。

亡くなった両親や祖父母のものは思い出があり処分しづらいものです。
ペコちゃんにとっては母ですが、今回の片づけ中母が好んでよく使っていた食器や、メモ、雑貨などを目にするたび涙がとまらなくて作業を中断し ていました。
でも古くなっていたり、すべてのものを取っておくことはできません。
先述のお盆をはじめ特に大切なものはごく少量残し、大切に使っていきたいと思っています。

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●最後に・・・

ペコちゃん、すっきり暮らしたい、と言いながらも最初はものを処分することに抵抗が少なからずありました。
でも思い切って処分し作業を進めていくにつれ、気持ち的にも時間的にも余裕がでてきました。
そして今あるものを大切にしようと愛着がでてきたのです。

父とは離れて暮らしていることもありひとりで片づけを進めているペコちゃんですが、ご両親と、これからのこと今までのことを話しながら進められれば、いざというときに慌てない上に普段なかなかできない深いコミュニケーションによって親孝行にもなるのではないかなぁと。
きっとペコちゃん感じたようにご両親も暮らしやすくなり、気持ちが晴れやかになるのでは。

ちなみに、片付けを始めてペコちゃん2kg減りました。(ルーペちゃんには及ばず・・・)
家族のためにも自分のためにもなり、一石二鳥です。

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