Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

植物園の温室はあったかいんだからぁ?

こんにちは、娘が週末から熱を出してすわインフルかと怯えていましたが、陰性で胸をなでおろしているルーペちゃんです。
なんたってインフルエンザの場合はほぼ1週間学校に行けないですからね。(本ブログ「インフルエンザが治ったらいつ学校に行ける?」をご参照ください)
まあインフルでもインフルでなくても、子供が家にいるとものすごーく手がかかって仕方ありません。一日も早い回復を強く強く願っております。

●南の島に逃げたい

言いたくないけど毎日寒いですね。
昨日も今日も、関東地方では雪がちらついています。
ウチはマンションの最上階なので、屋根から冷え放題。戸建て並みに冷えるのです。
トイレやお風呂に行くときは本気で命の危険を感じます。
壁二方向が外にさらされているキッチンなんか、火の気があるのに料理する気が失せる冷え方です。
ああ、常夏の島に行きたいなあ!!

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と、飛行機のチケットを取ろうとしているそこのあなた、待ってください、国内にもいいところがあります。
日本で常に常夏の島のような温度と湿度を保っているところが。
それは植物園の温室
真冬の日本から常夏の島に向かい、飛行機を降りた瞬間感じるあのムワッとする空気。
「うわーあっついなー」と言いながらどこか安心するというか、こわばった体がずるっと緩むのを感じるでしょう。真冬の外気から植物園の温室に一歩踏み入れると、あの、常夏の島の空港に降り立ったときの感覚が蘇るのです。
なんてお手軽!

私が思うに、「緩む」ために大事なのは湿度ですね。
エアコンがガンガン効いた暖かい部屋にいても、あったかいけれども「緩む」ことはないのですが、温室は違います。
入った瞬間全身の毛穴がパァァと開き、カサカサの皮膚も髪も、スポンジが水を吸い込むようにじゅわっと潤います。
そうなって初めて、体が「ここは安心してもいい」と思うのではないかと。

●温室で巨大化した植物を鑑賞する

温室の見どころといえばなかなか見られない珍しい南国の植物ですが、私はむしろ、日本でもお馴染みの植物が意外な姿を見せてくれることに興奮します。

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観葉植物として人気のコンシンネ
かわいらしい鉢植えしか知らないので、見上げるこの大きさに驚きます。

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モンステラも文字通りモンスターのような大きさに。
そういえば私の母親はモンステラを育てる名人で、家中モンステラの鉢だらけなのですが、母曰く「コツはお風呂場で育てること」。なるほど温室で高湿度で育てるとこうなるのか。

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トックリヤシは100均などでもよく見かける観葉植物です。
お店ではほんの15センチほどの大きさのかわいらしい鉢ですが、温室で育てるとこんなことになるのですね。育ちすぎて胴回りが裂けちゃってるじゃありませんか。
これくらいに育てたら気持ちいいだろうなあ。

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これもポピュラーな観葉植物、
オーガスタ
まじか・・・。引っ越し祝いで人からいただいて、私も育てていたことがありましたが、うちにあったのは1.8メートルくらいでした。これは10メートルくらい?環境が整えばこんなに大きくなるものなのですね。

●温室で珍しい植物を鑑賞する

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人が近づくと「キシャーーーー!」と口を開けて威嚇する異星からの何か・・・のような花。
映画「メン・イン・ブラック」に出演してなかった?してない?

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赤と緑のコントラストが可愛らしい植物の名前は「グズマニア」。
「グズマニアの研究家」とか言われると、つい後ろに(笑)とつけたくなる気持ちに。

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古代エジプトで紙の原料として使われていたパピルス
「ペイパー」の語源と言われているそう・・・えっちょっと待って。
パピルス、パピルス、・・・どうやってもペイパーにたどり着かないんだけど。

●食虫植物はなぜかテンションが上がる

「植物なのに動物である昆虫を食べちゃう」という生物界の下克上を成し遂げた食虫植物。
その神秘的な生態は人をひきつけます。

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ウツボカズラは一番有名な食虫植物かもしれません。
つぼの中に虫をおびきよせて、中の消化液で溶かして栄養にします。
もし虫にアンケートを取ることができたら、
絶対したくないイヤな死に方・ワースト3」には入りそうな死に方です。
(ちなみにワースト1は「猫に甘咬みされながらちょっとずつ手足をもがれる」)
見た目がユーモラスなのでなんだか憎めない気もします。

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ムシトリスミレは葉っぱの上に消化酵素を含んだ粘液を出して虫を捕らえます。
ウツボカズラの場合は落ちた瞬間「しまったぁ!」感がありますが、これは「え・・・まさか・・・」とじわじわ恐怖が忍び寄ってくるので、これはこれで怖いですね。
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しかもリアルタイムで溶かされてる最中のアリを発見。
今、彼の人生の走馬灯がくるくる回っています。

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捕食シーンが派手なのはハエトリグサです。
開いたギザギザの手みたいなところに虫が止まると0.5秒の速さで葉を閉じるそうです。
というか、こんな見た目でわかりやすすぎるワナに引っかかる、虫も虫でしょう。
捕食フラグ立ちまくりなのに、どうかしてるゼ!

●デートにもおすすめ

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地味な印象のある植物園ですが、じっくり見ていくと面白いものがいろいろあるのです。
個人的には距離を縮めたい相手とのデートにぜひおすすめしたい。
なぜなら相手は、毛穴レベルで気持ちが「緩んで」いるから。
暗く寒い真冬の空気から突然熱帯の空気に飛び込んで、「あらなんだか快適だし気分もいいわ」となったとき、一緒にいる人に悪い印象を持つはずがありません。
マイナスイオンあふれる気持ちの良い空気の中で、二人の仲を深めちゃってください。

●温室のある首都圏の植物園

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三陽メディアフラワーミュージアム(千葉市花の美術館)
今回ルーペちゃんがご紹介したのはこちら。
2月20日前後には、海岸からダイヤモンド富士が見られるので、ぜひそちらもチェック!

夢の島熱帯植物館(東京)

板橋区立 熱帯環境植物館(東京)

川口市立グリーンセンター(埼玉)

筑波実験植物園(茨城)

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