Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

ペコちゃん おとしよりの食事を考える

こんにちは。
先日横浜の田園風景の残る公園で開催された収穫祭にうきうき出かけたのですが、あまりにも大盛況で、焼き芋、つきたてお餅、豚汁の購入に各30分くらい待ち時間があり、ちょっとげっそりしちゃったペコちゃんです。

友達家族と繰り出したので、手分けしたのですがね。そして、そんなに欲張らなくてよかったのでは、と反省もあるのですがね。その公園内で収穫されたもので作られたと聞けば、つい食べたくなるではありませんか・・

でも食事が終われば、竹をつかった鳥の鳴き声のする笛つくり、葉っぱで魚たちを描くハッパアート、お米の脱穀作業など普段なかなかできない体験ができて、見事な紅葉の中収穫祭大満喫したのでした。

ちなみに、行った公園は舞岡公園です。落ち葉かきや、落花生の収穫などペコちゃん心惹かれるイベントが盛りだくさんで、ぜひまた行きたいところにな りました。
(12月には公園内にある古民家の障子貼りイベントもありました。・・・ペコちゃん、まずは自分ちの貼り替えないとな。)

ffhgibhc.jpg

●なるほどたしかに

さて先日のルーペちゃんの記事を興味深く読みました。医学博士の近藤正二先生の著書「日本の長寿村・短命村」(サンロード出版)について書かれたもの。
我が祖母は90歳なので長寿の中に入ると思うのですが、以前より粗食で野菜が好きさまざまな要因があると思いますが、かぼちゃ、大豆大好き・・・まさしく。

●おとしよりの食事についてとコツ!

そんな90歳の祖母と4、6歳そしてアラフォーが共に暮らす我が家ですが、時に困ることが食事つくり。
祖母は好き嫌いも多く洋食を好まないので、品数多く作れないときは祖母の好み優先の食事になります。

今まで、作ったものを一口も食べてくれなかったことも多々あり。
せっかく作ったのに、好みを合わせたのに・・・とペコちゃん少なからず凹んでいたのですが、聞けばおとしよりと同居する多くの家庭の悩みであるようですね。

悩み事相談に、『義母にどんな食事が良いか聞くのですが、何でも良いよとの答え。でも食べるものは結局塩気の多い漬け物と大根の煮物なんで す。どうしたらいいのでしょうか。』
というものがあり、うちも一緒!とびっくりしました。

ただ、年を重ねることによる身体の変化、味覚の変化によって、今まで普通に食べていたものが食べにくくなることがあります。そして、それを家族に伝えることに遠慮があり、我慢をしてしまうことも多いそうなのです。
「合わせた」つもりでも、全然合っていない。
祖母の通うデイケアの食事担当の方からもお話を伺い、ペコちゃんの経験をふまえておとしよりの方に食事を楽しんでもらうコツをご紹介し ます。

(お肉)
○お肉には片栗粉をまぶしてから調理すると、柔らかくなり食べやすい。
○牛肉は玉ねぎに30分ほど漬けると、柔らかくなる。
○ひき肉は水分(牛乳や水)を多めに加えてよくこねると柔らかくなる。

(お魚)
○お刺身は小さく切ってしょうゆやみりんに漬けるとのどごしがよくなる。
○いかやたこなどは表面に格子状の切込をいれてから、小さめに切ると食べやすい。
○煮魚は水分がしみて柔らかく食べやすい。
○魚は骨を取る(骨があると敬遠することが多い)
○魚はたたいてすり身(アジやいわし)にしても食べやすい。
○ムニエルやフライにする場合、3枚におろしてからそぎ切りにすると食べやすい。

(野菜)
○きゅうりの皮が食べづらいときは皮をむいたり、蛇腹切りにする。
○大根には隠し包丁。
○ごぼうはささがき。
○根菜類は下茹ですることによって、味付けの濃さを軽減。食べやすい。
○キャベツや白菜などは茹でてから細切りすると食べやすい。
○寒天、ゼラチン、片栗粉をつかいとろみをつけてのどごし良くする。

●おすすめのレシピ

おいしいものを食べること大好きなペコちゃん、食事って大切だと思うのです。食卓を囲み、いろんな話をしながら過ごすことは幸せなことだなぁと。なので、こどもから祖母までが一緒に食べられるものをと考え、おすすめのレシピを数点今日はご紹介します。

<水餃子スープ>
餃子のツルンとしたのどごしが食べやすく、野菜も多く摂れます。野菜の彩りが食欲をそそります。

【材料】
餃子(市販のものでも。焼いていないもの。) 適量
水 400ml
鶏ガラスープの素 小さじ1
塩・こしょう 各少々
お好みの野菜(白菜、にんじん、ニラ、ほうれん草、ネギ、もやしなど)

【作り方】
1.鍋に水と鶏ガラスープの素をいれて火にかける。
2.火の通りにくい野菜から1に加えて、3~4分ほど煮る。
3.餃子を加えて6~7分煮る。味をみて、塩こしょうで整える。

jjddiidj.jpg

<大根の柔らか煮>

いつもの大根煮を少しアレンジ。とろみがつき食べやすくなります。夏は冬瓜がおすすめ、片栗粉をゼラチンに変え冷蔵庫で冷やします。冷たくとろみがつき、夏バテ気味のときでも食べやすいです。

【材料】
大根 200g
水溶き片栗粉 大さじ1
A(水 400g、コンソメ 小さじ1、塩・こしょう各少々)
カニカマ
おくら

【作り方】
1.大根は食べやすい大きさに切り、鍋にいれて下茹で。
2.竹串がすっと通るようになったら、ザルにあげる。
3.鍋にAをいれて火にかけ、おくらを加えて煮る。
4.沸騰したら中火にして10分ほど煮る。
5.水溶き片栗粉を加えて混ぜ、カニカマも加える。

jaedgbeg.jpg

<さつまいものつきあげ>

さつまいものお団子です。長崎の郷土料理とか。炒りピーナッツとレーズンはお好みで。ピーナッツ入れるときは食べやすいように細かくくだきます。揚げたてはもちろん冷めてもおいしいですよ。

【材料】
さつまいも 500g
塩 小さじ1/2
砂糖 大さじ2
炒りピーナッツ 20g
レーズン 10g
小麦粉 10g
油 適量

【作り方】
1.さつまいもの皮をむき角切りにする。
2.水に5分ほどつけてアク抜き。
3.蒸し器で10分ほど蒸す。
4.熱いうちに塩を加え、潰してマッシュにする。
5.冷めたら、炒りピーナツ、レーズン、砂糖、小麦粉を混ぜ合わせる。
6.適当な大きさに丸めて、フライパンに多めの油をいれて両面よく焼く。

dgggahdg.jpg

●最後に

こちらを読んでくださっているみなさまの中に、おとしよりと一緒に生活されている方はいらっしゃるのかな??と思いながらも、最近のペコちゃんの関心事なので、お伝えしちゃいました。
いつかご祖父母様、ご両親と一緒に暮らすときがくるかも。そのときにコツを思い出してもらえたら、生活がちょっぴりしやすくなるかもしれません。

>>>レントゲン読影サービス Dr.LOUPE<<<