自転車に乗って無料で高速道路のパーキングエリアに千葉の物産を買いに行く(前編)
こんにちは、ルーペちゃんです。
のっけから謎の多い題名でだいぶみなさんを戸惑わせていることと思いますが、まずは何も聞かずについてきてください。
●見えているのに遠い道のり
ある晴れた日、ルーペちゃんは愛用のママチャリに乗って出かけました。そこには車で行ったことは何度かありますが、自転車で行くのは初めてです。
10分ほど自転車を走らせると密集した住宅地に入りました。そして線路沿いの細い道をずんずん進むと、大きな跨線橋がアーチを描いています。これを自転車で登るのです。
「うへえ・・・」
結構な傾斜を登ってアーチの頂点まで来ました。総武線、総武快速線、京成線が下を通ります。
跨線橋を降りてしばらく走ると、崖の上の開けた高台に来ました。
崖の下に降りれば目的地は近いようなのに、自転車で下りる道が見つかりません。やっと見つけた道は階段です。
「いや、意地でも自転車で行かなくては」と、ルーペちゃんは今来た道を戻って、大回りしてなんとか崖下まで来ました。
「その施設」をぐるっと取り囲む銀色の壁に沿って進みます。周囲は畑や中間処理施設など、ひと気がなく昼間でもさみしい場所です。心細くなってきたところでようやく目の前が明るくなる看板発見!
駐車場へゆるやかな坂を登り、やっと待ちに待った入り口が!
裏口ですよ
はい、どうでもいい道のりでここまで引っ張って申し訳ありませんでした。
京葉道路のパーキングエリア、「PASAR(パサール)幕張」に自転車で行った、という話です。
●一般利用できる道ナカ
「Pasar」とはNEXCO東日本が高速道路のパーキングエリア・サービスエリアに展開する商業施設のことで、「エキナカ」にちなんで「道ナカ」と呼ばれたりします。
そもそもPAとSAの違いは現在あいまいになっており、この「Pasar幕張」も区分としてはパーキングエリアだそうですが、「Pasar」の名前の由来はPAとSAをくっつけたものからです。
地元の物産や近くで手に入らない珍しい物産など、デパ地下的な商品が豊富に揃った施設を地元の人が使えないなんて!という声が上がったかどうかは知りませんが、このPasar幕張は上り線下り線とも、外からの出入りが自由で、数は少ないですが外部利用専用の駐車場もあります。
こういう施設は数を増やしているようです。NEXCO中日本では「ぷらっとパーク」、NEXCO西日本では「ウェルカムゲート」という名前をつけて外部からの利用ができるPA・SAを展開しています。
NEXCO東日本では名前はつけていませんが、「一般道からの出入口があるSA」で一覧を検索できます。
PA・SAに寄ることは旅の楽しみとなってきたように、その施設の充実ぶりは言うまでもありません。ルーペちゃんがいる間にも、複数の「ご近所奥様グループ」と思しき方々が外部利用口から続々と入って来ていました。高速道路という「非日常感」が旅行気分を味わえて、単なるランチ会とは違うアトラクションになりますね。
●Pasar幕張上り線の物産
上り線は「千葉に遊びに行って東京方面へ戻るお客さん」を想定していて、品揃えは「千葉の特産・物産」が中心。
千葉っ子には馴染み深い落花生各種や
あって当然のみそピーも
変わり種ドリンクとか
といった千葉ならではの品が並んでおります。
ところでこの「福錦」というピーナツせんべい、千葉ではたいていのスーパーに売っているポピュラーなものです。でもよそでは見ませんねー(笑)。
甘くて硬いクッキー生地に丸ごとのピーナツが練り込んであるルーペちゃんの大好きなお菓子。子供の頃祖父母の家に行くと必ずこれが出てきた、思い出の味です。
ネタになるかもと「醤油サイダー」を買ってみました。
ひとくちぐびっ。・・・コーラ?
もうひとくちぐびっ。・・・ジンジャーエール?
さんくち目ぐびっ。・・・やっぱジンジャーエールだ。
食べ物を食べ物でたとえるという禁じ手を使っておりますが、他に言いようがないのでご了承ください。醤油の個性はまったく感じられず、最初から最後までジンジャーエールとしか思えませんでした。
だったらジンジャーエール飲むよ・・・。
常々思いますが、千葉は素材は豊富にあるものの、加工品については弱いと言わざるをえません。
千葉に遊びに来た友人親戚に「おみやげ何買って帰ったらいいかな」と聞かれるたびに「うーん・・・ぴーなつ?」と乾いた笑いでお茶を濁していたルーペちゃんですが、今は違います。
Pasar幕張で買える、熱烈にお勧めできる加工品のおみやげがあるのです!それは!
長くなったので次回をお楽しみに~。(つづく)
フードコートで「長田本庄軒のぼっかけ焼きそば(並)」を食べながらの醤油サイダー。相性はいまいち。
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