Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

マンモグラフィー検診(1)序章

こんにちは、起きてるときに見る夢が一番大事な、ルーペちゃんです。

さて、これから何回かに渡って、マンモグラフィー検診について
書いていきたいと思います。

たぶんこれを読んでいる女性でマンモ体験しましたって人は
そんなにいないんじゃないでしょうか。
というのは、ルーペちゃんより若い方が圧倒的に多いと思うので。

多くの自治体や会社の健診メニューで、無料でマンモ検診の対象に
なるのは、だいたい40歳以上の方なんですよね。
40歳未満の方が自費でマンモ検診を受けようと思うと
自己負担が必要になるので、それならエコーと触診だけでいいわって
ことになりがちです。
ルーペちゃん自身もそうでした。
なので、40歳を過ぎて初めてのマンモ体験だったわけです。

費用以外に「マンモ検診をためらう理由」は

「胸をギューと挟まれて痛そう」
「胸を出す検査は恥ずかしい」

というのもあると思います。
特に若かったり、出産を経験していなかったりすると。

マンモ体験談の前に、ルーペちゃんはこの上記3点を
明らかにしておきたいと思いました。
高イ・痛イ・恥ずかしイ」の「3イ」を解決してスッキリしたい!と。

あ、「3イ」ってのはルーペちゃんが今作りましたよ。
別に業界用語でもなんでもないですよ。

次回以降、それぞれ検証していきたいと思いますが、
まずはおさらいとして統計的な話をしましょうか。

乳がんは女性の罹患率で第1位(18%・2006年)ですが、
部位別の死亡率でみると第5位(8.8%・2010年)です。

15人にひとり乳がんにかかり(2006年)、
72人にひとりが乳がんが原因で死亡します(2010年)。

つまり「かかる人が多いけれども治る人も多いがん
と言えるかもしれません。
ただ、それもこれも早期発見できての話。
一般に、乳がんの大きさが2センチ以下ならば乳房の外観を保つ治療が
可能と言われていますが、3~5センチだと残せるかどうかの分かれ目、
5センチ以上だと全摘、さらに転移のおそれありと判断されます。

40~50歳代が罹患のピークですが、30歳代で罹患することも珍しくありません。

要するに、「人ごとではない、いつ自分がなってもおかしくない」
病気だという前提で考えていただければと思います。

では次回、「3イ」の中の「高イ」について検証します!

参考サイト:がん情報サービス