Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

医者が教える!どこよりもリアルな風邪対策
【3】医者は鉄人?なぜ患者の風邪がうつらない!

こんにちは!毎年だいたい1~2回のペースで風邪をひくルーペちゃんです。

去年は子供経由でインフルエンザにもかかり、1週間寝たきりで過ごしました。

幼稚園や学校に通っていれば、風邪やインフルエンザを人からもらっちゃうのは

避けようがないよな(ノ∀`)アチャー、と思ったとき、ハタと気づきました。

「お医者さんってどうして患者さんからうつらないの?」

少なくとも私が知っているいくつかの病院の先生たちは、診察のときにマスクをしていないのです。

毎日のように風邪の患者さんたちを診察しているのに、大丈夫なんでしょうか?

お医者さんだけが知っている門外不出の風邪予防法でもあるんでしょうか?

今日もドクタールーペ読影医のアキコ先生に聞いてみましょう!

 

ルーペちゃん)アキコ先生、お医者さんて風邪ひかないんですか?

 

アキコ先生)アハハ、そう見えますか。

 

ル)見えますよ~。風邪ひきさんとすれ違っただけで風邪をもらう私からしたら、お医者さんて驚異的に元気ですよ。

 

ア)私、医者になって20年になるんですが、小児科医を始めて7~8年なんです。

始めた最初の頃はめちゃめちゃ風邪ひいてました。鼻風邪程度ですけど。

 

ル)なんだー、結局お医者さんも風邪をひくんじゃないですか。

 

ア)まあ風邪っていうのは特効薬を発明したらノーベル賞ものだって言われるくらいですからね。

なぜかというと、免疫を作りにくいからなんです。

おたふくや水痘は一度かかるともうかからないですよね。

それは、ウイルスの型が一定だから、一度かかると免疫ができるからです。

ところが風邪やインフルエンザのウイルスはどんどん型を変えてくるのでほぼ無限に存在することに。

 

ル)なので、毎シーズンかかっちゃうわけですね。

 

ア)なんですけどね、医者みたいに大勢の風邪ひきさんから色んなウイルスをもらって風邪をひき続けていると、

体内に抗体ができてきて、風邪をひきにくくなる、というのも経験として感じます。

 

ル)なにそれ、熟練の天ぷら職人は指で油の温度計っても火傷しませんみたいな話!

 

ア)どんな職業も、「慣れ」ってあるもんですよ。

 

ル)何か公に知られていない画期的な予防法でもあるのかと思ってましたよ。。。

「慣れ」かぁ。。。夢がこわれた~。

 

ア)でもね、子供相手の小児科医ですから、特に顔の表情って大事にしてるんですよ。

口が見えないとこちらが笑ってるってわからないじゃないですか。

病院に来て緊張している子供の気持ちを考えると、マスクをつけて診察することはできないですね。

 

ル)じゃあ風邪で倒れたことも何度も?

 

ア)いえ、私医者20年やってて、風邪で休んだことが一度もないんです。

生まれてから今まで、発熱の最高記録が37度くらいかな?

 

ル)アキコ先生すごい爆弾ぶち込んで来ましたね!

その話、次回「初期風邪対策」で伺います!

みなさん乞うご期待!

アキコ先生:ドクタールーペ読影医・内科小児科医