医者が教えるどこよりもリアルな風邪対策
【2】あなたの風邪はどこから?
こんにちは、風邪のときは喉から来る派のルーペちゃんです。
ちなみにあなたの風邪はどこから?
そんな風邪薬のコマーシャルもありますが、症状別に薬を飲む必要ってあるんですかね?。
正直めんどくさいし、風邪なら「風邪薬」をビシッと飲んでおけばいいんじゃないの?
製薬会社が薬を売りたいだけなんじゃないの??
そもそもどうして部位別に症状が起こるんでしょう?
今回はそんな質問をアキコ先生にぶつけてみました。
ル)先生、風邪の症状ってなんでバラバラなんでしょうか。
ア)どこから体に入って来るか、感染経路によることがあります。
鼻から入ってきたとか喉から入ってきたとか。
あとはそのウイルスの特徴で、のどの症状が早く出るとか咳が出やすいとか。
さらにその人自身の弱いところに出やすいというのもあります。
元々喉が弱いのでいつも喉から症状が出る、なんて人もいます。
ル)いろんな要素が絡み合って一概には言えないってことですね。
ア)医者が薬を出すときというのは、色んなことを考えているんです。
基本的には総合感冒薬をベースに、今一番辛い症状に効く薬を出すわけですが、
喉が痛いから喉の薬だけ出しましょう、というわけにはいかないんです。
というのも、患者さんが病院にどの段階で来るかによって症状が変わったりするからです。
その年の風邪の特徴によって、今は喉だけでも、そのうちお腹にくるなとか熱が出てくるな、ということも予想して、
「薬を飲んでいても症状が変わることもありますから、そのときはまた来てくださいね。」なんて声をかけたりします。
ル)お医者さんにそう言ってもらうと再診に来やすいですね。
ア)何度もいらしている患者さんの場合、この人は咳が残りやすいとか喉が腫れやすいなんてことをこちらが分かりますから、弱いところをあらかじめ想定しておいて処方することもあります。
ル)よく言われることですけど、処方箋てほんとにその人だけのために書かれたものなんですね!
病院に行くのがめんどくさいからって家族の薬をもらったりしちゃいけませんねえ。
ア)それは絶対ダメですよ!(笑)
なので、みなさんにはぜひかかりつけ医を持って欲しいと思いますね。
あとは患者さんから医者に対して積極的に情報提供していくとさらにきめ細かい処方ができると思います。
アキコ先生、ありがとうございました!
ではまた次回!
アキコ先生:ドクタールーペ読影医・内科小児科医