Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

マレーシアのトイレ事情

こんにちは、いつもトイレに入るときに二の腕を入り口の柱にぶつけるんですが、自分で思っているよりも自分の車幅が広がったということにやっと気づいたルーペちゃんです。

●旅先のトイレ

さ、今日はサックリ行きましょう。これからお食事する方やお食事中の方は、無理して見なくていいですよ~。

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突然ですが、あなたは毎日快便ですか?誰も知りたくないと思いますが私は快便です。どれくらいの快便かといえば、トイレ滞在時間約1分半、ウォシュレットはほぼ使わない、という程度の快便です。運動もせずポチャ体型の私が体のことで人に自慢できる数少ない美点と言えましょう。

そんな私でもちょっと出づらくなるのが旅先。普段とは食事のタイミングも食べる内容も、そしてトイレの便座の角度や触り心地にトイレットペーパーの質感まで、すべてのものが異なる状況だと体が緊張するのかもしれません。便通は習慣を整えることが重要とはよく言われることですから。

今まで何度か書いてきたように、GWにマレーシアに行ってきた私は、出発前にまずマレーシアのトイレ事情について調べました。すると行く前からちょっとおしりが縮こまるような記述を発見。

・トイレットペーパーはついていない
・床は常に水浸し

大丈夫かな。。。と少々の不安と大量のポケットティッシュを抱えつつ出発しました。

●マレーシアのトイレあれこれ

まず真っ先に確認したのがホテルのトイレ。

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よかった!キレイだ。トイレットペーパーもある!(ホテルだから当然だ)
しかしちょっと気になるものが。

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このシャワーみたいなものは何じゃ?

(妹尾河童さんのように緻密な絵でご紹介できればほぉふむふむと読みやすいはずですが、そんな画力も観察力もないのでバッチリと写真を載せちゃいます。ただそのままでは何なので、少々加工しておきます。)

ところがその後マレーシアで入るトイレ入るトイレ、みんな程度の差はあれ水道的なものが各個室についているのです。
なぜかというと、あちらの習慣では「トイレの後はおしりを水で洗う」からなんですね。それでトイレの床が水浸しなんです。その後濡れたおしりを何で拭くのかは不明ですが。話によると「すぐ乾くからそのまま拭かない」というのが有力らしいです。
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どこでも共通して思ったのが、「臭いがない」「汚物で汚れていない」こと。設備は古いけれどキレイに掃除されているものが多かったので、その点は非常に快適でした。どことは言いませんがチェリーパイが大好きな超大国のトイレの方がよっぽど臭くて汚かったな?。トイレのキレイさ・汚さというのは、設備ではなく管理の問題ですからね。

●トイレにまつわる情報

基本的にチップの不要なマレーシアですが、ショッピングモールなどのトイレの入り口におばさんが座っていたら5~10セン(1リンギット=約30円、100セン=1リンギット)のチップを渡す必要があります。お金はかかるものの、しっかり掃除されているということなので安心して入れます。
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トイレの中にゴミ箱が置いてあることがよくあります。それは、「トイレに紙を流すと詰まっちゃうからおしりをふいた紙はここに入れてね」というゴミ箱なので、決して紙を流してはいけません。これは途上国のトイレではよく見られるものなので、覚えておくとこの先役に立つかもしれません。

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トイレの写真ばかり載せてしまったので、お口直しにきれいな景色を。マレーシアは美しい景色と親切な人々の、良い国でしたよ。

それにしても日本のトイレの美しさって世界に誇れるものだなと改めて思いました。お出かけ先できれいなトイレだけを検索できるこんなアプリもあります。便利?。

恋するマップ

ではルーペちゃんでした。

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LIBERALAつくばの書棚

こんにちは、昼ごはんはこのタイカレーばっかり食べてしまっているルーペちゃんです。
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ちょっと前から話題でしたが、ルーペちゃんみたいに大好きな人が多いようで、最近ではスーパーに行くと山のように高く積んであったりします。味もさることながら、大きさがちょうどよくて。レトルトだと大きすぎて食べきれないけれど、これは私の胃袋にジャストサイズ!ちなみに意外にもビールのおつまみとしても好相性☆

●どんな本を読んでいるか言ってみたまえ

「どんなものを食べているか言ってみたまえ。キミがどんな人間か当ててみせよう」
フランスの美食家・ブリア=サヴァランのこの有名な言葉は、しばしば「食べている」のところを「読んでいる」に変えて使われることがあります。似た言葉に「本棚を見ればその人がわかる」というものも。

私が子供の頃、友達の家に遊びに行くとたいていの家にガラスの引き戸がついた大きな本棚があって、百科事典か文学全集のどちらかがずらーっと並んでいたものでした。おそらく一度も開かれたことがないはずの。古いけれど新品の分厚い本が並ぶ本棚は、当時の私にとっても、物悲しく空虚なものに見えました。

とはいっても我々の親の世代は読書くらいしか娯楽がなかった時代でしたから、一方で「本物の読書家」というのもそこそこいたように思います。一部屋全部書庫に改造して天井まで本が積まれている家とか、定期的に古本屋さんが買い取りに来ていた家などもありました。かっこいいなあと憧れ、自分も大人になったらこういう読書家になりたいと思ったものです。

●本の選び方が変わった

翻って自分がそういう読書家の大人になっているかといえば、お恥ずかしい限り。
まず量が全然足りていないことは当然ですが、都市生活者の住まいに「書庫」はかなり無理があります。壁一面の本棚だって怪しいものです。特にアマゾンが拡大してからは「これを逃したらもう二度と逢えないかもしれない本」がなくなってしまったので、一度読んで処分することにためらいを覚えなくなってしまいました。

また、本の選び方についてもアマゾン以前と今ではだいぶ変わりました。今はブックレビューサイトや新聞の書評欄を見て、面白そうだなと思う本をピンポイントで「ポチッとな」することが多いです。
しかしアマゾン以前はいわば「芋づる式」に本を選んでいました。たとえばモーパッサンの「女の一生」を読んで、同じ題名だからと山本有三の「女の一生」を読み、内容つながりで有吉佐和子の「紀ノ川」へ行き、同じ作者の「華岡青洲の妻」から江戸時代の時代背景が書かれた本や、人体・医療について書かれた本を手に取り。。。とそのつながりは限りがありません。

そういった「つながり」が記憶を手助けしてくれることも多く、つながりで読んだ本の内容はいつまでも覚えているのに、ピンポイントで読んだ本はあっという間に忘れてしまいます。

●本棚を誰かに提案してもらうこと

つまり、「本棚を見てキミという人間を言い当ててみせる」ことが困難で、むしろその人の本棚と思考の間の関係性が希薄になっているとすれば、誰かに本棚を作ってもらったっていいんじゃなかろうか。実際そういう仕事をしている人たちがいると知って驚きました。ブックディレクターの幅允孝さんが率いる「BACH(バッハ)」です

幅さんが青山ブックセンターで働いていた2000年頃、アマゾンが日本での営業を開始すると、日に日にお客さんが驚くほど減っていったそうです。すると彼は「人が本屋さんに来てくれないのなら、人がいる場所に本を持っていこう」と考えたとのこと。(フェリシモのサイトで、幅さんの講演会の動画とそれを書き起こした記事が見られます。)

「BACH」の仕事の中で特に興味深いと思ったのが、本のコーナーを作る仕事です。これまで病院や会社、保育園、公共施設、予備校、など様々な「人が集まる場所」に依頼主の要望に則した本を置き、本のコーナーを作ってきました。

●高級輸入中古車専門店・LIBERALAつくばの書棚

そもそも、私が「ブックディレクター」なる仕事の存在を知ったのが、つくばにオープンしたばかりの「LIBERALAという高級輸入中古車専門店の書棚でした。中古車のガリバーが開いた高級路線の「LIBERALA」は、まるで一流ホテルのロビーのような佇まいで、ベンツやBMW、アウディといった高級車のみを扱っています。お世話になったガリバーのスタッフさんがこちらのお店に異動になったので、お祝いがてら遊びに行ったところ、私の目を釘付けにしたのがこのお店の壁一面に広がる魅力的な書棚でした。それがBACHさんの編集による本棚だったのです。

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・・・一日中いたい。いや週2で通いたい、という悶絶セレクト。

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セレクトテーマは「車で旅に出かけたくなる本」ですが、単なるガイドブック的なものや車情報誌はほとんどなくて、仏像写真集(しかも土門拳の「古寺巡礼」!)や植物の図譜、台所道具の本などが置かれているのが幅さんの提案力なんだろうと思います。

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(中古なのに1800万円する車が置いてある中古車専門店。。。オシャレなはずだ)

「LIBERALAつくば」では現在は、顧客であれば貸出を行っているそうです。今後は顧客以外にも貸出や開架ができるようにしたいとのこと。ご近所の方、うらやましい!

最近は、自分で読んだ本を紹介しあう「ブックレビュー会」や、本の交換会なども各地で開かれていると聞きます。「何を読むか」の前にある「いつ・どこで・どのように・どうやって選んだか」の出会い方が読書の重要な要素に今後なってくるのかもしれません。

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