Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

病気の発見と治療について~梨娘の貧血治療~

先日本当に久しぶりに焼肉を食べに行きました。
(そういえば若かりし頃、ペコちゃんと吉祥寺まで焼肉を食べに行ったことなんか思い出したりしました。。。)
お肉は大好きですし、なかなか普段食べに行けないので気合いを入れて食べるぞ~といざ食べ始めると。
なんだかちょっと食べたらお腹いっぱい。
若い頃、年を取ると肉が食べられなくなる、という話をいろんなところで聞いた気がしますが、まさにそれだ!と。
梨子ちゃんもとうとうその域に達したということですね(苦笑)

●きっかけは風邪の診察

先日もご紹介した梨子ちゃんの娘、梨娘。
どうも体調を崩すことが多く、先日も風邪っぽい症状があったため、かかりつけの病院にて診察を受けました。
そこで念のため血液検査を行った結果、意外な診断をされました。
MCV(平均赤血球容積)の値がかなり低いです。』と。
(貧血の知識と対策)

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そうです、梨娘、貧血でした。

これは貧血の一種で、赤血球の容積が通常よりもかなり小さく、全身に送るべき血液の成分が赤血球が小さいため充分に運べないのだそう。
赤血球なんてみんな同じ大きさだと思っていた梨子ちゃんはちょっとビックリ。。。
そして梨娘の体のことを思うとショックでした。

梨娘の場合、先日の記事(発達障害について考える)にもあるように、気持ちの問題がかなり大きく占めてはいますが、確かに朝起きられなかったり、一日中だるかったりと今思えば貧血であるからこその症状がありました。

●治療方法

貧血→体内の酸素が不足した状態 です。
一言に貧血と言っても、それが引き起こす症状がたくさんあります。

  • 顔色が悪い
  • 口内炎・口角炎が出やすい
  • 動悸・息切れ
  • めまい・頭痛
  • 倦怠感
  • 疲れが取れにくい

など。確かに梨娘、全部の症状が当てはまります。。。

かかりつけの病院の先生は、まず薬よりも食事で、そして体に負担のかからない漢方薬の治療をと、娘がまだ成長途中ということもあり、そのような治療方針でいて下さいました。

鉄分が多く含まれる食材
レバー、ホウレン草、海藻類等々、意識的に摂取することを再認識して下さいと。
(梨娘、狙ったわけではなく、鉄分が多く含まれる食材がみんな好きなので母としても助かるところでした。)

ですが再度の検査の結果、それだけでは治療が難しいレベルとのことで鉄剤の投与ということになりました。
服用にあたり、副作用として吐き気や便が黒くなるなど不快な症状も見られるとのことでしたが、梨娘の場合は幸いにも副作用は見られず、就寝前一錠服用するだけなので本人も治療の負担もありません。

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ただ、貧血の治療は鉄分を摂れるだけ摂って体に入れればそれでいいわけではないそうで、鉄分を入れれば入れるだけ、その分体から出て行ってしまう。。。(特に女性は。)
体内に鉄を留めるためにも赤血球の容積を通常通りの大きさに戻すことが目標です。

梨娘の場合、朝なかなか起きられないので、朝食が食べられないことも貧血になりやすい一因となってしまっています。
投薬が始まると、少し体が楽になったようで、いつまでも起き上がれないということはなくなってきました。

再々検査の結果、赤血球の容積の値はまだ正常値に達していないもののその他の値は少しずつ良くなっているので、鉄剤の服用の調整、また食事と漢方薬の併用等を行いながら貧血の改善を目指していくことになりました。

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●まとめ

北斗晶さんの乳がん、川島なお美さんの胆管がん。。。
そんなニュースを立て続けに耳にした最近。
梨娘はそこまで深刻な状況ではありませんがそれらは病気に気付くきっかけ、時期、治療についていろいろと思いを巡らせるきっかけになりました。
普段から気を付けていても防げないこともある。突然倒れてしまうこともある。
家族に、自分に、友人に、いつ何が起きるかわからない。
でもどんな状況でも、それについてしっかりと対応できる心持ちを普段から持っていたいと思う梨子ちゃんでした。

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