Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

夏休み早々、娘、交通事故に遭う。

こんにちは、数日遅れましたが夏休みではありませんよのルーペちゃんです。
実は娘が交通事故に遭って、その事後処理に奔走していました。

●間一髪、奇跡の生還

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「キキ-、バンッ」という音を聞くと子供を持つ親はたいてい「うちの子が轢かれたんじゃないかしら」とチラと考えるものですが、それが本当に自分の子だったときの衝撃ったらありません。
もうこちらが生きた心地がしませんでした。

昨日今日の話でさすがに生々しいので詳しい事故の様子は割愛しますが、横断歩道上の事故で、車と体が接触したわけではなく、引っ掛けられたはずみで転倒、体が一回転したそうです。

0.5秒でもタイミングがずれていたらまともにぶつかっていたので、娘は九死に一生を得ましたね。
幸運にも、すり傷と打撲、たんこぶの軽症で済みました。
整形外科と脳神経外科を受診し、警察で調書を取られ、学校や保険会社との連絡などなど、突然の忙しい数日でした。
ただ、無事だからこその作業ですから、それもありがたいです。

●渡されたボールペンとメモ帳

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事故直後に私が現場に駆けつけたとき、娘は立って怪我をした肘をおさえていました。
幸いにも事故の一部始終を見ていてくれた目撃者がいらしたので、その人に事故の様子を聞き、救急車は必要ないと思ったので後で自分で病院に連れて行くからと断りました。

警察が到着したのは20分ほど後でしょうか。
その間、私は娘を連れていける病院をあちこち電話して問い合わせていたので、先にすぐにでも病院に行きたかったのですが、わりと警察の方たちはマイペースで調書を取ったり確認したり(同じことを別の人に聞かれたり)かなり時間がかかりました。
娘の場合は本当に軽症だったのでまだ我慢出来ましたが、そこそこ怪我をしている自覚があるときは、素直に救急車を呼んでもらうか、自分でさっさと病院に向かった方がよさそうです。

すると現場前のマンションの住民の方が「どうぞそのままお持ちください」と私にメモ帳とボールペンを渡してくれました。
たしかに相手方との連絡先交換や、警察の担当者の名前と連絡先、さらには病院の住所や電話番号など、事故現場ではメモを取る場面がたくさんあります。
実際、いただいたメモは短い時間に何ページも埋まりました。

なんて気の利く奥さんなんだろうと私が感動していると、さらにその同じ方が自宅から絆創膏と湿布薬を持ってきてくださいました。
「痛そうだからとりあえず貼っときましょうか」とご親切にも娘の応急処置までしてくださって。
人情と機転と親切に感激して私が何度もお名前と部屋番号を聞いたのですが、「大したことじゃないですから」と頑なに教えて下さいませんでした。
娘は後から「あの人カッコ良かったねー。スーパーマンみたいだったね。」と言っていました。

●結果的に良い人ばかりだった

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目撃者の方は、「たまたま仕事を早上がりした」小学生の子供を持つお父さんで、早くお家に帰りたかったでしょうに1時間以上も事故処理に付き合ってくださいました。
事故の相手方は、事故の最初から平謝りで真摯な態度で接してくださり、安心できました。
相手方の保険会社の方もこちらをとても心配してくださり、病院への対応も早くて心強かったです。
ボールペンの奥さんも含めて、今回関わった方はみんな良い方ばかりでした。
大怪我をしなかったことが何よりの幸運でしたが、それに加えて関係者に恵まれたことが幸いだったと思います。
事故という不愉快な記憶を、「無事でよかった」の方向に引っ張ってくださる力を持つ方たちでした。

●無事が一番、でも再度確認を

娘は生まれてからこれまで、「道を渡るときは一旦止まって右左見てね」と多分100万回は言われていると思うのですが、それでもこうして事故に遭ってしまいました。
しかも「ずいぶん大きくなってしっかりしてきたな」と思った矢先の小学3年生になって。
だって小学3年生って、ひとりで登校してひとりで塾に行ってひとりで遊びに行くんですよ。
そんな生活に何の疑問も持っていなかったところに、冷水を浴びせられました。

もしかしてこれまでも、何度も危ない橋を渡ってきたんじゃないかと。
これまで何事もなかったのは幸運でしかなかったのじゃないかと。
そういえばアメリカでは中学を卒業するまで、スクールバスのない場合は親が学校の送り迎えをするものだと聞きます。
そこから考えると、小学1年生からひとりで登下校する日本はある意味無謀に近いフリーダムなのかもしれません。

ルーペちゃんは今からちょうど2年前の7月に、「こどもが道をわたるとき」という記事を書きました。
子供の判断能力や視野に問題があるため、交通ルールをいくら教えても限界がある、という話でした。
夏休みに入り、昼間も夜も、子供がウロチョロしています。
お子さんをお持ちの方は近所の道を一緒に歩き、「こういう場合はどうやって渡るの?」とシミュレーションをして確認を促してみてください。
また、自分がハンドルを握る場合は、「歩行者優先」「子供は飛び出すもの」と今一度胸に刻んでください。

そして最後に、神様、ご先祖様、助けてくださってありがとうございました!

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