Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

四十路の肌に紫根エキスをつけてみた

こんにちは、迷惑メールフォルダをチェックしていたら、木村拓哉です【マジで本人です】というタイトルのメールが入っていて、嘘を本当に見せようと頑張るとかえって嘘がわかりやすくなってしまういい例だなと思ったルーペちゃんです。

●普段と違う環境で肌を見る

5月、紫外線が厳しい季節となってきました。
紫外線を防ぐための日焼け止めも、SPF値が高いほど肌への負担は大きくなり、肌にとってはどちらに転んでも過酷な環境です。
アラフォーのルーペちゃんは一旦焼くともうリカバリができないので、特に気を使っています。

先日、久しぶりにデパートのコスメコーナーを冷やかして、美容部員さんにフルメイクを施していただく機会がありました。
普段からそんなにスキンケアや化粧に凝る方ではないので、そんなに買う気もなくあくまでも冷やかしで寄ってみたのですが、鏡を見て愕然としました。

「誰や、このオバハンは。」

蛍光灯に煌々と照らされ、大きな鏡で目の前に晒されたその肌はシミ、シワが露わになり、見たくもない口元の粉ふきやヒゲまでくっきりとわかります。
家では薄暗い洗面所で化粧をしているので、明るいところで照らされた自分の肌を久しぶりにまじまじと見たんですね。
私の動揺を見ぬいたのか、有能な美容部員さんは次々と商品を勧めてきて、私はこんな肌を見せられたために断る気力もありませんでした。。。

●そういえばこんなの持ってたな

そこで思い出したのが、5年ほど前にとあるテレビ番組で紹介されて、一時期ブームになった生薬。
紫根(シコン)という生薬のエキスを煮だしたものをある女性が化粧水代わりに使ったところ肌が20歳くらい若返ったという内容で、放送以降みんな競って紫根を入手しようとしていました。
紫根とはムラサキ(またはその近縁種)という多年草植物の根っこの部分の生薬。
抗炎症作用、創傷回復作用に優れており、高級化粧品の成分として使われることも多いです。

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そしてもちろん私も、紫根を入手しました。
当時中国・広州に姉が住んでいたので、遊びに行ったときに現地の漢方薬局で購入。
大きめのクッションくらいある袋が100元(当時のレートで1500円くらい)
母・姉・私の3人で分けてもまだ多すぎました。

一度位は物珍しさからエキスを作った覚えがありますが、その後は娘の水いぼの治療に使ったくらいでしまいこんでいました。
紫根にはその効能を上回るほどの欠点があるからです。それはのちほど。

●久しぶりに紫根のエキスを煮だす

加齢が進んだ今こそ満を持しての紫根だろうと、再び紫根エキスを試してみることにしました。
当時の番組で紹介された方法は「300ccの水に15グラムの紫根を入れて15分煮だす」というもの。
紫根はかさかさに乾いているので15グラムといっても軽く両手に盛ったほどはあります。
300ccの水だとやっとひたひたになるくらいです。
これを火にかけると・・・臭っ。

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そう、紫根の欠点とは、メチャ臭いこと。
何と言ったらいいのでしょう、腐った魚と腐ったバナナみたいな・・・要は生ゴミ的な悪臭です。
これを顔につけるのはなかなか勇気がいりますよ。
もうひとつの欠点は色がつきやすいこと。
煮だした鍋はもちろん、洋服や布巾につくともう落ちません。
もともと染料ですから、色づきはバッチリです。

なので、紫根を使うためには悪臭にめげない精神力と、服に色をつけないための注意力が必要なのです。
もうね、夜塗ると朝起きてもまだ臭いですから。
よっぽどのモチベーションがないと続きませんよ。

●使用して2週間経ちました

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煮だしたエキスを茶こしでこしたものをこのような容器に入れて使っています。
風呂あがりに化粧水代わりにコットンにつけて肌にビタビタとやっているだけですが、この色すごいでしょ。

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毎日使い続けて2週間経ったところで肌の調子が変わりました。

ガサガサと粉を吹いて表面はパリッパリのゴワゴワ。

なーーーーんだ、と言うみなさんのがっかりした顔が目に浮かぶようです。
どんなカタルシスを期待していたんですか。そんな世の中甘くないですよ。
水分を含んで白く輝くもっちり肌には程遠い状態。
でも私この状態何度か経験したことがあります。
肌の新陳代謝(ターンオーバー)が進んで、古い角質がはがれ落ちている途中なのです。
そのうち全部生まれ変わってきっときれいな肌になるはず。
そう信じて続けていきます。またご報告します。

なお、ターンオーバー周期は加齢とともに新陳代謝が低下するので、年齢によってだいぶ異なります。10代は20日、20代は28日、30代は40日で40代は55日もかかるそう。

加齢から逃げたいからやっていることなのに、年齢というのはどこまでも追いかけてくるものですね。こんなところにも格差が。
2週間やってるからあと1ヶ月と10日か。。。
なあに、年齢を重ねると時間の感じ方は早くなりますからね、同じことですよ。フフ。

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鴨川の棚田で田植えをしてきた

こんにちは、GWが終わって誰よりもホッとしているルーペちゃんです。
遠出をしたわけではないのですが、やはり毎日なんだかんだ出かけてしまうので、普段より疲れました。
フェイスブックの方で「5月5日頃更新」と書いたのに今もう7日ですもの。
「頃」って書いといてよかったゼ。。。

●なんだかんだ地味だった

みなさんは連休中どこかお出かけしましたか?
私は近くのモールに出かけたり、実家に一泊したり。。。地味。
ただ、ルーペちゃんの住む海浜幕張周辺はイベント目白押しだったので、連日たくさんの人が詰めかけていました。

特に、ビーチで3日間にわたって開催された音楽フェスは大変盛り上がったようです。
連日朝から晩までズンスカズンスカ我が家にも音楽が漏れ聞こえていたのですが、ある日聞き覚えのある声が聞こえてきました。
娘が「きゃりーぱみゅぱみゅだ!」叫ぶやいなや、二人で海岸に向かって猛ダッシュ。
当然ステージは見られませんが、ステージのすぐ裏まで近づけたので二人で歌って踊って盛り上がりました。
きゃりーさん、(タダで聴かせてもらって)ありがとうございます。

そんな風に安・近・短を絵に描いたような休みでしたが、一回だけ遠出したのは鴨川。
以前稲刈りの様子をご報告した、鴨川の棚田・大山千枚田で今度は田植えをお手伝いしてきました。
(「大山千枚田で稲刈りしてきた」2014年9月2日記事)

●春の棚田はこれまた美しい

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棚田オーナーも4年目という友人一家に「今度は田植えを」と誘ってもらい、我が家も初めての田植えに挑戦しました。

GWまっただ中の房総、渋滞を考慮して朝6時に集合、7時すぎには鴨川に到着していました。
早朝のためまだ人もほとんどいない棚田は満々と水をたたえ、朝日を反射してキラキラ輝いています。
うぐいすが気持ちよさそうにのびのびとさえずり、少しひんやりした風がさあっと吹き抜けると草と土の匂いがします。

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こういうときにぴったりな慣用句なんて言うんだっけ。。。
「浮世の憂さを晴らす」違う、「後は野となれ山となれ」それじゃない、「命の洗濯」うーんしっくりこない。
まあとにかく「日常のあれやこれや面倒なことがすべて忘れられるような気持ちのいい場所」でした。

●知らなかった田植えのあれこれ

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まずは事務所で稲の苗をもらってきて、10センチ四方くらいにちぎり、田んぼにまいていきます。
それを拾いつつ3~4本ずつ植えていくのです。

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それも適当に植えていくのではありません。長い竹竿に目印のビニールテープが巻いてあるものを使います。田んぼにこれを当てながら目印のところに稲を植えていきます。
そして30センチくらいの短い竹竿を目印にその分だけ前に進み、また同じことの繰り返し。きっちりしているのです。

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ところで田植えはどっち向きに植えていくかご存じですか?
私はずっと「後ろ向き」に植えていくのだとばかり思っていたのですが、「前向き」に植えるのだそうです。
後ろ向きの方が植えた稲を踏まなくていいので良いのではないかと思ったのですが、植える前に田んぼに足あとがついて穴が空いてしまうと稲が植えにくいのだそうです。
やってみるとわかりますが、田んぼに深い部分ができてしまうとそこだけ稲を深く植えねばならず、たしかに植えづらいです。おそらく成長が一定にならないなど他の理由もあるのでしょう。

●「稲刈りより100倍ラク」と言われてはいたものの

田んぼに入る装備には迷いました。
裸足でやったらどうかとも思ったのですが、「足を切ったりするとバイキンが入って危ない」とのことなのでとりあえず長靴を用意。

しかしいざ田んぼに入ってみると足を取られて身動きがとれません。
じっとしているとみるみる足が沈んでいくので、次のステップが踏み込めないのです。
長靴は膝までの長さがありましたが、それ以上に沈んでしまうので靴の中もドロドロになりました。
しかも指導の農家さんに「長靴でやったら田んぼに穴が空いてしまうからダメだ」と怒られる始末。
こんなことなら最初から裸足でやったらよかった。。。

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ちなみに4年目の友人一家は、家族5人分の地下足袋を用意してあり、万全の体制でした。
子供用の地下足袋なんてあるんですね。

「1時間もあれば終わる」と言われていたとおり、きっちり1時間で終わったので時間的には稲刈りより短くて済みました。
しかし足を取られる泥と格闘する作業は思いのほか体力を消耗します。
ワタシ的にはどっちもどっちかな、という感想でした。

●指導の農家さんたちは相変わらず手厳しい

前回も思ったのですが、指導の農家さんたちは人によって言うことが違うので、ある人の指示を聞いて一生懸命やっていると「そうじゃねえよお」と他の人から全否定されたりするので、その辺の理不尽さには黙って耐えるしかありません。

会社じゃないんだ、仕事じゃないんだ、と自分に言い聞かせながら「やらせていただいている」気持ちで臨むのです。
それにしても、みなさん結構言い方が厳しいんですよね。。。
私は両親とも先祖代々千葉県民なので千葉弁のキツイ物言いにはなんとなく耐性ができているし、ご本人たちはそこまでキツイつもりで言っているわけではないと分かるのですが、よその県の方は言われたらたぶんものすごくヘコむと思います。。。

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今回娘は田んぼに入らず、端の方でちょろちょろと植えていたのですが、あぜを踏み荒らしてしまったのを見るやいなや「なんだこりゃ!だめだよこんなんしちゃ!すぐ直しなさい!」と結構な勢いで怒られてしまいました。
いたずらしたわけじゃないんだからそんなに怒らないでよ~子供泣いちゃうよ~(うちの子はギリ泣かなかったけど)と思いつつ、「は~いすいませ~ん」とすぐ直しておきました。

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「おじさん激おこぷんぷん丸だぞ?」って言えとは言いませんが

●カエルやおたまじゃくし、ザリガニとたわむれる子供たち

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そんなこんなで子供たちが夢中になってやるのは田植えではなくて、カエルやおたまじゃくし、蝶の採取でした。
単に「お客さん」として遊びに行くのと違い、親が汗水たらして働いている様子を見るというのも、また子供にとってはいい経験となるでしょう。
また、どうしてこの棚田を大人たちが一生懸命守ろうとしているのか、具体的な体験を通して考えるきっかけになってくれればと思います。
貴重な体験をさせてもらって友人一家には感謝感謝。
30数年ぶりの田植えにまだ体が痛いけど、ホント良かった。

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