ペコちゃん、大アマゾン展に行く
こんにちは、ペコちゃんです。
今春小学生になった息子ペコちゃんの母校に通っていまして、先日入学式のため2○年振りに尋ねました。全然変わらないものですね。
作った卒業制作が飾られ、階段のタイルの色合いを思い出し、校歌も一緒に歌える。
ただ取り組みは多々変わっているようです。
縦割りがよく導入され、6年生のお兄さんお姉さんが入学式からお世話をしてくれました。
名札を付けてくれ、席とロッカーの案内、使い方の説明など一年生の目線に合わせて丁寧に教えてくれる。
今では毎朝当番制でクラスに来てくれ、準備など過ごし方の分からないところを教えてくれるそうです。一通り終われば、本の読み聞かせまで!
ちょっぴり恥ずかしそうにしながらも堂々と優しく接する姿に、今は興味の赴くまま自由に過ごす息子の5年後の姿を重ね(希望)目頭を熱くする ペコちゃんなのでした。
●アマゾン展に行ってきた!
さて先日、我がドクタールーペ事務所にほど近い上野・国立科学博物館にて開催中の「大アマゾン展」に行ってまいりました。
息子娘とも動物が大好き。本物でも本でも映像でも飽きずにずっと見ているので、絶対喜ぶだろうとイソイソ出掛けたのです。
パンフレットにはこう記されています、
「約420種の哺乳類、3000種以上の魚類、約1800種の鳥類、約6万種の植物、昆虫は地球上の種の4分の1に相当する100万種以上が 棲んでいると言われている・・・・」
日本にいればまさしく未知の世界、いざ潜入です!
●アマゾンとは・・・
705万km2と世界第1位の流域面積をもつアマゾン川、 全長は約 6516kmでナイル川に続く世界第2位です。
ブラジルを中心にボリビア、コロンビア、ペルー、エクアドル、ベネズエラの6カ国をまたがる大河。
アマゾン川周辺の、日本の国土の約20倍ともいわれる広大な地域は熱帯雨林で多種多様な生き物が存在しています。
ペコちゃん、アマゾン=ジャングルという薄い知識しかありませんでした・・・ 画像はこちらですどうぞご覧ください。
●冒険のスタート!
入口でマルチメディアガイドを借りて冒険のスタート。
まずは、翼竜、魚類、植物、昆虫の化石が並びます。
約1億年前の中生代白亜紀、大陸移動によって南米大陸が誕生しました。
その大地の動きによって徐々に隆起してきたアンデス山脈は周辺の地形や気候を変化させ、約1000万年前に現在につながるアマゾン川が形成さ れました。
アマゾン川の誕生前後で異なる動植物の化石が比較展示されていました。
しかしあんな広い場所で、こんな小さなものを見つけるってすごいなぁとしみじみ・・・
●圧巻の剥製たち・・・
哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫の剥製が順に並んでいます。
まずは哺乳類。やはり表情や仕草がリアル、今にも動き出しそうです。
見えますでしょうか、一番右の幕に映るのはコンゴウインコ。
色鮮やかなthe南米の鳥、光沢のある美しい羽を金剛石(こんごうせき・ダイヤモンド)に見立て、名づけられ ました。
主な剥製の横にはその映像が流れ実際の動きを知ることができてとっても分かりやすいのですが、映像は撮影禁止のためこちらで失礼します。
大きなくちばしも特徴的ですが、ヤシなどの堅い実を噛み砕くことができ、木の実や果実類などを食べます。
世界第2位の大きさを誇るオオアナコンダ。1位のニシキヘビの全長10mには少しおよびませんが、重量はオオアナコンダの勝ち。
胴回り約30cm、体重250kg以上。オスよりもメスの方が大きく重いそうです。
ペコちゃん、アマゾンの動物といえばオオアナコンダを思い浮かべます。ヘビの骨格、初めて見ました。
続いては蝶です。
左はスカシジャノメの一種ですが、羽の透明度が高く、光の反射を抑える構造となっていてます。
外敵の多いアマゾンで身を守る手段、たしかに背景の葉にまぎれています。
右は表裏で模様が異なります。
上が表で、下が裏。
ペコちゃん、今回一番のびっくりはこちら。
上はモルフォチョウの一種ですが、発色のメカニズムによって輝く青色が特徴です。
その発色のメカニズムを応用して、繊維・化学メーカーの帝人が染料を使わずに発色する構造色繊維を開発しました。
そちらをつかって作ったものが、下のドレスです。他にも化粧品などがあるとか。
蝶からインスピレーションを得たなんて、ステキです。
こちらはおなじみカブトムシです。
一番小さいものが日本のもの、他がアマゾンのものです。差は歴然。
小学生やもう少し小さい子どもたちは、カブトムシに一番反応していました。
身近で見慣れているので違いが分かりやすいのかと。
魚類が続きます。
下はピラクルー。世界最大級の淡水魚です。
現地の言葉で「赤い魚」を意味しますが、繁殖期のオスのうろこが 赤くなることに由来します。
脱線しますが、茅ヶ崎にえぼしという居酒屋がありまして、姉妹店が赤い魚といいました。
今は閉店しているのですが、ピラクルーから名づけたのかな?おいしくはなさそうと思ったら食用とされているそうです。
他にもピラニア類、現地の人々に怖いと評されるカンディルの仲間、発電する魚として有名なデンキウナギ、などが展示されていました。魚たちも個性的ですね。
●日本とアマゾンの不思議なつながり
見てきたように、アマゾンの動植物は日本のそれと特徴が大きく 異なるものが多いのですが、不思議なことにきのこ類には同じグループに属するものが存在するそうです。
こちらはコウボウフデの一種で、日本とアマゾンにのみ分布しています。
地球の真反対に位置し気候もまったく違う場所であるのに不思議なものです。
●癒されました
水草です。
日本の水域は中性、アマゾン川は酸性です。
水草の生育に必要な二酸化炭素の取り込み方は中性と酸性で異なるため、アマゾンの水草は日本では育ちません。
アマゾンの水も一緒に輸送し、水温など環境をアマゾンに近付けて展示されています。
ここまで書いておいて言うのもなんですが、ペコちゃん剥製がちょっぴり怖いのです。(心なしか写真もぶれているよう な)ですが、水草を見てほっとできました。
じっと見ていると興味が出てくるもの、何と8月には国立科学博物館の筑波実験植物園にて「水草展」が開催されるそうです。
見れば「植物界の異端児、水草・・・」とあります。異端児?あんなに自然に存在しているのに?
博物館の戦略にはまった気もしますが、俄然興味がでてきちゃいました。行ってみたい・・・
ワークショップ好きなペコちゃん、好きな器と水草を選んでつくるアクアリウム作りにも興味があります。
さて、アマゾンの冒険を終えてからは、上野動物園前にありますこども遊園地へ。
動物園には何度も来ているのに、こちらの存在初めて知りました。
ノスタルジックで、こじんまりと。こどもたち楽しんでおりました。
大アマゾン展は6月14日(日)までの開催です。
最後にありました横8m、高さ4.2mの巨大シアターで見た映像に吸い込まれ、今でも目に焼き付いています。
映像は撮影禁止だったのでお見せできなく残念!
>>>レントゲン読影サービス ドクタールーペ<<<