Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

いろんなところでボルダリングしてみました(後編)

こんにちは、みなさま台風の被害はありませんでしたか?のルーペちゃんです。

前回の台風で「台風態勢」にしていたルーフバルコニーが(ズボラで)そのままだったので、今回特にバタバタすることもありませんでしたが、オリーブの若芽が一本ポッキリいってしまったのが切なかったです。

さて前回の続き、まいりましょう。

●高校にある「壁」

キッズボルダリング施設がよく出来ているとは言っても、やはり何度か通うと物足りなくなってくるものです。
千葉県立幕張総合高校にあるクライミングウォールを使用してクライミング講座が開かれているというので、娘とその同級生を連れて行ってきました。

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どどん。

・・・すごい・・・
校舎の5階を超えそうな高さのクライミングウォール。しかもこっち側に倒れるように傾いています。「VS嵐」の「お台場のアゴ」なんてもんじゃありません。

まさかこれを子どもたちが登るの?まさかうそでしょ?と思っていたら手際よく子どもたちにハーネスが装着されました。

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えっうそうそ。

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さすがに一番上までは登らせませんが、リードのおかげでキッズスタジオでは経験できないような上まで登れて、子どもたちは大興奮。

これ、降りるにはどうしたらいいかというと、両手を離すだけです。
もう限界、というところまで登ったら、手を離してぶらーんと宙吊りになります。すると下で命綱を預かる係の人がロープを操作し、ゆっくり下ろしてやります。

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「ああ命綱って命を預かるから命綱なんだな」と、文字通りの当たり前のことにいちいち感心する私。
それほど降りるときは唐突で、無防備で、危険に見えるのです。やっている方はものすごく楽しそうでしたが。

●いまさらながら整理すると

ところで子どもたちが体験しているこれは、分類的にはボルダリングではなくて、クライミング競技となります。

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ボルダリング」はリード(命綱)をつけずに登るフリークライミングの一種で、壁の高さは5メートル程度までと決まっています。
12メートル以上の壁をリードをつけて与えられたルートを登るのが「リードクライミング」です。

ちなみに幕張総合高校にあるクライミングウォールは15メートルあるそうで、これだけの高さの壁を持つ施設は全国でも少ないそうです。それがしかも高校にある、というのが面白いですね。

これだけの施設を持つ幕張総合高校のワンダーフォーゲル部は、当然ながら全国レベルの強豪です。現在、JCOMの「スポーツの力という番組で、こちらのワンゲル部を特集しているので、観られる地域の方はぜひご覧ください。壁の高さや競技のスピード感などが伝わってきます。

●クライミングは観るだけでも面白い!

子どもたちが教わっている最中、隣の壁では全日本クラスの選手たち(詳細はNG)が練習中でした。もうそっちに気を取られて自分の子どころじゃなかった。リアルスパイダーマンてこういう感じなんだ?と口を開けて見てしまいました。練習なのに、見ていて全然見飽きることがなくて。

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こっちに傾いてるっていうのがもう理解しがたい。

とにかく登るのが早い。そして手足に吸盤くっついてるの?と思うくらい縦横無尽に、「うちここなんだ、寄ってく?」みたいな顔で壁を伝い登っていきます。15メートルの壁をなんとも思っていないような様子にただ驚き。一番てっぺんからロープでシューって降りてくるところがまたカッコイイんですわ。

先生が次につかむべき岩を下から「レーザーポインタ」で指して教えるのですが、それがいつも「そんな遠く?」と思うようなところにある岩なのです。
ボルダリングのコツは、手を曲げないで伸ばした状態をなるべくキープすること(曲げていると疲れるから)だそうですが、なるべく遠くの岩をつかむことで手を曲げずにいられるようです。

●病院にもある「壁」

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さて所変わってこちらは、北九州の小倉北区にある「やすなが整形外科」。
昨年の12月に「RESTAという病院に併設したスポーツ施設を開所した際、おじゃまさせていただきました。
こちらの壁もクライミングウォールになっています。

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この施設は整形外科の一部門として機能しているので、普通のスポーツジムのような身体能力の向上や健康維持はもとより、体の不調を回復させる「リコンディショニング」が主要な柱のひとつとなっています。

なぜこの場所にクライミングウォールを?と伺ったところ、「筋力、バランス、柔軟性を総合的に楽しみながら向上できるボルダリングは、リコンディショニングに非常に有益」なのだそうです。

また、整形外科ということで部活などでケガをした子どもたちも多く訪れるそうですが、辛いリハビリの中にこういう”お楽しみ”があると、子どもたちがきちんとリハビリに通う動機のひとつにもなるのでは、と思いました

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どこでも壁に貼り付くうちの娘。。。

(ちなみにやすなが医院で以前「高酸素カプセル」に入れていただいたことがあります。そのときの記事はこちら→前編後編

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●やってみたい、見てみたい

今まで読んできて、ボルダリングやってみたいな?と思った方は、以下のリンクを参考にしてください。

都内で気軽にボルダリング体験できる施設
クライミングジム情報山と溪谷社のクライミング・ボルダリング総合サイト

また、「見てみたい」と思った方には、「IFSCクライミングワールドカップ」が10月25,26日にあります。場所は千葉県印西市松山下公園総合体育館。ルールなど細かいことは分からなくても、大丈夫!

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