ペコちゃん、写真展『ダウン症 家族のまなざし』を観に行く。
こんにちは。妹が先週出産し今里帰りしているのですが、
ペコちゃん風邪をひいてしまい微妙に隔離され、なかなか赤ちゃんを抱っこできないでいます。
早く治さねば・・・じきに大きくなってしまう・・・
●写真展『ダウン症 家族のまなざし』
さてペコちゃんの4歳の娘がダウン症のあることを前回の記事でお話したのですが、先月、伊藤忠青山アートスクエアで開催されていた『ダウン症 家族のまなざし』という写真展を家族で観てきました。
(国連に制定された3月21日の「世界ダウン症の日」を記念したものです。ダウン症がある人たちの多くは”21“番目の染色体が”3“本あることから、3 月21日が「世界ダウン症の日」と定められました。)
ダウン症のある娘をもつイギリスの写真家リチャード・ベイリー氏が中心となって、英国ダウン症協会が行った写真プロジェクト。
家族にダウン症のある人がいる写真家など22名が参加し、医療や福祉の領域とは一線を画す「ダウン症」の新たな表現に挑戦。
家族の愛情豊かなまなざしで撮り続けられました。
唯一撮影OKだったリチャード・ベイリー氏の代表作《365》を観る我が子2人。
娘の生まれる前はダウン症のある人は皆さん同じ顔の特徴を持つと思っていました。
もちろん特徴はあるのだけれど、個人個人で異なり、両親や兄弟に似ます。
娘も兄と、母である私に似ています。
《365》の中の彼らは、いっぱいの笑顔を見せていたり、踊っていたり、微笑んでいたり、カメラを強く見つめていたり。
全身で自分の感情を存在を個性を表現しているように感じます。
そしてその周りには、彼らを見守り愛情いっぱいに包んでいる家族がいると想像できるのです。
●今回目に付いた言葉は・・・
『両親は、彼らが将来、ウィンブルドンで勝ったり、マンチェスター・ユナイテッドのサッカー選手にならないことを知っています。医者にも弁護士にもならないでしょう。けれども、彼らは人生を歩む過程でいくつものゴールを決め、いくつもの困難を克服するでしょう。どんなこどもを持つどんな両親でもそうであるように、私たちはこれらのこどもたちが人生の階段を上っていくのを見守り助けていくでしょう。』
(リチャード・ベイリー氏)
『私が気にするのは、あなたがベストを尽くして、人生を楽しんでいるかよ!』
(フィオナ・ベイリー氏:リ チャード・ベイリー夫人で写真家。)
ペコちゃんも同じ気持ちです。
出生前診断の実施に伴って論議がかわされる昨今、これらの写真は本当の幸せの意味を教えてくれるものと思います。
そして、天真爛漫で会う人みんなに声をかけ挨拶する娘がこれからどう成長していくのか楽しみなペコちゃんなのでした。