Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

インフルエンザが治ったらいつ学校に行ける?

こんにちは、小1の娘が夢中で観ているEテレの海外ドラマ「ビクトリアス」に

出てくる女の子たちが16、17歳とは思えないほど色っぽいので、

娘が「高校生ってこういう感じなんだ」とお手本にしてしまったらどうしようと焦るルーペちゃんです。

元々才能があって容姿にも恵まれた若い女の子が、世界中の人たちに見られて

磨かれていくのですから、その美しさたるや神々しくさえあります。

特に、主役のビクトリア・ジャスティスは、最初こんな初々しい感じだったのが、いまやこう

美しいは美しいけれども、ホームランで言ったら場外まで飛びすぎた感もなきにしもあらず。

空気はカラッと乾き、ほほにあたる風は涼やか、

日射しがあっても真夏のように体力を奪うネットリした暑さにはならず、

気持ちのよい季節になりましたね。

これでココナッツのお香でも焚けば気分はハワイ。

。。。はっ、これはお昼に食べたキムチうどんの臭い?!

一気にいろんなものが台無しになるので、洗い物はすぐ片付けましょうね。

暑くもなく寒くもなく、一年で一番過ごしやすいこんな季節であっても、

当たり前ながら病気というのは年中無休なんだなあと思いしらされるのが

「インフルエンザ流行中」のニュース。

ルーペちゃんの知り合いの子供が通う小学校でもインフルエンザのため学級閉鎖になったとか。

インフルエンザになりたくないけれど年柄年中マスクをして歩くわけにも行かず、

とにかく「うがい、手洗い、栄養、睡眠」と基本的な生活習慣を守るしかありません。

ところで、お子さんをお持ちの保護者のみなさま、(片手でメガネを上げる)

昨年4月に文部科学省が学校保険安全法の施行規則を改正したことをご存知ざますか?

小難しい言い方をしましたが、要は「インフルエンザでの出席停止期間」の

算定方法が変更されていますよ、という話です。

それ以前は「解熱後2日」のみが条件でしたが、新規則では

発症した後5日を経過し,かつ,解熱した後2日

と、条件が追加されました。

その背景にはインフルエンザ治療薬が普及したことにより、

ウイルスが感染力を失う前に解熱する例が増えたことがあります。

子育て中のお父さんお母さんはきっと経験があるでしょう。

さっきまで触ると飛び上がるくらいの高熱を出してぐったりしていた子供が

一晩寝ただけで、またはほんの数時間でウソのように熱が下がって元気に

なるのはよくあることです。

元気なだけに寝ていなさい、おとなしくしていなさい、と言ってもきかず、

外で遊びたい!とわめく我が子を横目で見ながら一日も早く学校に

行ってくれ!と親なら切実に思うものです。

ですがそこはぐっと我慢して、「発症後5日かつ解熱後2日」経ってから

病院に行き、登校許可証(または治癒証明書)をもらって学校に行きましょう。

早めに行っても証明書は出してもらえないのでご注意を。

ちなみに幼児の場合は幼稚園でも保育園でも「発症後5日かつ解熱後3日」です。

こんないい季節に1週間近く家にいなければならないようなやるせない事態に

ならないよう、お互い気をつけましょうね。

ルーペちゃんでした。

参考:学校保健安全法施行規則の一部を改正する省令の施行について(通知)

追記:ちょっとわかりにくいので、補足します。

たとえば「月曜日に発熱し、火曜日に解熱した」という最短で良くなった人の場合、

発症当日の月曜日は0日目、翌火曜日から発症後1日と数えます。

ということは水曜が解熱後1日で木曜が解熱後2日、旧基準だと金曜日から登校できたのですが

金曜日はまだ「発症後4日」なので新基準ではNGです。

土曜日になって「発症後5日」たち、じゃあ日曜から登校できるねって、学校やってないし!