浦和のステキな花屋さん「gracegroan」野口貴行さんにインタビュー【後編】
こんにちは、ペコちゃんです。
浦和のお花屋gracegroanでは、各障害者手帳や指定難病医療受給者証をお持ちの方へ10%の割引があります。私にはその手帳を持っている家族があるので興味を持ち、店長の野口さんへお話を聞きに行って来ました。前編からの続きです。
野口さん自身、4年前に高安動脈炎という指定難病にかかり指定難病医療受給者証を持っていらっしゃいます。
—高安動脈炎、初めて耳にしました。
僕もです。患者は約9割が女性で、発症年齢も15~35歳に多いのです。自分に当てはまらないので驚きました。
(※高安動脈炎について、詳細は前編をご覧ください)
—ご自身の発症が、各障害者手帳や指定難病医療受給者証をお持ちの方への10%の割引サービスのきっかけなのですね。
自分が発症して感じたことですが、病気を持つ中で、歩くことがつらい方、外出することがむずかしくなっている方が多くいます。そのつらい気持ちを花で癒してもらいたい、一番効果のあることでないかと思っています。癒されることが、とても必要です。
—このサービスを使われているお客さんはいらっしゃいますか?
知ってくださる方が増えていて、つい先日も来てくださいました。嬉しいですね。
—サービスの展開など考えていらっしゃいますか?
老人ホームでも定期的にアレンジメントのレッスンをしています。あと、例えば障がいのある方、お子さんでも、集まりなどがあればそちらまで伺ってレッスンすることもできます。
私の母もパーキンソン病を発症し、指定難病医療受給者証を持っていました。野口さんのおっしゃるように、歩くことや日々の動作が困難で、外出することが大変でした。難病を持つことは、身体への負担はもちろん心に大きなおもりをもつように感じます。
母は同じ病気を持つ人たちの集まりなどには参加していたのですが、花のことは考えもしなくて。母がなくなったとき多くの方から花をいただいて私たち家族は心が落ち着きました。その時初めて、花の力って大きいんだなと実感したのです。
先日参加したフラワーアレンジメントのレッスンでも花に触れることで気持ちが穏やかになってきました。母も闘病中に花を見ること、触れる機会があったら病気のつらさが軽くなって、生きることを楽しむ時間が増えただろうと思います。
ダウン症がある娘もお花が大好き。今度一緒にレッスンを受けたいと思います。
gracegroanは、JR浦和駅より、ゆっくり歩いて約15分のところにあります。浦和に住む伯母やその友人たちが地元に住みながらも場所が分からなかったので、同じ方もいらっしゃるかと思い写真で道案内をしますね^^
浦和駅西口を出ます。
階段を上がって、アトレの先を左へ。
交番の右隣の横断歩道を渡ります。
少し進んでひとつめの横断歩道を渡り、左へ。
そのまましばらく直進すると、正面に埼玉県庁が見えます。この横断歩道を渡って右へ。
正面にまた大きな建物(埼玉県農林会館)が見えます。この道も直進し道なりに左へ。
またしばらく直進します(右手に郵便局やカフェがあります)。
すると正面の建物は武蔵野銀行さんです。
そしてこのすぐ裏手がgracegroan。お店からはいい空気が流れていて、まるでパワースポットのようです^^
fresh flowers kitchen gracegroan
住所:埼玉県さいたま市浦和区高砂4-3-12 1F
Tel:048-762-9507
営業時間:11:00-19:00
定休日:日曜日
※営業時間、定休日とも変更のある場合があります。ホームページ、お電話にてご確認ください。
こちらは野口さんが撮ってくださった写真です。ホームページやインスタグラムの写真はすべて野口さんが撮っていらっしゃいます。やはり花をどう見せると一番魅力的かを知っている方の撮るものは違います。ぜひご覧ください。お茶目な野口さんも時にみることができます^^
(左はロドムというカーネーション、右はすずらん、すずらんがこんなにいい匂いがするなんて初めて知りました)
そしてインスタグラムの中で野口さんが書かれていた『悩み事や考え事でモヤモヤする時も、そんな家族や友人を見たときも、花を飾ったり花を贈ったりする事で気持ちが前向きになったりもします^ ^言葉ではどう伝えたら良いのかわからない気持ちもgracegroanの花ならお役に立てると思っております』。
先日一緒にアレンジメントを受けた伯母も夫をなくしたばかりで気持ちが沈んでいたところ、gracegroanの花々に救われました。つらい思いをかかえる伯母にどう言葉をかけていいか悩み、でも何も言っても伯母の心にはうまく届かなかったところ、花が助けてくれました。
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