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ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

浦和のステキな花屋さん「gracegroan」野口貴行さんにインタビュー【前編】

※野口様はこのご病気での手術はなさっておられませんでした。お詫びして訂正します。(2018.5.14追記)

こんにちは、ペコちゃんです。唐突ですが、先日お誕生日でした。事務所にて仕事中に社長が「おめでとう~」と差し出してくれたこちら、

ステキなフラワーアレンジメント!びっくり、そしてとってもうれしかったです。帰り道、そして帰ってからもチラチラ見てはニマニマしていました。

先日フラワーアレンジメントに行ったお話(フラワーアレンジメントのレッスンを受けてきた!)をしましたが、その時のアレンジメントは娘の担任の先生が異動のためプレゼントしたので手元になかったのです。先生喜んでくださって幸せだったのですが、お花をもらうことやっぱりうれしいものですね。素敵な誕生日にしてくれた優しい社長に感謝です^^

こちらのアレンジメントは、先日レッスンを受けた浦和にありますお花屋gracegroan(グレイスグロウン)さんのものです。一目でgracegroanのものと分かるデザイン、ステキです。

gracegroanでは、各障害者手帳や指定難病医療受給者証をお持ちの方へ10%の割引があります。

お店の店長野口さんは学生時代に水球部に所属されていて、今も仕事後にジムに通われているスポーツマン、印象は健康そのもの。どちらにも関係が有るように見えません。我が家は娘が障害者手帳を持ち、母が指定難病患者だったこともありぐっと興味がわいてきて、野口さんに話しをお聞きしました。割引サービスを始めたきっかけは?そのサービスへの想いとは?

2016年9月にオープンしたgracegroan。店内はモノトーンで統一され、野口さんが仕入れるこだわりの花々が並びます。花はあまり見かけない種類のものが多く、アレンジメントもおしゃれです。

—–まず、学生時代水球部で活躍されていた野口さんがお花の道に進まれたきっかけを教えてください。

大学卒業後就職し働く中で、リーマンショックを経験します。一生懸命働いていたのに、他からの力で仕事に大きな影響を受けました。その時、自分で解決したい、自分ですべてを行いたいと考えるようになりました。

父親が母親によく花をプレゼントしていたこともあって、花は子どもの頃から身近な存在でした。花は人を喜ばせることができる、センスがあれば特別な資格を必要としない。いいな、と思いました。

それから日比谷花壇に転職、その後芦屋の生花店や南青山の店舗で造花作成を担当しました。スーパーマーケット横の花屋チェーン店でエリアマネージャーなども経験し、地元埼玉の企業バックアップによりgracegroanをオープンしました。

—–お父様がお母様に花をプレゼントされることがよくあったとのこと、ステキですね。

僕も、学生時代お付き合いしていた方との待ち合わせで、花を持って待っていることがよくありましたよ!

—–ステキです。相手の方うれしかったでしょうね!

相手の方も、父親から花をもらった母親も、とても喜んでいたことが強く印象に残っています。

—–今に繋がっているのですね。ところで、お店には障害者手帳や指定難病医療受給者証を持っている方は10%の割引があります。こちらのサービスを始めたきっかけは何でしょうか?

実は、僕も指定難病医療受給者証を持っているんですよ。

—–それは、驚きました・・・学生時代の部活動は問題なくできたのですか?

つい4年ほど前に発症したんです、高安病(たかやすびょう)という膠原病(こうげんびょう)の一種です。突然首の左側に痛みが出てきました。しばらくたっても痛みが引かなかったので、いろんな病院へ行って扁桃腺やリンパ腺の検査をしたのですが、原因が分からなくて。紹介された病院でやっと判明しました。そこで診ていただいたら、命の危険があるということで即3ヶ月の入院をしました。

—–今は体調いかがですか?

2ヶ月に一度定期的に外来を受診していますが、薬のお陰で再燃せずに落ち着いています。

まさか、野口さんご本人が患者さんだとは思いもしませんでした・・・ 今は症状が落ち着いていること少し安心です。次回はサービスへの想い、そしてこれからやっていきたいことをお聞きします。

fresh flowers kitchen gracegroan
住所:埼玉県さいたま市浦和区高砂4-3-12 1F
Tel:048-762-9507
営業時間:11:00-19:00
定休日:日曜日
※営業時間、定休日とも変更のある場合があります。ホームページ、お電話にてご確認ください。

最寄駅:JR浦和駅、中浦和駅より徒歩15分
             JR武蔵浦和駅より徒歩20分
              埼玉県庁すぐ近くです。
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※高安病(たかやすびょう) 
難病情報センターHPより

高安動脈炎。1908 年(明治41年)に眼科医の高安右人博士に発見され、その名に由来しています。大動脈やそこから分かれている大きな血管に炎症が生じ、血管が狭窄したり閉塞したりして、脳、心臓、腎臓といった重要な臓器に障害を与えたり、手足が疲れやすくなったりする原因不明の血管炎。

【患者さんはどのくらい?】
全国で約5,000名、厚生労働省の統計によると、毎年およそ200名程度の方が新たに発症しています。

【どのような人に多く発症する?】
9割は女性です。研究班の報告では15歳から35歳の若い女性の方に発症することが多いようです。最近は男性の発症数が増えているという報告があります。数は少ないのですが、10歳未満で発症する場合もあります。

【原因は?】
残念ながらまだよくわかっておりません。しかし、なんらかの感染を契機にして発症し、血管の炎症が持続しているのではないかと推論されています。

【症状は?】
どの血管に障害が生じたかにより、症状はさまざまです。高安動脈炎の初期は、発熱や全身倦怠感、食欲不振、体重減少などの感冒のようなはっきりしない症状から始まることが多いようです。その後、炎症によって血管が狭搾や閉塞、あるいは拡張してきて、頭部を栄養する血管が障害を受けた場合は、めまいや立ちくらみ、失神発作や、ひどい場合には脳梗塞や失明を起こす場合もあります。難聴や耳鳴、歯痛、頸部痛もよく見られる症状です。

【治療法は?】
まず、高安動脈炎による炎症を抑えることが基本になります。通常、プレドニゾロンなどの副腎皮質ステロイドを用います。また、血栓ができるのを予防するお薬を使います。

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