ペコちゃん横浜開港祭にいく。
こんにちは、ペコちゃんです。
小1の息子、50音それぞれを頭文字にして言葉を作るという宿題があったのですが、「い」は「いりや」「う」は「うぐいすだに」「と」は「ドクタールーペ」「れ」は「れんとげん」と書いていました。
すべて我が社関係ではないですか・・・息子に愛社精神を見ましたね。
●開港祭にいく
さて少し前の話になってしまうのですが・・・横浜開港祭に行ってきました。
横浜開港記念日は6月2日です。
横浜が開港するきっかけとなったのは、1858年に江戸幕府がアメリカとの貿易の自由を認めた最初の条約、日米修好通商条約。
横浜港は水深があったので、大型外国船が入港するのに最適な土地だったのです。
条約提携翌年の1859年に開港を迎えそののち、オランダ、ロシア、イギリス、フランス、ポルトガル、ベルギー、スイス、イタリア、デンマークといった国々との交流も始まり、外国人との関係を深めていきました。
山下や山手の居留地もつくられ異国情緒あふれる街並みができてきたのです。
開港一周年に山車や手踊りで街中をあげてお祝いしたことが開港記念日の始まり、現在のようなイベントとなり今回が34回目の開催です。
ペコちゃん思い起こせば、中学生以来の開港祭でした。
●いざ!会場へ
会場は横浜港の臨港パーク。
みなとみらい線みなとみらい駅から徒歩5分、市営地下鉄・JR桜木町駅から徒歩15分、パシフィコ横浜やヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの裏手になります。
いつも混雑のみなとみらいエリアがますますの混雑。それもそのはず、近年70~80万人もの人が来場されるのです。
会場についてまず目についたのがこちら。
家族写真チャリティー撮影会です。
横浜の写真館にお勤めだったり、横浜在住のプロのカメラマンが臨港パークを舞台に家族の写真を撮影してくれるもの。
チャリティーなので、1回500円~の寄付になります。
場所探しからポージングまで20分ほども時間をかけてくれて撮影。最期に撮影したものを見せてくれて希望のものを現像→木の写真たてに。
ぺこちゃん家もお願いしましたよ~ 周りの魅力的なアトラクションに気を取られ行きたがるこどもたちと、それをさり気なく押さえているつもりで無理やりカメラ目線の私。
いやぁ自然の姿、とってもいい記念になりました。
プロのカメラマンさんに家族で撮影してもらえる機会なんてあまりないですものね。
●『漢方入浴剤』作り
続いては横浜薬科大学主催の『漢方入浴剤』作りに参加。
横浜薬科大学はかつて横浜市戸塚区にありました遊園地ドリームランドの跡地に建てられた大学。
漢方薬学科があるのですね。
ドリームランドは残念ながら2002年に閉園したのですが、ペコちゃん幼少のころからよく行っていて思い出いっぱいです。
今もあったら年間フリーパス買って通っちゃうのに。
漢方入浴剤の効果は生薬の種類によってもちろん異なり、今回は肩こりと冷え症に効くもの。
カンゾウ・・・マメ科、抗炎症作用)
トウキ、センキュウ・・・セリ科、血行促進作用
チンピ・・・みかんの皮を乾燥させたもの、消化不良・胃弱に効果
で作製しました。
生薬に含まれる化学成分の働きと独自の香りの働きから、効果が成り立つそうです。
作り方は簡単。①生薬を各2gずつ量る。②フィルターパック(お茶パック)につめる。
出来上がりの香りは、そうですねぇ・・・例えるならば、こしょうとカレー粉を混ぜたような。
お風呂に入れれば漢方茶風呂に入っているようでしたが、身体の芯から温まり最近指先の冷たくなるペコちゃんでもしばらくぽかぽかが続きました。他の生薬でも試してみたいものです。
ちなみにセミの抜け殻の生薬もありました。解熱に効くそう。
●日本丸に乗り込む
さて、他にこども向けのシューティングゲームや池谷幸雄さん指導の青空体操教室を楽しんだ後向かったのは『日本丸』。
桜木町駅からランドマークタワーに向かう動く歩道から大きくみえる船です。
いつもあるのですけどね。開港祭開催中、公開30周年を記念して無料で一般公開されていました(通常は高校生以上600円、小中学生300円、未就学児無料)。
日本丸は昭和5(1930)年建造の練習帆船で昭和59(1984)年までの約54年間で11,500名もの実習生が学んできました。
昭和60(1985)年4月より、今の場所に現役当時のまま保存し一般公開をしています。
いつもたたんでいるので分かりづらいですが、帆船は大きな帆を広げて風をうけて進みます。
海上で帆を広げたりたたんだりするのは機械ではなく実習生の力でした。
船の進行方向を変えるときは、ヤード(帆がついている横にある横に長い円材)をみんなで力を合わせて心をひとつにし動かします。
航海訓練は船の動かし方を学びますが、海や風などの自然を身体で感じ、協力してひとつのことをやりとげることを学ぶ場だったのでしょう。
さてさて、中に進めば大部分は当時のままに残されており見ることができます。
ペコちゃん知らなかったのですが、多くの箇所には動物の名称がつけられているのです。
デッキはカメ。たしかに中央部が盛り上がっていて甲羅のようです。
マストに登るためのなわばしご横のロープはラット(ねずみ)・ロープ。たしかにねずみが登っていきそうです。
自然の光を通すガラスをブルズアイ(牛の目)。床にある金色に縁取られた部分です。
急ぎのときに使用する建物にまっすぐに建てられたはしご。こちらを登るときさるのように見えることからモンキーステップ、さると呼ばれています。
船のことは馴染みがないのですべてのものが新鮮でしたが、こう例えられていたことを知ると親しみがわいてきます。
そしてもうひとつ驚いたものが、寝台に置かれた毛布。
奥が寝台です。緑とグレーの毛布なのですが、「岩」とタイトルがつけられています。
「飾り毛布」と呼ばれているもので、他には兜や花、くじゃくがありました。
長い航海を飽きないため楽しむためにされた工夫だそう。
折り紙のように作っていく飾り毛布、以前は日本丸で講習会もされたそうで、次回ぜひ参加したい!!
中学生の頃船内を見学したのですが、記憶にまったくありませんでした・・・
大人となったいまだからこそ楽しめるのか?もっと隅々まで見たかったほど、興味深い船内でした。
そうそう、通常たたまれている帆ですが、訓練を受けたボランティアの方々の手によってすべての帆を広げる総帆展帆(そうはんてんぱん)が年に12回開催されています。
近い日程ですと、7/20、8/2、8/30。
広げる作業、たたむ作業とどちらも約1時間。白鳥とも呼ばれる帆を広げる姿は圧巻です、ご興味のある方ぜひご覧ください!
いろいろな横浜を楽しむことのできる開港祭、他にもイベントが沢山あり気球フライト体験や横浜湾内クルーズも体験できます。
今回ペコちゃん好みで回った気もするので、来年他のイベントも体験してみたいものです。
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