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ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

福岡旅・くいだおれ編2019〜「壺」老師との出会いと「隅」〜

この秋に襲来した台風、大雨により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

ドクタールーペ株式会社

この秋は思い返すと心が痛い災害があちこちで起こりました。
9月にこの記事を書いたときはまさか、これ以上何かが起こるなんて思いもしませんでした。
生粋の千葉県民である私も、千葉でこんなにひどい災害を見るのは初めてです。
特に千葉市緑区、長柄町は実家の近所であり、千葉の中では標高の高い場所として知られています。
(「千葉のチベット」などという言い方をすることも)
地盤も良く、災害とは縁遠いと思っていただけに、あの慣れ親しんだ土地で起こった今回の災害に言葉もありません。
一日も早く被災された皆様が日常を取り戻せるよう、私も自分にできることをします。
がんばろう、千葉!

●・・・そして福岡のうまいもの


台風19号が関東を直撃しているまさにその頃、ルーペちゃんは遠く離れた福岡にいました。
九州で寮生活をしている娘に会いに、ちょうど来福しているタイミングでの台風。
何人かの方から「台風すごいみたいだけど大丈夫?」とお見舞いの連絡をいただきましたが、恐縮しながら「・・・今福岡にいます」と返すバツの悪さよ。
今回も色々と食べ歩いてきました!
福岡に関する過去記事はこちら
厳選!福岡土産最新事情 2019年4月13日
福岡旅・観光編 2018年4月24日
福岡旅・くいだおれ編 2018年4月20日

●福岡の食の老師・天神北「壺」のオーナー


話は7月にさかのぼります。
7月にも福岡に行っていたのですが、このときは仕事を兼ねてヒラコ社長と一緒でした。
(というより、私が福岡に行くと聞いたヒラコ社長が「ついでに仕事しよう」とのっかってきた)
弁護士さんとの打ち合わせ後、「近くに知り合いの店があるけん」と連れて行ってくれたのが「壺」さん。

ヒラコ社長の同級生である女性オーナーが営むカレーのお店です。

須崎公園の目の前。窓からの眺めが素晴らしい。
できるなら晴れた日曜日のブランチにでもお邪魔したいロケーション。
残念ながら食事には中途半端な時間だったのでコーヒーでしばしおしゃべりを。

実はこちらのオーナー、福岡の飲食店にやたらめったら詳しいんですよ。
「鶏皮を食べるなら今は○か△、餃子なら□か○、近いとこなら**、もつ鍋だと最近は・・・」という調子で延々と教えてくれるのです。
お祖父様の代から飲食業界に携わってきただけあって、ネットワークもフットワークもパワフル。
その意味ではヒラコ社長も同類なので、そういうディープな話に当然の顔でついていきます。
「あー、あそこは☓☓から独立した人がやっとるとこやねー」「そこは△の系列やけんちょっと高いね」など、私にはさっぱり分からない話をふたりはすごいスピードで続けます。

一息ついたところで私がやっと「詳しいですねえ。。。」と口を挟むとヒラコ社長、
「福岡の飲食業界はツーカーやけん、変なことしたらすぐ噂になる。」と。
その代わり、きちんと美味しいものを出していればそれが広まるのも早いそう。
福岡という街が持つ日本有数のスピード感、当然飲食業界も例外ではないようです。


ちなみに「壺」さんはこういう雑誌に掲載されるくらいの有名店。
福岡に着いたらまずは壺のカレーで腹ごしらえしながら、オーナーに最新の飲食店情報を教えてもらうのがいいかもしれません。

●とりかわ隅

私がオーナーにまず伺ったのは「鶏皮の美味しい店」。
一番目に名前が出てきたのが「博多とりかわ焼 隅」というお店でした。

壺オーナー曰く「粋恭から独立した人がやっとって、今一番勢いがある」。
粋恭とは博多で最も有名な鶏皮屋さんで、私が初めて「(福岡の)鶏皮」というものを食べたのもそこでした。
関東の焼き鳥屋で出てくる鶏皮とは全く似て非なるもので、串に鶏皮をぐるぐる巻にしたものを何日もかけて繰り返し炙って脂を落とし、カリカリにしたものが福岡の鶏皮です。
「福岡の人はスナック感覚で10本くらい平気で食べる」と聞いて行きましたが、さすがに10本は無理でも5〜6本は食べられましたね。
鶏皮という、脇役中の脇役を知恵と工夫で主役に押し上げてしまう福岡の人の腕に感服したものです。

さて話は戻って隅。
実はもう3回位リピートしているのですが、とにかく予約は早めに、が鉄則の超人気店です。
今回も1週間前の予約で万全の体制。娘とふたりでいざ、鶏皮。

この満足そうな顔をお見せできなくて残念ですが、まあそういうことです。

ロの字のカウンターの中央には、まるでステージのように焼き場が置かれ(いわゆるアイランドキッチン)、美しく塩を振り串を回す店主の技がアトラクションさながらに楽しめます。
そして皿が空くと1.5秒で飛んでくる気が効いてなおかつイケメンぞろいのスタッフたち。

あ、今イケメンと言いましたが、訂正します。激烈イケメンです。
ここ、顔で選んでるの?というくらい元気のいいイケメンばっかりなんですが、まあ福岡のお店は全般的に美男美女率高いです。人気店であればあるほど。
中でもこちらは特にレベルが高いので、その意味でも大変おすすめ。

そして安い。
鶏皮が3本にしぎ焼き(ささみ・中がレア)、レバー(やっぱりレア)、豚バラ、山芋、椎茸など8本のセットで1000円。
いつもセットのあとアラカルトで注文しようと思うのですが、セットでお腹いっぱいになってしまうのが悔しい。
なので2人で、ゴマサバ頼んで飲み物もお代わりして、5000円です。
お値段以上、焼きトリ♪

●続きは次回

壺のオーナーと隅の話だけでこんなに長くなってしまった!まずい。
福岡出身の夫と結婚して20年、ヒラコ社長との付き合いも同じくらい。
私もずいぶん”福岡礼賛教”に感化されたもんです。
こういう本を読むくらいには。

(だって本当にすごいんだもん。。。)

近日中に残りの飲食店もご紹介します!しばしお待ちを。

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