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筋肉歯科医・嶋田泰次郎インタビュー【筋肉ブームの次は歯ブームを 前編】

こんにちは、ルーペちゃんです。
今日は、前回お知らせした「嶋田泰次郎歯科医師インタビュー」をお届けします。
NHK「筋肉体操」で活躍するボディビルダーであり歯科医師でもある嶋田先生。
前編ではご家族のことや、歯科医になったきっかけ、筋トレをするモチベーションなどについて伺いました。

筋肉歯科医・嶋田泰次郎インタビュー【筋肉ブームの次は歯ブームを 後編】はこちら

【プロフィール】

嶋田泰次郎(しまだ たいじろう)
東京都出身 1976年2月13日生まれ
パトリア歯科医院院長
ボディビルでは東京オープン70キロ級、東京クラス別70キロ、東京メンズフィジーク40歳以上級、日本クラシックボディビル171センチ以下級 それぞれ優勝/オールジャパンメンズフィジーク40歳以上172センチ以下準優勝/世界マスターズメンズフィジーク11位
テレビ出演は「ヨルタモリ」「ヒルナンデス」「スクール革命」他多数
NHKEテレ「みんなで筋肉体操」筋肉アシスタントとして出演中

●実はふたごです

ー(ルーペ)嶋田先生とは初めましてですが、実は双子のお兄様には過去3,4回お会いしたことがあって。
 世にもハンサムな人だなあと思っていたんですが、実は双子っていう(笑)。
 お兄様は雑誌の企画で「イケメンサラリーマン日本一」に選ばれたりしていましたよね。

懐かしい!よく知ってますね(笑)もう10年以上前、僕も電車の中吊りで見て初めて知ったんです。
朝の大井町線の中吊りにデカデカと兄貴の顔が載ってて、「うわっ」て思わず声が出ましたよ。

ー実際お会いするとイケメンオーラがお兄様とはちょっと違いますよね。水彩画と彫刻の違いというか。
 いずれにしてもお母様はこんなイケメンが2人並んでてさぞ嬉しかっただろうなと(笑)。
 お父様も歯科医なんですよね。

親父が、というより祖父の代から続く歯科医です。
そういう環境もあったけれども、歯医者になろうと明確に目標を立てたきっかけがあったんです。

●転機になったイタリア旅行

学生の頃、祖母と兄と3人でイタリア旅行に行ったんです。
費用は出すからついてきてくれって言うんで行ったんですが、
男の孫が2人もおばあちゃんについてくるって珍しいでしょう、しかもツアーで。
みんなで食事すると言われるんですよ、「まあ〜うらやましい」って。

すると祖母は謙遜か自慢か知りませんが、こう言うんです。
「いえいえ、兄の方は○○大学なんですけど、弟の方はバカでしょうがないんですよ」って。
双子なので、兄への対抗心が普通の兄弟よりも大きかったかもしれません。
自分でも兄との学力差に関してはコンプレックスを持っていたので、
大勢の前で祖母にそうやって言われたことで発奮しましたね。
いつか見てろよって。

ーそれはもしかしてお祖母様の作戦だったかもしれないですね。

だったらすごいですけどね(笑)

●あふれる筋肉愛


ーそこで歯医者さんになってめでたし、って落ち着くのかと思いきや、
筋トレに目覚めるわけですよね。それはどうしてですか。

身もふたもないことを言えば、それもコンプレックス隠しのひとつです。
筋トレは、やればやるほど自信になるから。
コツコツコツコツ、地味ですけど、やれば必ず成果が出るでしょう。
それが面白いんです。
ボディビルってやらない人にとっては不思議なスポーツだと思うんですよ。
技術を競うわけではなく、相手を負かすわけでもなく、自分の筋肉のみを評価されるっていう。
だけど僕はどうしようもなく筋肉に魅せられているんです。
心の安定剤みたいなものです。
ジムに行って体を動かしたとき、ちょっとでも重い負荷が上がったときの高揚感。
そこに自分のアイデンティティを感じます。

ー筋肉への愛がすごいですね。突然圧を感じました。

●奥様を巻き込んで

ー奥様は嶋田先生の筋肉愛についてはどういうスタンスなんですか。

妻と出会ったときもすでにこんな感じの筋肉でした。
やっぱり最初はうわっと思っていたらしいですよ。
ただ、スポーツに理解のない人ではないので、徐々に慣れてくれて。
今では妻は「こんなに筋肉の世界にはまると思わなかった」と言っています。
最近はあの人の筋肉がきれいとか、あの筋肉いいとか、思うようになったそうです。
それを聞くと僕もうれしいです。

ーやはり食生活では奥様の協力は欠かせないですよね。

ボディビル競技に出るようになってからは、食事や調理法を考えるのが楽しくなりました。
妻とも、こんな味付けがいいんじゃないか、こんな調味料見つけた、など食事に関してよく情報交換しています。
子供の食事は僕とは別ですが、今は妻も僕と同じ食事をしているので、苦じゃないと言ってくれます。

●ミスターストイック?


ーボディビルダーとしてはどういう生活なんですか

普段の生活のルーティンは、職場・家・ジムの三角形をぐるぐるしているだけです。
ジムは仕事終わりに週4回、帰って食事して寝るだけ。
僕は小心者なので、羽目を外すことが怖くてできないんですよ。
「チートデイ」っていうのも僕にはできません。
頑張って体作ったところにラーメンとか食べたらいっぺんでそれまでの努力が無駄になっちゃいそうで。

ストイック?もう慣れちゃったから、そうは思いません。
ジャンクフードを食べたい気持ちもまったくないんです。
我慢していないから、ストイックではないんじゃないかなあ。
想像するんです、これ飲んだらこれ食べたら体がこうなって、って。
良くも悪くもね。
これが僕の普段で、僕の日常で、僕の人生です。
あなたにもできます(すごい目ヂカラで)

ーなんだかだんだんできそうな気がしてきましたー!(腹の肉をつかみながら)

後編は歯科医としてのお話を伺います。
筋肉以上に熱い話が展開されました。
どうぞお楽しみに。

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