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ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

平成最後に皇居東御苑で散歩を嗜む(前編)

こんにちは、ルーペちゃんです。

●平成最後の


この年末年始は「平成最後の」という枕詞をよく聞きました。
普段元号などあまり気にしないのですが、そう言われてみたらただいま中学受験真っ最中のうちの娘は、平成最後の受験生であり卒業生であり新入生になるのです。

翻って昭和が終わり平成が始まったときのことを、私ははっきりと覚えています。
吹奏楽のアンサンブルコンテンストに出場するため重い楽器を持って遠くの会場まで移動したら、天皇陛下崩御のため延期になったと聞かされたからです。
なので、今上陛下が代替わりの影響を最小限にしたい、とのご意思で生前退位を決意されたときは、その出来事を思い出しました。

●都心でぽっかり空いた時間に

突然ですが中学受験生の親に必要なスキルのひとつに、「時間潰し能力」というものがあります。
自分ひとりで移動できない小学生は、授業、模試、週末の講習会、そして受験と、ある程度の距離を伴う移動では親の付き添いが必要です。
そして大抵の場合、親はそれが終わるまでどこかで待ち続けなければなりません。
時間を潰す道具は仕事、本、手仕事、PC、ゲーム、運動などなど。
中学受験生の親は受験が終わるとかなりの「ひとり上手」になっているものです。
(私もPCを持っていろんなところでこのブログを書いたなぁ。。。)

さて先日、九段下で3時間ほど恒例の娘待ちの時間がありました。
いつものようにスタバでこのブログを書いてもよかったのですが、せっかく都心まで出てきたので何か普段できないようなことをしたい。
せっかくの暖かい晴天の日、この晴れをなにかに使いたい。
最終目的地を”あそこ”に定め、歩きはじめました。

●靖国神社

まずは靖国神社、行っときますか。
次々と観光バスが乗り付けてきて、大量の外国人観光客を降ろします。
不思議なのが中国人観光客が多いこと。。。別に気にしないのかな?

”実際に見たら思ってたよりも大きい建造物”として、西の代表が「太陽の塔」ならば、それに匹敵する東の代表は「靖国神社の鳥居」だと思うのですが、どうでしょう。
一体どうしてこうなった、というくらい大きいですよね。

以前「受験生の母が選ぶ、勉強に役立つ見どころスポット@上野」という記事で衝撃的な肖像画をご紹介した大村益次郎先生ですが、実は靖国神社のど真ん中に銅像がございます。

「なぜ!」しか出てこない、肖像画に負けないくらいのインパクト。
眉毛に鳥が止まってるみたいになってますが、ひょっとしてこの人は周りに嫌われてたのかしら。
もうちょっといい方にデフォルメして差し上げてもよかったのでは。偉人ですよ、偉人。

●武道館〜北の丸公園

靖国神社から武道館に向かいます。
昼間からすごい人で、そのほとんどがF1層(20歳~34歳の女性)に見えます。
ジャニーズかなにかのイベントかしらと思ったら、アイドル育成スマホゲームイベントでした。

とにかくすごい人の渦なので、ほうほうの体で人混みをかき分けて北の丸公園へ。
いつ来てもここは平和です。
公園を通り抜けると皇居の乾門が見えるので、左に曲がってしばらく皇居に沿って歩きます。

休日のため、皇居ランナーが群れをなして走っています。
すごいスピードで側を通り過ぎるので私でもちょっと怖いです。
お年寄りなどは気軽に散歩もしにくいだろうと想像します。


少し歩くと右手に北桔橋門が見えます。
ここが入り口のひとつ。
無料で入れますが、受付でアクリルプレートでできた「入園票」をもらいます。
出るときはこの券を返すのでなくさないように。

●皇居東御苑を散策

そう、長い伏線でしたが、最終目的地の”あそこ”とは、皇居東御苑
私の周囲では中に入れることを知らない人が意外に多いという印象ですが、みなさんはご存知でしたか。
皇居の一般参観は事前申請、または当日先着順での受付が必要ですが、東御苑は公開時間中であればいつでも入れます。
(月曜と金曜は休園日、年末年始や行事のあるときも休みです。詳しくはサイトで確認してください
私が入った北桔橋門のほか、竹橋にある平川門、大手町にある大手門からも出入りできます。

●天守台

さて北桔橋門を入ると目の前に天守台がそびえます。
以前の投稿でも述べたように、私は結構あちこちのお城を見に行っていますが、その中のどの城よりも大きくて美しくて立派な石です。当然です、江戸城だもの。

ほら、写り込んでいる人間の大きさと比べてみて。
角の石がまた規格外の大きさ。

石垣だけでこれだけ圧倒するのですから、もしお城が残っていたらどれほどの威容を誇っていたでしょう。

天守台の上はちょっとした休憩所のようになっていて、人々は思い思いにベンチに腰掛けて景色を眺めたり記念写真を撮影したりしています。

こんなのどかで広大な公園のすぐ向こうには、日本を代表する企業のビル群がそびえているのですから、不思議な光景です。

次回に続きます。

平成最後に皇居東御苑で散歩を嗜む(後編)

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