Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

剥離骨折のその後とリハビリ

こんにちは、ペコちゃんです。
先日息子が剥離骨折をしたことをお話したのですが、今日はその後のことを諸々お伝えします!

●ギプスがはずれて

約一ヶ月ギプス(シーネ)をつけていました。その間もちろん体育の授業は見学しました。
レントゲンと先生の触診で剥がれていた骨は無事ついたことを確認していただき、ギプスが終了(やはり蒸れてしまうギプス、かゆみを我慢できないときは針金ハンガーを隙間から入れてかいていました。先の固いものでかくと肌がこすれて、ますますかゆくなってしまうのでご注意を)。

徐々に無理のないよう動き始めます。最初入浴と就寝時以外はサポーターを巻いていましたが、ギプスがはずれて一週間後に受診した際に体育や外遊び以外ではつけなくても大丈夫とのことでした。ギプスをはずしてすぐは足首もやや不安定さが残るのでサポーターで支えます。この時期に無理してしまうと後々の回復に影響が・・・また骨折ということにもなりかねない重要な時期です。

●足の様子

ギプスから解放されすっきりしたペコ太郎ですが、足の甲上部が痛むとのこと。歩いているときには無意識に引きずっていました。

●なぜ痛む?

剥離骨折がまだ治癒していなかった、ということではありません。ギプスで固定していたときの甲の辺りの腱や軟部組織が詰まっている状態が続いているため違和感を感じるからです。ギプスは骨折した患部の固定に必要なものですが、患部周辺の筋力低下は避けられません治癒してからのリハビリが大切!

●どのようなリハビリが効果的?

マシンを使ったオオゴトなものでなく、自宅で日常的にできるリハビリで大丈夫です。先生が教えてくださったものをご紹介しますね。

1.患部周辺の筋肉をほぐす:ペコ太郎は足首の剥離骨折なので、甲のあたりを持ち、回します。反対回りも。急がずにゆっくりゆっくり。

2.甲の部分を伸ばす:台などに足を置き、伸ばす→戻すを繰り返します。伸ばすときは息を吐き、戻すときは息を吸います。このときもゆっくりゆっくり。(ちなみに、☆部分が痛み、違和感のある部分です)


3.タオルギャザー:床にタオルをひき、指先でたぐり寄せギャザーを作ります。スーパーボールなどを用意して指先でつかむことも効果的。


●周りでも最近骨折が多い・・・

小学生3年生の息子ですが、春から同級生4人が骨折しています。。そのうち足首の剥離骨折3人(サッカーの練習時転んだ1人、鬼ごっこなど遊んでいる時に転んだ2人)、手首の骨折1人(自転車で走行中に転倒)。

成長しきって骨の形が安定している大人とは違い、子どもの骨はまだ柔らかく成長段階にあります。転倒時、地面についた角度が良くないとすぐ骨折につながってしまいます。

私も心配していたことですが、治ってすぐではなく、何年か経過した後に痛みが再発することも多いそうで注意が必要ですね。まずはしっかりと固定し剥がれた、折れた骨を完全にくっつけること、そしてリハビリをして患部周辺を鍛えて支える力を強くすることが大切です。固定で治癒! リハビリで筋力維持!

ギプスをはずして約2週間がたつ今、痛み(違和感)はなく、足もひきずっていません。ですが!!今回のことで骨折は身近に起こることがわかったので、先述のリハビリは両足ともしばらく続けようと思います。皆さまもどうぞお気を付けて。

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