Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

美味しくて女性に優しい、いちじくを食べよう

こんにちは、ルーペちゃんです。
16日の金曜日は初めてのドクタールーペ主催講演会が開催され、おかげさまで盛況でした。
雨の中お越しいただいたみなさまと、
機材設営をしてくださった株式会社アイゼン・ソリューション様に、
心より御礼申し上げます。

●ちょっと涼しくなってくると

食欲が本格稼働の前のアップを始める頃ですね。
特に夏痩せもしなかったくせに、これから食欲の蛇口を全開にひねろうとする私に一体どんなことが起こるか、考えるだに恐ろしいです。
みなさんは秋になると何が食べたくなりますか?
私はまずいちじくが食べたくなります。(。・ε・。) だいちゅき…
実家近くの道の駅で、毎年この時期にいちじくが安く出回るので、大量に買ってジャムにしたりコンポートにしたり。
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先日、いつもの道の駅に買いに行ったら、ちょうど生産者の方が値札に赤ペンでなにやら書き入れているところ。
もうわかりますね、そう、夕方なので全部半額〜♪
半額と言われれば予定していた量の倍買ってしまう業の深い私。
ジャムなんか2キロもできてしまってさあどうしよう。

●いちじくの効能

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いちじくは旧約聖書にも登場し、古くから人々の生活に親しんできた植物です。
福音書には腹を空かしたキリストが、いちじくの木を見つけて喜んだらまだ実がなっていなかったことに逆ギレしていちじくを呪う、なんて理不尽な話も載っています。
いちじくにしてみたら、ハァ?(゚Д゚)y─┛‾‾って話ですけど、一体いつの季節だったのでしょう。
日本では、夏の終わりから秋の初めに出回ります。今年はそろそろ終わりです。
日持ちのしない足の早い果物なので、お店で見かける時期はごく短いですね。

不老長寿のシンボルとして表されることもあり、健康に良い効果があることは古くから知られていたようです。
ぶどうに似た色からもわかりますが、アントシアニンというポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用に優れ、若々しさを保つ働きがあります。
さらに注目すべきは植物性エストロゲン
女性ホルモンに似た働きをする植物性エストロゲンには、更年期障害、月経前症候群、生理痛を緩和する働きがあるそうです。
食物繊維が豊富で、美白効果のあるザクロエラグ酸も含まれているので、いちじくには女性が欲しがる効果がコレでもか!と含まれているのです。いっぱい食べよう!

●おすすめの食べ方

生は生で美味しいのですが、完熟したものでないと青臭かったり甘さが足りなかったりします。
かといって完熟したものは日持ちがせず、食べ頃は非常に短い果物です。
旬も短いので、加工して食べることが多いですね。

【コンポート】
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私が一番好きな食べ方です。
シロップで軽く煮るだけで、極上のデザートになります。
生のいちじくが持つクセが、煮るとなくてはならない美点に変わります。
お酒を入れていないのに、ちょっと洋酒が入っているような不思議な風味が加わるのです。

まず生のいちじくをたっぷりのお湯で下茹でするのがコツ。
これによって皮を柔らかくし、アクを取り除きます。
煮崩れるので10分位で引き上げ、好みの甘さに作っておいたシロップに入れてまた10分、冷めるまで漬けておけば完成。
ジャムのようにいちじくの入っている鍋に直接砂糖と水を入れてはいけません。
かき混ぜると崩れてしまうからです。
必ずシロップを作ってからいちじく投入、これは守って!

【ジャム】
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もう大瓶半分消費しました。。。

ジャムは特に何も考えなくてもよいのでもっと気楽に作れます。
刻まなくても手で適当に割っておくだけで煮崩れます。
甘さはいちじくの重量の30〜40%と言われていますが、40%入れると甘すぎます
上限35%くらい、すぐ食べきる自信があれば30%でOK。
鍋にいちじくと砂糖をドサッと入れて、30分くらい置いて水分を出します
火にかけて、出てきたアクを取りながらとろみがつくまで煮ます。
水分が多いので、いちごやりんごのジャムより時間がかかります。
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ヨーグルトといちじくジャムは合います。なんでこんなに合うの?ってくらい。
ジャムだけで食べると「美味しいけどちょっと甘すぎるかな」と思うのですが、ヨーグルトの酸っぱさと合わさるとこれがちょうどよくて。
不思議なことにどんなに多すぎるくらい入れても、「ちょうどいい甘さ」になるんです。
いちじくジャムを作ったらとにかくヨーグルトで食べてください。

【生食】
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生ハムと合わせてサラダに入れたり、マスカルポーネチーズやクリームチーズなどにもよく合います。
桃や柿もそうですが、サラダにちょっと甘みが入ると美味しいしオシャレなんですよね。

●ルーペちゃんの両親といちじく

両親と一緒に道の駅でいちじくを買ってホクホクで帰る道中、父がぽつりと
「いちじくなんか買ったの初めてだなぁ」と言いました。
「キライなの?」と聞くと、「昔はあちこちからもらってたから、買って食べたことがない」とのこと。
そんな話、梨子ちゃんも言っていたような・・・
(「山梨在住の梨子ちゃんが紹介~山梨の夏~」で、「桃とぶどうを買ったことがない」という衝撃発言をしています)

丈夫な木なので挿し木で育つので次々に増えるそうです。
そういえば千葉の田舎ではいちじくが庭に植えられているお宅が多いような気がします。
この葉っぱ、よく見ますもの。
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昔食べ過ぎたからもう買ってまで食べる気がなくなったそうです。
だから私が子供の頃、家でいちじくを食べた記憶がなかったんだな。
というわけで50年ぶり?にいちじくを食べる両親。
買ってきたばかりの新鮮ないちじくをルーペちゃんも一緒に食べたのですが、驚いたのが二人のいちじくの食べ方。
ものっすごい上手

おしりの方からまず半分に裂き、それをまた半分に。
縦に4分の1に割れたところで今度は横にポクっと割ると、皮だけ残してつるりと口に。
この間ものの5秒。
あまりに美しい技に見とれてしまいました。
イヤになるほど食べまくったというのは本当のようです。

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