Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

夕方の足のだるさとさよならする方法

こんにちは、「黒潮はおいらのゆりかご」のルーペちゃんです。

8年ぶりの大蛇行と話題になっているので、つい言ってみたくなりました。

海水浴では親によく「黒潮に流されるとハワイまで行っちゃうぞ」と

おどかされたのを思い出します。

さて先日、娘とふたりで屋内プールに行ってきました。

表向きは「娘を連れて行ってあげる」ですが、本当の理由は

「私が運動するため」です。

最近自分の体が私の知らないところまで範囲を広げているようで、

今までぶつけたことのなかった場所、たとえば二の腕やお腹を

ぶつけることが多いのです。

特に、部屋の出口から出る場合、「このルートを取れば通り抜け

られるだろう」という自分の予想を裏切って、お腹や二の腕が

引っかかってしまうのです。

そこで初めて「ああ、自分の体はここまであったか」と思い知るわけです。

「体の内輪差」とでも言いましょうか。

なんて淡々と語っている場合ではありません。

NHKで田中雅美さんと中村格子さんの「ビューティスイミング」という

番組を見たこともあり、「水泳できれいになる!きっとなんとかなるはず!」

と速攻で競泳用水着を買い(今の時期は水着が安くなっていて買い時です)、

いそいそと出かけました。

いざプールの扉を開けてみると、そこはめくるめくシニアの世界。

おそらくみなさん暑いので、日課のウォーキングをプールでやろう、というご様子。

こんなにもたくさんの高齢者に囲まれるというシチュエーションは

巣鴨の地蔵通り商店街以外思い浮かびません。

特に平日の午前中の、プールの中でもウォーキングと遊泳のみのエリア

ですから、若い人がいたら逆に「お前なにやってるんだ」ですけど。

小1の娘はすでに25メートルを楽々泳げるトビウオっ子なのですが

だからといって「好きに泳いでおいで」とまではいきません。

主に「泳ぐ娘にぴったりくっついて歩き、ときに水しぶきを浴びた人に

あやまり、蹴っ飛ばされた人に頭を下げる」がその日のミッションとなりました。

やはり子連れだと自分で思い描いていたようにはトレーニングできないな。。。

と、若干消化不良気味で帰宅し、晩ご飯の支度に取りかかりました。

と!そこであることに気づくのです。

足がむくんでいないし、だるくないことに。

いつも夕方の晩ご飯を作る頃になると、足に血が下がりきっていて

むくみやだるさで立っているのもつらくなります。

ひどいときは娘にふとももやふくらはぎを踏んでもらって

ようやくのろのろと台所に立つのです。

自分でも「これは下肢静脈瘤予備軍だな」と思っています。

下肢静脈瘤は血液の逆流を防ぐ静脈の弁が正常に働かなくなり

血液が逆流することによって、足が痛んだりこぶができたりする

病気です。

それ自身では他の病気の原因になるものではありませんが、

血管が炎症を起こしたり皮膚が潰瘍を起こしたりすることがあります。

女性に多い病気なので足の見た目が悪くなることを気にされる方も多いです。

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最近では日帰りでのレーザー手術が健康保険の適用になったこと

から、治療も身近になりましたが、それでもひどくなると

治療に数年かかるそうなので、かからない、ひどくさせない、

が大事なのは言うまでもありません。

自分でできる予防法としては歩くことや弾性ソックスで圧迫すること。

要するに血流を良くしてむくませないことです。

今回、考えてみればなんだかんだで25メートルプールを20回は

往復したような気がします。

水の中を1キロ歩くのはそこそこ大した運動量でしょう。

また、水圧で足がほどよく圧迫されるのも効果があったのだと思います。

こんなに足が楽になるなんて、プールに行くモチベーションがひとつ増えました。

あとは体重が右肩下がりになるともっとモチベーションが上がるのですが。。。

努力します。