桜よもやま話
こんにちは、関東出身でありながら桜餅は道明寺派のルーペちゃんです。
といっても昔と違ってそんなに地方色もないし、
物心ついたときから和菓子屋さんには長命寺風も道明寺風も両方並んでいましたし。
基本的にモチモチした食感に目がないので、餅っぽい道明寺の方が好きです。
みなさんはもうお花見に出かけられましたか?
記録的に開花が早い今年の桜でしたが、咲いたと思ったら
寒い日が続いて、花見に出かけるタイミングが難しかったですね。
ルーペちゃんは先週晴れた平日に、娘と二人で行って来ました。
(千葉の三大ガッカリ名所と呼ばれている)海浜幕張のさくら広場へ。
こちらはパナソニックさんが社有地の活用のために開いている公園で、
あの安藤忠雄氏が設計し、ソメイヨシノ505本を配したさくらのためだけの公園、
と聞けば期待感マックスです。
ですが正直、スカスカ感は否めません。
2006年開園だから7年目ですか。。。うーん。
あと10年経ってから、もう一度行きたい気がします。
各地の桜の名所と同じような「モワッサー」というボリューム感を
期待していくと「・・・あ、そうなんだ」となるので。
まだ全然枝に花がつかない状態の木もたくさんあるし。。。ガンバレ!
なので桜がちょっとでもわさわさしている場所は撮影の取り合いです。
ちなみにこの公園は飲食禁止、場所取り禁止なので、
ものすごく純粋な「花見」が楽しめます。
さて桜の花から香りを直接感じるのは難しいことですが、
それでも私たちが「桜の香りだ」と認識する香りは存在しますよね。
ソメイヨシノの花見に行ってもほとんど香りはしませんが、
道を歩いていてほのかに桜の香りを感じることはあるかと思います。
それはもしかしたらヤマザクラの下ではないでしょうか。
いわゆる「桜の香り」はクマリンという芳香物質によるものです。
ちがうちがう。
クマリンはヤマザクラに多く含まれていて、昔は桜餅には
ヤマザクラの葉が使われていました。
しかし、ヤマザクラよりもオオシマザクラの方がさらに
クマリンを多く含み、薫りが高いという理由で
現在食用の桜の葉はほとんどがオオシマザクラのものだそうです。
クマリンの効能にはリラックス効果があります。
そういえば祝い席には桜茶が出ますが、縁起物だからという理由だけでなく、
関係各位の緊張をほぐす効果も狙ってのことかもしれません。
最後におまけで桜の意外な話。
千葉=温暖、というイメージからか、千葉は桜の開花も早いと
思われがちですが、千葉市に限って言えば東京より1週間程度遅いです。
東京で散り始める頃、千葉では見頃を迎えます。
ですので、東京で桜を見逃した!という方は来年からはちょっと
足を伸ばして千葉までいらっしゃるとよいですよ。
ルーペちゃんでした。