Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

まだ見ぬあなたへ

こんにちは、ドクタールーペのルーペちゃんです。

ドクタールーペ読影医・アキコ先生は内科医であり

毎日診察で多くの患者さんと向き合っています。

そのためなのか、アキコ先生は一件一件の読影にも

びっくりするほどものすごーーーーーく真剣に向き合っています。

 

「レントゲン画像と年齢性別、既往症などを見て

その人がどういう生活をしている人か、

生身の人間としてひとりひとり想像します。」

 

つまり、ドクタールーペで読影をされた方たちは、

アキコ先生の診察室で診察を受けているのと

同じなんですね。

 

アキコ先生のその姿勢を象徴するのが、

ドクタールーペの所見用紙にあるコメント欄

 

読影には所見コードと呼ばれる番号があって、

「どの臓器が」「どんな病気で」「どの程度悪いか」

ということをそれぞれ数字やアルファベットで表します。

(この所見コードは医療機関によって異なります)

 

普通はこの番号を書き込んでオワリ、なんですが、

アキコ先生が「技師さんや医師さんたちにコメントを伝えたい

との要望でこのコメント欄が追加されました。

 

「この患者さんの昨年のデータを見せて下さい」

「ご本人の自覚症状はいかがですか?」

「この影は○○なので心配いりません」

 

などなど、アキコ先生がコメントを書き込んでいくうちに

相手側の技師さんやお医者さんからも

質問が寄せられるようになりました。

 

「この管はどこまで太くしたらいいですか?」

「この影はどう解釈したらいいですか?」

「エコー上の見分けのポイントがあったら教えてください」

「この患者さんにどこか紹介できる医療機関はありませんか?」

 

それらに対して、さらにアキコ先生が返答したり

参考資料を添付したり。。。

 

アキコ先生は

「手紙のやり取りをしている感じ」

と表現しました。

「読影をしながらこういうやり取りができるのが楽しいんです。

お会いしたこともない技師さんたちが私を信頼して

一生懸命コメントを書いてくれるので、

それに対してこちらも一生懸命お返ししたいんです。

 

何げなく受けている健康診断の裏側では、

色んな人達が自分のことを一生懸命考えてくれているんだな~

と思うと、次回の健康診断が楽しみになってきませんか?!

 

ルーペちゃんでした。


「裸の血管」はどこに?

こんにちは、ルーペちゃんです。

ドクタールーペ読影医のアキコ先生がいる病院、

善如寺医院には、眼科が併設されています。

アイ眼科」院長のシミズ先生もまた、

ドクタールーペの読影医であります。

s-eye.jpg

シミズ先生には眼底検査の読影をお願いしていますが、

眼底検査って眼の病気だけを見るわけじゃないんですって。

「眼底の血管は『裸の血管』って言われるんですよ。」

はだか???

「眼底は、血管が肉眼で見られる唯一の場所であり、

眼底の血管の状態から、全身の血管の状態を調べることができるんです。」

眼の病気である網膜剥離や白内障、緑内障などを調べるのはもちろんですが

たとえば動脈硬化の進行具合も分かりますし、

高血圧、糖尿病による血管の変化も見ることができるそうです。

へえー眼底検査ってすごく大切な検査なんですね~。

「あとね、眼底を見ると年齢が分かります。」

若いうちは眼底カメラに映る画像が明るいのに、

40代になると突然暗くなる」そうです。

若作りしても眼底に出ちゃうのか。。。ガーン

                 ↑眼だけに?

体ってホント面白いですねえ。

ではまた!ルーペちゃんでした。


アナログ読影のひみつ

こんにちは、ルーペちゃんです。

 

読影の方法には大きく分けてデジタルアナログの2つがあります。

要は撮った写真をパソコンで見るか現像して見るかの違いです。

 

デジタルとは、ネットで送られたりCD-Rで送られたりするデジタルデータ形式のものです。

これはパソコンに取り込んで、前回ご紹介した100万円のディスプレイ

(まだ値段にこだわってる)でカチカチとクリックしながら読影していきます。

 

一方アナログというのは、影像を焼いたレントゲンフィルムを読影するやり方です。

見れば「ああーこれこれ」とお分かりになるかな?

s-IMG_8939.jpg

病院の診察室で見たことありますよね。

 

デジタルもアナログもそれぞれ一長一短なのですが、

アナログは何と言っても「かさばる」問題があります。

フィルム一枚が結構大きくて(B4よりちょっと大きい?)重い上、

一人分の胃の読影で、8~10枚あるんです。

上の写真も、フィルムは何枚もありますが、これでお一人分です。

 

そういえば胃のレントゲン検査のときって

「横向いて~。上向いて~。ひねって~。」

と雑誌の撮影かって位、色んなポーズ要求されますよね。

あれはポーズごとに撮影してたんですよ!

えっ知ってた?ルーペちゃん知りませんでした。

 

「じゃあアナログの読影依頼が大量に来ると大変ですね~」

とアキコ先生に言うと

「家族に手伝ってもらってますから」ですと。???

s-IMG_8940.jpg

空き箱で作ったトレイ(カワイイ)にフィルムを入れ、

ご家族スタンバイ。

後ろが光ってるディスプレイ(「シャウカステン」というらしいです)に

ご家族がフィルムをシュッシュッと差し込んでいき、

読影が終わると先生がシャシャーと回収。

空いたディスプレイにご家族が新しいフィルムをシュシュシュ。

s-IMG_8941.jpg

ルーペちゃんボキャ貧なのでシュとかシャとかばっかりで

わかりづらいですが、まあ素晴らしい連携プレイでして

皆さんにお見せしたいくらいです。

 

ではまた!ルーペちゃんでした。


アキコ先生

ドクタールーペで、メインに読影を担当しているのが

「アキコ先生」です。

 

アキコ先生はいわゆる「読影専門医」ではなく、

内科を専門とした、現役バリバリの臨床医です。

 

柔らかな表情と鈴を振るような美声。

このほんわか~とした雰囲気で「お医者さん」と

わかる人はなかなかいないと思います。

 

ところがアキコ先生、いざ仕事となるとその情熱がスゴイんです。

 

アキコ先生の朝は、自宅での数時間の読影から始まります。

それから出勤し、病院で診療。

自宅に帰ってきて、寝る前の数時間また読影。

休みの日は当然、読影三昧。

 

ちょっとアキコ先生。。。気づいてないならここで言っちゃいますけど

 

起きてる時間ずっと仕事してます!

 

どんだけ仕事好きなんですか。

 

この日課を知って、ルーペちゃんはアキコ先生に聞いたことがあります。

「そんなに読影の締め切りは短いんですか?」と。

するとアキコ先生はこう言いました。

 

「読影というのは特に締め切りはなくて、だいたい1週間以内に

お返しするのが通例なんだけど。。。

待っている方がいらっしゃるので、できるだけ早くに

お返ししたいという気持ちがあるんです。」

 

待つ方の身になってくれるお医者さん、

そうそう巡り会えるものではないですよね。

 

読影の内容についてはまた詳しくお話しますね。

 

ではまた!

ルーペちゃんでした。