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ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

【愛媛へ行ってきたよ】その4・和蝋燭・内子座

【愛媛へ行ってきたよ】その1・道後温泉
【愛媛へ行ってきたよ】その2・松山城
【愛媛へ行ってきたよ】その3・内子

こんにちは、ルーペちゃんです。
全4回に渡ってお届けした愛媛編、見どころいっぱいの内子の続きです。

●内子の和蝋燭

内子の繁栄の源となった和蝋燭、現在の内子には一軒だけ和蝋燭を作り続けているお店があります。


大森和蝋燭屋
和蝋燭はハゼの実から作る木蝋を、和紙などで作った芯に塗りつけて作ります。

手で何度も塗りつけて乾かすを繰り返す、大変手間のかかるものです。
お店では実際に作っているところを目の前で見ることができます。

和蝋燭の特徴は
・炎が大きく明るい
・ススが少なく風に強い
・蝋がたれない
ことです。

お店で灯していただいたその炎は、キレイなオレンジ色で大きく明るく、そして確かに黒いススが出てきません。
消したときのイヤな匂いもしません。
バースデーケーキに刺すあのろうそくとは全然別ものです。
(だからといってバースデーケーキに和蝋燭を刺すのはどうかと思いますが)

和蝋燭の炎を見つめているとなんだか引き込まれるような、気持ちが落ち着いて呼吸が深くなるのを感じます。
意図せずして「瞑想モード」に入ってしまいました。
どこかの国で暖炉の薪が燃えるだけの番組を放送してすごい視聴率だったらしいですが、
この蝋燭の火だけを延々と放送する番組があったらきっと人気が出ると思います。
お店のサイトに動画があります。興味がある方はぜひ見てください。)
袋に「各所神社寺院御調達品」とあるので、宗教方面でもこの炎の神秘性は威力を発揮するのでしょう。

炎を見つめて気持ちよくゆーらゆーらしたところで娘が
「ひいおじいちゃんにお供えしよう」というので、5本ばかり福岡の祖母に買って送りました。
直径2センチくらいの一番安いもので1本300円。
手間と完成度を考えたらとても安いと思います。
自分用にも1本買って、ときどき炎を灯して眺めてはゆーらゆーらとトリップしています。


コップにアルミホイルって。。。

●内子座

駅の方に戻りながら、最後の目的地である「内子座」に行きました。
だいたいにおいて、お金が入ってきた町は娯楽のために芝居小屋を作りたがるものですが、
内子でも例に漏れず儲かったお金でこの内子座が建てられました。

この建物、凝り方がハンパなくて。
内子の町全体を通して感じることですが、とにかくこの町は品がいい
誰かすごく優秀なプロデューサーがいたのではないかと勘ぐるほど、全体に統一感のある美的センスが高い街づくりがされているように思います。

現在は年間60日近くが劇場として使われているそうです。
6分の1の確率で見学できないことがあるのですね。。。見学できてヨカッタ。
立川談春さんの落語や文楽など、色々と興行が開催されているようです。
この雰囲気バツグンの劇場で観たらより楽しさが増すことでしょう。

館内を説明してくれる係の方はいらっしゃいますが、自由にあちこち歩き回って見学することができます。
どこを切り取ってもインスタ映えする景色ばかりで、興奮して写真を撮りまくりました(インスタやってないくせに)。
あとで気づいたけど、来年の年賀状用の写真、ここで撮ったら良かったな〜。

観客になりきって拍手する娘。

舞台下の奈落も、もちろん見せてくれます。

人力で回り舞台を動かす仕掛け。
なるほど、舞台の板をよく見ると円形にくり抜いたようになっています。

公式サイトでは内子座の中をバーチャルツアーすることができます。
かなり詳細に見ることができるので、興味があればぜひ。
しかしさっきの和蝋燭の炎の動画といい、すごい時代だなぁ。

ここだけで2時間くらい余裕でいられそうでしたが、松山へ帰る電車が1時間に1本で、その足で空港に向かうため、名残惜しく立ち去りました。

ただでさえ電車の時間ギリギリに出発したのに、せっかくだからと貧乏性を出して内子座の目の前にある歴史の古そうな和菓子屋さんに立ち寄ってしまいました。
名物栗まんじゅうを2個、なんならそのまま手渡しでください!みたいな勢いで買ったところ、お店番が90に近く見える可愛らしいおばあさま。
てーいねーいに、心をこめーて、やさしーく、お会計してくださいました。

足だけ小走りになりながらお釣りと品物を受け取って、駅まで猛ダッシュ。
その時点で電車の時刻まであと5分でしたが、なんとか間に合いました。
「なんでこの状況でお店に寄るの!」と娘にこってり叱られましたが。
いやーあんなに全力で走ったの何年ぶりだろう。
私もまだまだ大丈夫だな!と安心したところで、愛媛編終了です。
夏休みの旅行のご参考になれば幸いです。

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