Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

結婚する人に贈りたい、絶対役に立つ料理本

こんにちは、ルーペちゃんです。
先日久しぶりに幼稚園のときのママ友5人とランチ会を催し、楽しいひとときを過ごしました。
私が引越してしまったのでしょっちゅう会うことはないのですが、それでも会えば心安く話ができます。
幼稚園のママ友は3年間ほぼ毎日顔を合わせていたので、お互いまるで女子校の同級生のような感覚なのです。
そのうち子供の手が離れたら一緒に旅行でも行くかな〜と今から楽しみにしています。

●ジューン・ブライドにからめようと・・・

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思っていたのに、もう7月じゃないですか!6月終わるのはやっつ。
それはさておき、今日は「結婚する人に贈りたい、絶対役に立つ料理本」の話をしたいと思います。
もちろん、すでに結婚していてもしていなくても、役に立つことまちがいなし。

昨今、料理のことで何かあればCOOKPADに頼る、という方は多いと思います。
私を含め、前述のママ友たちも口をそろえて「COOKPADを覗いて献立のヒントを得る」と言います。
COOKPADに限らず、ネットでは様々なレシピが無料で紹介されており、お金を出してレシピ本を買う必要性は低くなるばかりです。
ただ、私が古い人間なのかもしれませんが、「あの本のあの辺に載ってたレシピ」と思いだしてページを繰ることは少なくありません。
来客を呼ぶとか、お祝いごとの料理を作る、なんて場合も、献立のヒントを得るのは料理本をペラペラめくりながらです。
ネットのレシピは玉石混交で、たまにとんでもないハズレレシピを掴んでしまうこともあるし、何より情報量が多すぎてその中から”玉”を選び出すのは至難の業。
それよりは信頼できる2〜3のレシピ本からこれという定番の料理を決めた方がきわめてラクだし安全です。

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ルーペちゃんは料理本を眺めるのが大好きで、一時期はかなり大量に所有していました。
図書館でも借りる本は料理本ばかりで、ピーク時にはたぶん年間100冊は借りていたと思います。
それだけ料理本を読み漁った末に、結局自分が管理できる情報はこれくらいだと悟り、昨年の引越しを機に大量に処分。
現在所有するのは15冊ほどです。

現在所有している料理本の特徴は
・味が好みであること
・レシピ数が多くジャンルが横断的であること
・本の中で実際に作りたいメニューが半分以上あること
の3つ。
好きな料理研究家の総集編的な本を選ぶことが多いです。

では実際におすすめする料理本を4つのジャンルに分けてご紹介します。
おもてなし、日常、パン、お菓子。
(粉物が2つあるのは個人的な趣味です)

●1.ここぞというときのおもてなし料理に

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「クイーン・アリスの永久保存レシピ」石鍋裕ほか

言わずと知れた名誉鉄人、「クイーン・アリス」の石鍋裕氏の著書。
掲載レシピの数220、本の厚み2センチのどっかーんとした本です。
しかもこの情報量でお値段たったの1800円。安すぎる。

料理本が徐々に細分化されていく中で、自らの知識と経験を惜しげも無く詰め込んだ贅沢過ぎる本。
重鎮にここまでされたら若手料理研究家はもう為す術がありません。
小手先の組み合わせばかりに走る自称・料理研究家はもうお茶漬け食って寝てろ、と言わんばかりの巨匠の心意気が表れています。

どれもレストランのメニューに出てきそうな料理なのに、材料は極めてシンプル、作り方もシンプル。
うわっこれムリだわ、と思う料理はひとつもありません。
また、写真が豊富で手順がわかりやすく、その写真も明るく美しいものばかりで見ていて楽しい

この本のおかげで私はラザニアが得意料理になりました。
前菜からスープからメイン料理、お菓子に至るまで網羅したこの本は、娘を嫁に出すとき必ず持たせてやろうと思っています。

●2.日々の心休まるお惣菜に

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「ごちそうさまが、ききたくて。」
「もう一度、ごちそうさまが、ききたくて。」栗原はるみ

とはいえ、やはり毎日の献立は和食のお惣菜、という人は多いはず。
今日何作ろうかな、というときパラパラめくると必ず食べたいものが見つかるのがこちらの本。
これも言わずと知れた大ベストセラー。
栗原はるみさんを一躍カリスマ主婦に押し上げた伝説のレシピ本です。

発行はいつだったかと巻末をひっくり返して驚きました。
1992年の初版、24年前です。
レシピにしても写真にしても、この本のセンスの良さはいまだに古臭くなることはありません。
白いお皿にスタジオの照明を当てた料理写真が主流だった時代に、渋い色の陶器に載せた料理を自然光で撮る、というスタイルは衝撃的でした。

「とにかく栗原はるみさんだから間違いない」とライトなハルミスト(栗原さんのファンをこう呼びます)の私は胸を張りますが、最近の彼女の本は細分化されすぎている傾向も。
初期の初期に出したこの本は当時の彼女のありったけを詰め込んだだけあって、レシピ数はかなりのもの。

実はしょっちゅう引っ張りだしすぎてボロボロになってしまい、今家にある本は2代目
それくらい読み返してもまだ読むところがあるくらい充実した本です。

●3.パン作りを始めるなら

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「『自家製酵母』のパン教室」
「少しのイーストでホームベーカリー」高橋雅子

「すべての主婦は一度はパンを作る」というのは私の持論ですが、一過性にしろ継続的にしろ、パンを作りたいと思う時期は必ず来るものです。
家庭で作るパンがお店のものを超えられないポイントはいくつかありますが、大きなポイントのひとつは「イースト臭」
これが軽減されるだけでかなり玄人っぽいパンに近づきます。
私もいっとき高橋さんの本で自家製酵母のパンの美味しさにはまり、日々酵母パンを量産していました。
が、酵母は生き物、いわばペットと言ってもいい存在です。
だんだん日々のお世話が面倒になってきます。
それを見越したかのように、高橋さんは市販のドライイーストをほんの少量使ったホームベーカリーの本を出版します。
それが私のニーズにドンピシャはまり、以後こちらの本を愛用するようになりました。

パンを作ったことのない人にはイメージしづらいですが、通常ホームベーカリーで普通にドライイーストのパンを作ろうとすると、大さじ1杯のドライイーストが必要です。
しかし高橋さんのレシピでは小さじ4分の1でいいのです。びっくりするほど少量です。
自家製酵母と同じ味は出せませんが、不自然にふわっふわのイーストっぽいパンにはなりません。
過去、私がこのパンを実際に食べさせたママ友さん3人がホームベーカリーを購入した実績もあるのです。

●4.家で食べても人にあげてもいいお菓子

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「語り継ぐお菓子たち」藤野真紀子

小嶋ルミさんの「知りたがりの、お菓子レシピ」とどちらにしようか迷いましたが、石鍋さんの本同様、総集編的な内容であるため藤野真紀子さんの本にしました。
小嶋さんはいかにも日本の職人的な繊細な洋菓子であるのに対し、藤野さんはアメリカとフランスで学ばれたためかとても外国っぽいお菓子を作られます。

その外国っぽい味が、食べたときに良いインパクトとなるのです。
プロとアマの違いは、塩でも砂糖でも味加減で勇気を持ってもう一歩踏み出せるかどうかだ、という話を聞いたことがありますが、その点でいえば藤野さんのレシピは吹っ切れた甘さがあります。

題名に「語り継ぐ」とある通り、この本は藤野さんの二人の娘さんに伝えたいレシピを集めたそうで、多作な藤野さんのレシピ本の中でも「ベストオブ」と言っていいくらいのレシピが掲載されています。
私のお気に入りはマフィンのレシピで、もう外で食べられなくなるくらい美味しいのができます。

●料理は脳を活性化する

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栄養を考え献立を立て、材料を揃えて下ごしらえし、様々な手順を並行して行い時間どおりサーブする。
日々の食事の支度は意識せずとも脳をフル回転させているものです。
石鍋さんの本の冒頭にも、おいしいものを作るコツとして「味覚を磨く」の次に「頭を使う」が挙げられています。
馴染みの味も良いですが、今まで作ったことのない料理や食べたことのない料理に挑戦してみると、体だけでなく脳も健康になります。
新しいレシピ本を買って、新しい料理にチャレンジしてみませんか。

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