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ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

ペコちゃん 桜も美しい三渓園へ行ってみた

こんにちは、ペコちゃんです。
先日街中でデンマーク語が聞こえたので「ちょっと失礼します、デンマークからいらしたのですか?」と英語で聞いたら、
「いえいえ違います。私はドイツから参りました。」と丁寧な日本語で答えていただきました。
ペコちゃん的には、デンマーク語とドイツ語って似てます。

●横浜の観光地 三渓園

さて、が開花しましたね。
ピクニック大好きペコちゃん、もちろんお花見も大好きです。
今日は横浜の観光名所であり、桜の美しい三渓園をご紹介します。

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三渓園(さんけいえん)」ご存じですか?
明治時代末~大正時代にかけて生糸貿易(外国では絹が人気で、戦前まで我が国の輸出の主要製品となりました。で財をなした横浜の実業家である原三渓氏(本名富太郎)により築かれた日本庭園です。
明治39年に一般開園され、私邸としては驚きの何と東京ドームの約4倍の広さがあります。
三渓という名は、当時の三渓園の場所は三つの渓谷がありそこに庭園を設けたことに由来しています。

京都や鎌倉から歴史的建造物が17棟も集められ、四季折々の自然との組み合わせが見事ですが、関東大震災や空襲で大きな被害を受け、復旧工事や修復を重ね今にいたります。
三渓氏は、文学者や芸術家とも交流が深くよく三渓園に招いていたこともあり、文学や美術、茶の湯など日本文化が育まれた場所であるということで国の名勝に指定され、庭園全域も文化財とされています。

園のあちらこちらに咲く桜がきれいですが、正門入ってすぐの大池の周りにはシートを敷いてのんびり過ごす姿がたくさん。

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大池を左手に進むと見えてきたのは、鶴翔閣(かくしょうかく)。
上空より見ますと、鶴の飛翔の形に似ていることから名づけられました。

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三渓氏が住まいとして建てたものですが、原敬氏や大隈重信氏など歴代の総理大臣や政財界人がよく訪れました。そして横山大観、下村観山などの画家たちは「三渓園グループ」と呼ばれ、時にはこちらに泊まり込んで作業をしたとか。

横浜指定有形文化財ですが、今では貸出施設として活用されています。
なんと、結婚式も1日1組限定でできるそうです。ステキ。園内では、和装の新郎新婦が記念写真を撮影していましたよ。

中は入れず、窓の隙間から少し覗けるだけだったのですが、豪商の住まいながら装飾はほとんどなくとても簡素な印象、ただ当時は絵画を多く飾っていたそうです。
天井が高いのは、大きな絵画を飾るためであったとか。

そうそう、下村観山の弱法師(よろぼし)という絵画がありますが(東京国立博物館所蔵)三渓園の梅の木をモデルにしたものです。
こちら。梅の季節にまた訪れたいものです。

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さてさて、鶴翔閣を背に進むと、見えてきました「三渓記念館」。こちらにはミュージアムショップが併設されています。
ミュージアムショップ大好きペコちゃん、寄らずにはいられません。

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上は、三溪氏が図柄を描いた三溪四弁花文をあしらったふくさや数寄屋袋など。
名刺入れもあり、心惹かれました。下は横浜焼のマグカップ。横浜らしい図柄です。

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そして写真にはありませんが、横浜発祥の濱文様(はまもんよう)のてぬぐいやハンカチ中華街の重慶飯店のお菓子も置いてありました。

●お茶をたてる

ミュージアムショップを満喫し奥に進むと、「茶席望塔亭」。
こちらでは抹茶をいただくことができますが(¥500 お菓子つき)、お茶の先生がいらっしゃってたて方を教えてくださいます(無料。たてたものをいただけます)。
お菓子はミュージアムショップでも販売されていた三重塔が描かれた落雁(餡いり)。

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ペコちゃんも教えていただきましたよ~。
人生2回目のチャレンジですが、持ち方や手の動かし方決まりがたくさんあって動きがかたい。
けれども先生のお言葉や、用意されていた「お茶の楽しみ方」という冊子を読んで思うに、「相手の気持ちを思いやる」ことが大切と気付きました。
それからは気持ち楽にできました。静かな時間に包まれて、なかなかいいもんです。

そうそう冊子は、日本語、英語とともに、韓国語、中国語、フランス語、スペイン語、インドネシア語までありました。
園には外国の方が多く見られたので、日本の文化こういうかたちで体験できること、いいですね。

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さてさて、どんどん進みますよ。
三渓園一番の高台にあるのは、「旧橙明寺三重塔」。
関東地方の木造の塔では最古です。中に入ることはできませんが、横には展望台もあり、三渓園をそして目を先にすればベイブリッ ジも見渡すこと ができます。

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●名物おそばとは・・・

景色を楽しんで下ると、見えるは「待春軒」。名物の三渓そばをいただけます。
三渓そばとは、世界各国の料理を食べ歩き自らも料理を考案してお客様にふるまった三渓氏の自信作。
特徴は、「おつゆ」はなく、「そば」といっても日本そばではなく 特別に打った細い「うどん」を少量の油で炒め、その上に筍・椎茸・豚挽肉・ハムが添えられています。
混雑のためペコちゃんいつも食べられないのですが、いつかぜひいただきたいものです。

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手前より、みたらし、海苔醤油、ゴマ。
周りはかりっと、中はもっちり。おいしいおいしい。花も団子も。

●夜桜もきれいです・・・

暖かな日差しのもと桜や景観を楽しみましたが、45日まで夜桜を楽しむ「観桜の夕べ」という催しがあり、こちらもとてもおすすめです。
日中とは違う姿を見せてくれる桜。建造物もライトアップされて幻想的な雰囲気を味わえますよ。

ペコちゃん今までは三渓園をぶらぶらと散歩する程度でしたが、今回ゆっくりとまわることで 新たな面を知ることができました。
歴史が浅く、西洋文化の多く入っていた横浜の地で、こんなにも歴史ある建造物のあることが不思議でしたけど聞けば納得。

今は桜ですが、夏にはホタルや朝顔、秋には観月や紅葉、冬には梅や雪景色もきれいです。
横浜駅、桜木町駅からバス利用。
車でお越しの際は駐車場がありますが、満車の際は南門ちかくにあります本牧市民公園の駐車場が便利ですよ。

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