Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

憧れの「乳頭温泉郷・鶴の湯」に入湯を果たす

こんにちは、最近、ランニングの折り返し地点をレンタルショップに設定しているルーペちゃんです。
レンタルショップでマンガを借り、すぐ隣りの喫茶店でコーヒーを飲みながら読破して帰りがてら返却するという、バチ当たりなことを朝っぱらからしているので。
マンガを読むのが早いので、2時間あれば5冊いけます。この間は二ノ宮知子さんの「87CLOCKERS」を一気読みしました。

 

●冬こそ秋田

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花粉が乱れ飛び、春を迎えつつある関東地方をあとにして、先週末我が家は一泊二日で秋田の田沢湖に行ってきました。
それもこれも娘がテレビの旅番組を観ながら一言、「雪見風呂って入ってみたいなあ?」と言っただけで、娘に極甘の夫は「よしきた!」と安請け合い。
娘も娘で、普段は陰でキモいとかクサイとか言いたい放題の父親に「パパ~ァン、ありがとぉ~ぅ」って峰不二子並に上手いんだこれが。

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まだ娘が生まれる前、夫と二人で乳頭温泉郷に日帰りで行ったことがあります。
キャンペーンで、1月1日のみ1万円で新幹線含めてJR東日本の路線乗り放題っていう切符がありましてね。
じゃあできるだけ遠くへ行ってみようと、元日の始発で秋田に向かい、バスで乳頭温泉郷までたどり着いたんですが、記録的な大雪で交通がマヒし、山深い乳頭温泉郷は孤立状態。

夕方近くになってやっと除雪車が到着し、なんとかその日のうちに東京に戻れましたが、そのときの強烈な記憶で「雪見風呂なら乳頭温泉」と刷り込まれてしまったのです。
間違いなく大量の雪が残っていて、間違いなく風呂に入りながら雪を見られるだろうと。

 

●憧れの「鶴の湯」

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いまさら言わずもがなですが、鶴の湯は秋田で一番有名な温泉で、数々の温泉ランキングで上位入賞、多くの温泉マニアが口をそろえて大絶賛する、キングオブ温泉です。
私の温泉バイブル、嵐山光三郎先生の著書「決定版 快楽温泉201」でも、巻頭に8湯だけ紹介されている「とっておき」の3番目に鶴の湯温泉が掲載されています。
野趣あふれる奥山の湯。なんといっても「本陣」ですから、お殿様が入ったお湯ですよ。
嵐山光三郎先生が「ぬるめの極上の快感で湯が情の深い天女みたいにすりよってくる」と美しく綴る温泉。ああ、どんな温泉なの?!

前述の機会に乳頭温泉に行ったときは、鶴の湯に行けなかったんですよね。
鶴の湯は乳頭温泉郷の他の温泉と少し離れた場所にあるので、たぶん大雪で断念したのかな。よく覚えていませんが。
私の中で憧れがつのる場所となって早10数年。いよいよ雪の時期の鶴の湯へ行ける機会に恵まれました。

 

●初めてなのに懐かしい

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こんなおっそろしい雪道をバスで向かいます。
田沢湖畔から山を上ること30分、いよいよ鶴の湯に到着。

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時代がかった茅葺きの建物が両脇にずらっと並びます。お殿様が入浴なさる際に警護の者達が詰めていた建物だそうで、今は宿泊施設になっています。

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つららの大きさが雪国サイズ。

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軒先にカラフルな寒ざらしのお餅。

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ランプの灯りが柔らかく灯る。

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気さくなバスガイドさんが娘と雪遊びしてくれました。

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まるで博物館の保存施設のようですが、違いは実際に人の生活があること。
現役の施設だけが持つ活気や生活感、人の体温を感じます。

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当然ながら、お風呂の写真はありません。
私たちは混浴はパスして女性専用風呂を3つ入りましたが、それでも大満足でした。
とろんと肌にまとわりつく乳白色の湯は熱くもなくぬるくもなく。
周囲を山々に囲まれているせいか不思議な安心感があり、心が開放されます。

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女性専用露天風呂は十分広く景色もよく、髪やまつげに積もる雪を楽しみながら永遠に入っていたいなあと思いました。外国人にも人気のコースのようで、露天風呂に入っていたお客さんのうち半分は韓国や中国の方のようでした。

 

●バスツアーのお得感が半端ない

今回の旅は、JTBで新幹線+宿のツアーを申し込み、鶴の湯へのバスツアーをオプションでつけました。
初日は田沢湖畔の宿に泊まり、翌日バスが宿まで迎えにきてくれました。
立派な観光バスに地元のガイドさんまでついて、なんと乗客は我々三人のみ。。。
なんだかこちらが申し訳なくて恐縮していたら、平日は農家をやっているというガイドさんは「えーんだよー、こっちは時間で動いてんだから」とカラカラ笑ってくれました。

このバスツアー、宿と駅までの送迎、鶴の湯入湯料、タオル代、そして鶴の湯別館「山の宿」での昼食代と田沢湖観光がついて2500円。
実は入湯料と昼食代だけでもそれくらいの値段になるので、ものすごくお得です。
昼食は広々とした囲炉裏つきの個室で、メインは珍しい「山の芋鍋」。

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秋田特産の「山の芋」は強い粘りが特徴で、この芋団子も全くつなぎを使わないのにお餅のようにしっかりとした歯ごたえです。
運転手さんもガイドさんも、3人きりのツアーに全力でおもてなしをしてくださり、心に残るツアーでした。ロイヤル交通さん、ありがとう!

 

●秋田で見つけた美味しいお酒

おみやげ屋さんでブラブラとお酒コーナーを見ていたら、日本酒には珍しくカワイイ瓶がありました。手にとって眺めていると、販売員さんが「これはものすごくおすすめです!」と言うので買ってみました。

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はじける林檎のスパークリング・Ringo」(美酒爛漫・秋田銘醸株式会社)
林檎果汁を米麹と一緒に発酵させたユニークな醗酵法のお酒で、酵母は「白神こだま酵母」を使用しているそう。
1年前に発売されたばかり、なんと女性社員のみで企画・考案・製造したお酒です。

飲んでみると、想像していたよりも甘さはずっと控えめで、発泡も柔らかくスッと飲める味。
瓶の底に酵母が沈んでいるほど酵母の風味が強く、ビオワインに似ています。
飲みきりサイズでビオワインより気軽に飲めるので、冷蔵庫に常備して思いついたときに楽しむにはピッタリです。

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また、同じ販売員さんが「これは発売当時大人気でなかなか手に入らなかったんですよ」と薦めてきたのが「ラシャンテ」(秀よし・鈴木酒造店)。

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今人気の発泡日本酒です。あきたこまち100%で作った贅沢なお酒。
デザートワインのような甘口ですが、お米とブドウの違いでしょうか、ワインのようにこってりとした甘さではなくさらっとした甘さ。ワインだと甘口でもどこかに皮の渋みを感じるものですが、そういったものは一切なく、ただもう純粋にお米の甘さを楽しめます。私ならチーズと合わせたい。
食後に楽しむのもいいけれど、食前酒としてもよさそうです。

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どちらのお酒も珍しいので話題にもなるし、女性好みの味で女子会・女子飲みにピッタリのお酒だと思います。
やっぱり米どころ酒どころ・秋田はいいものがありますね~。

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