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ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

ペコちゃん 春と卒園式とセムラに思うこと。

こんにちは、ペコちゃんです。
卒園や卒業、入学の季節ですね。迎えられた皆さま、おめでとうございます。

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●ペコちゃん息子も卒園・・・

ペコちゃん息子も先日卒園でしたが、それはそれはとってもステキな卒園式でした。
通っていた園はおもしろい取り組みをしているところで、卒園式で卒園児ひとりひとりの歌を合唱するのです。
毎日の生活の中での出来事、どうやって成長してきたか、どんな子なのか、園中の先生たちが集まって作詞をしてくれ、プロの作曲家の先生方が曲をつけてくれます。

合唱団は卒園児はもちろん在園児の父母、小学生の兄弟やOGOB、先生方で毎年100名ほど集まり、完成した歌から順に秋口から練習を始め、3月の本番を迎えます。
パートもひとつではないですよ。曲によって変わりますが、ソプラノ、メゾ、アルト、テノール、バスと担当がわかれています。
そして曲に合わせて、太鼓やフルート、バイオリンの演奏も入る本格的なものです。

ひとつひとつと曲ができるたびに感動、聴けばその子の普段の様子が思い浮かびます。
毎日毎日一緒に過ごしている我が子ですが、園での先生たちは違う視点で見ていてくれたり、新たな一面にはっとさせられることも多くありま す。

●どんな卒園式?

卒園式では卒園児はひとりひとり合唱団を背に200人以上の観客を前に台の上に堂々と立ち、ピアノ演奏で合唱団と一緒に自分の歌をうたい、終わると自分の将来の夢となぜそうなりたいのか理由を発表します。
みんな臆することなくハキハキと述べていきますが、時には言葉につまってとまってしまう子も。
横に担任の先生も立っていてそちらに目を向けたりしますが、先生は目を見てうなづくだけ、大丈夫と伝えます。
落ち着いたその子は、自分に向き合って思い出し、続きを話し始めるのです。泣いたり、ごまかしたりしません。

そして驚くことに、観客席の一番前に座っている、年少と年中の子たちも立って、じっと続きを待っているのでした。
笑ったり、ちゃかしたり、隣りの子とおしゃべりすることなく、お兄さんお姉さんの言葉に耳を傾けています
卒園児の堂々とした姿にも驚きましたが、そうした年少年中のこどもたちの姿に感動。
(歌も一緒に歌います、毎年卒園児20人ほどいるのですが、全部覚えちゃうのです。)
全曲終わるまで1時間半ほど掛かる中うろうろしたり、おしゃべりしたりがありません。

娘が年少なので担任の先生に聞いてみたのですが、「ちゃんと座っていようね」とか「おとなしくしていようね」という声掛けは事前にもいっさいしないで、ただ「○○ぐみのみんなが卒園するから、みんなでお祝いしようね」と伝えるのだそうです。
その言葉を素直に受け入れるこどもたちは、毎日あたたかい先生たちに囲まれて、周りを尊重して、自分で物事を考えられるようになっているんだなぁと。
ステキな園に通えたこと、また嬉しく思えた式だったのでした。

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●北欧のイースターでは。

さてさて、久しぶりに北欧のお話でも。
来る4月5日(日)はイースター
イースターとは、復活祭。イエス・キリストが死後3日目によみがえった、「復活」を祝う日のことです。
クリスマス以上にキリスト教徒にとっては大切な祝日。
春分の後の最初の満月の次に来る日曜日をイースターとしていて、今年は4月5日なのです。

ディズニーランドやディズニーシーでも、この時期(今年は4/2~6/23)復活を意味するたまごがカラフルに並びイースターのイベント が開催されていますね。
ペコちゃんずっとイースターとは無縁の生活でしたが、デンマークで暮らしていたときに身近なものになりました。
なぜかって?
クリスマスが終わる頃からイースターまで、セムラ(semla)という大好きなケーキがお店に並ぶからです。写真はこちら。

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セムラはスウェーデンの伝統的なパンデザートです。
カルダモン(ショウガ科の植物、チャイやカレーなどのスパイスにもなる)入りのパンにアーモンドペーストとクリームがのった、見た目は固めのシュークリーム。

カルダモンの匂いはですね、、なかなかうまい表現が思い浮かばないのですが・・・・ペコちゃんとしては「エキゾチックな乾いた枝」と いう印象です。
ごめんなさい、想像できないですよね。

それって美味しいの?って思われると思いますが、上品で高貴な香りといわれ、スパイスの女王とも呼ばれ(ちなみにスパイスの王様はシナモン)一口目は、ん??と思っても1個食べ終わる頃には不思議とその魅力にはまってしまいます。

期間限定ですがIKEAのレストランで食べられるので、興味持ってくださった方どうぞお試しください。
ペコちゃん、この時期2回はセムラ目当てにIKEA行ってます。
あ、「セムラ レシピ」でネット検索されても、たくさんのレシピがヒットします。

もともとはイースター前の断食期間にはいる前日に高カロリーのセムラを食べて力を蓄え、翌日からイースターまで断食していたそうです。
今はセムラを食べる習慣だけが残り、クリスマス明けからイースター頃まで食べられています。お店ごとに、ベストセムラを決める大会もあったりしますよ。

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セムラの3枚の写真をくれたのは友人のHちゃん。
スウェーデン語を勉強しているHちゃん、よく北欧を旅しています。
写真もスウェーデン旅行中に撮影したもの。
以前一緒させてもらったことがあるのですが、堪能なスウェーデン語にびっくりでした。ステキだなぁ。。

●「ヒュッゲ」という言葉

北欧は、のんびりとゆるやかで穏やかな空気が流れている感じがします。
デンマーク語に「ヒュッゲ(Hygge)」 という言葉があります。
他の国の言語に一言ではとても置き換えることができないのですが、
「人と人とのふれあいから生まれる、温かで居心地のよい雰囲気」という意味でデンマーク、いうなれば北欧のもつ個性を表している言葉です。

 一人ひとりが自分の考えをもち、自分のライフスタイルを大切にしているからこそ、他人を思いやるヒュッゲな気持ちが生まれるとデンマークの友人は言います。

卒園式を終え、セムラを思い出しながら北欧に思いをはせ、日本にも世界にもヒュッゲが広がっていったらいいな、と思うペコちゃんなのでした。

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