Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

旅行に出る前に留守宅でしておくべき準備リスト

こんにちは、GWは南の島でバカンスだったのに洗濯のしすぎで普段より手が荒れたルーペちゃんです。
IMG_4176.jpg
家族で1週間ほどマレーシアに行っていました。連日強烈な日差しと70%を超える湿度にフウフウ言って過ごし、当然汗だくになるわプールに一日何回も入るわで、毎日洗濯物が山のように出ました。そのままにもしておけないので一日二回ホテルの洗面台で手洗い&手絞り。普段より過酷な家事をしたおかげで南の島にいたのにささくれが悪化。さらに帰国して降り立った空港で気づきたくなかったこの事実。
「今、日本って一年で一番爽やかな気候だったんじゃね?」
・・・ま、いっか。

さてマレーシアの話は今後何回かに分けて引っ張るとして(笑)、今回はその準備段階、「旅行に出る前に留守宅でしておくべき準備」の話です。さあ私はこれから「飛行機にも乗る前の話」からしようとしていますよ。どんだけ引っ張るつもりなんでしょう。

●留守宅準備の目的は複数ある

留守宅準備といえば火の元戸締まりと相場が決まっていますが、考え始めると「あれもやらなきゃこれもしなきゃ」と色々思いついて混乱してしまうこともあります。そもそも留守宅準備の目的は複数あることを理解しなければなりません。

●(1)防犯的準備

・新聞を止める
・郵便を止める
・留守電を切る
・ポストに「チラシお断り」シールを貼る
・照明をるすばんモードに設定する

新聞を止めることはすぐ思いつくと思いますが、郵便も止められることはご存知でしたか?留守の間にクレジットカードの請求書や税金の振込依頼書を探られることを避けるには、配達されないことが一番安全です。
郵便局の窓口で用紙に記入し、身分証明書を提示して提出すれば最長で30日間配達を止めることができます。(ゆうびんホームページから用紙ダウンロードも可能
post.jpg

一点注意が必要なのが、「同居の誰かが在宅している場合は停止できない」ということ。家族の一部のみの停止もできないので、一家揃って留守の場合だけになります。

留守電やポストいっぱいにたまったチラシも留守を悟られるので避けたいものです。
また、最近のLED照明にはよく「るすばんモード」がついているのでこれも利用価値ありです。設定した時間になると自動で点灯・消灯して、在宅を装ってくれます。
IMG_4327.jpg

●(2)防火的準備

・ガスの元栓を締める
・元栓がない場合はコンロをロックする
・不要なコンセントを抜く

マンションなどではガスの元栓を締めにくい家もあるので、その場合は最低限コンロをロックしておきましょう。地震で物が落ちてきたはずみでコンロが点火するのを防ぎます。

またコンセントに積もったほこりに着火する「トラッキング現象」が留守の間に起こらないとも限らないので、できるだけコンセントは抜いておきます。特に「洗浄機能つき便座」のコンセントを抜くと電気代の節約にもなります。

●(3)防災的準備

・地震で上から落ちてきそうなものは下ろしておく
・洗濯機の水栓を締める
・レバーを下げて水が出る水栓の場合は、上や周りにものを置かない

阪神淡路大震災前は、台所などのレバー式水栓は「下げて出す」ものが多かったそうです。しかし、地震で上から物が落ちてきたはずみで水が出っぱなしになった事例があったため、その後はレバーを「上げて出す」製品が主流になりました。
(追記:たまたま時期的に重なっただけで、実際には欧米との規格統一やユーザーからの要望が主な理由だそう。ただ、地震の件も理由でないとは言えなくもないらしいので、いずれにしても排除できるリスクはしておくべきかと。)
IMG_4328.jpg
ルーペちゃんちは下げて出す方です?

自宅が運悪く「下げて出すレバー」だった方は、部屋に帰ったら水浸しという状況を見たくなかったらその辺も考えて準備しましょう。「地震が起きたら」ということを考えると、洗濯機の水栓も締めた方がよろしいかと。
3.11以来何をするにも「地震が起きたら」を考えて行動するようになってしまいましたね。

●(4)環境衛生的準備

・フタがある排水口はフタをしておく

帰宅時に感じる留守宅特有のいやーな臭いは、ほとんどが排水口からのぼってくる排水管の臭いです。排水口は排水管との間に水を溜めて臭いを遮断しているのですが、水道を使わないでいるとその水が蒸発してしまいます。フタがある排水口は閉じておくとその水が蒸発するのを防げます。

●目的が相対することもある

たとえばよく言われるのが「カーテンは閉めた方がいいか、開け放しておいたほうがいいか」という問題。防犯上は在宅を装うために開けておいたほうがいいと言われますが、環境衛生という点から考えるとこれからの季節は特に、室内の温度が高くなりすぎて部屋の中に支障をきたすおそれがあります。また、夜間もカーテンを開けたままだと逆に留守を気取られることがあります。

a1380_000992.jpg

これはもう部屋の主がどのように考え、優先順位をつけるかによるので、留守にする期間を考慮して、うまく折り合いをつけていくほかありません。

●まとめ

「旅行に持っていくもの」の準備だけで手一杯で、留守宅の準備なんか考えてなかった!と直前になって青ざめた経験を持つ方は少なくないはず。
旅先で家のことが気になって楽しめないのが一番もったいないことです。一番の防犯は「ご近所の目」という意見もありますので、普段から隣近所と挨拶くらいはしておきたいものですね。
パソコンや現金・通帳のたぐいを隠すことも重要ですが、ルーペちゃんみたいに大事なものを隠したはいいがどこに隠したか忘れてしまった、とならないようにくれぐれも気をつけて!お前はリスか!

>>>レントゲン読影サービス Dr.LOUPE<<<