オレが禁煙成功体験談を語る
こんにちは、夏休みの旅行で北海道に行ってきたルーペちゃんです。
旭山動物園で”空飛ぶペンギン”を見て感動しました。
暑さでほとんどの動物たちがぐったり昼寝していたのが残念ですが、
ペンギンやアザラシなど水辺の動物たちは元気な姿を見せてくれました。
さて、禁煙特集二回目「オレが禁煙成功体験談を語る」は、
禁煙に成功して10年以上経つJ氏(41)へのインタビューです。
まずは禁煙しようと思ったきっかけを教えて下さい。
J:友人と話しているときになぜか「賭けようぜ」ってことになったんですよね。
同時に禁煙を始めて、成功した方に10万円払うって。
それが短期的なモチベーションにはなりましたけど、あとは色々です。
そろそろ子供を作ろうかと思い始めた時期でもあったし、タバコが
値上がりしたり喫煙への世間の目が厳しくなってきたこともあったし。(※1)
一日どれくらい吸っていましたか
J:平均一日1.5~2箱吸っていました。
1箱250円で月15,000円、年18万円、10年で180万円を
どぶに捨てているんだって考えるとなんかばかばかしいですよね。
禁煙を続けるモチベーションは何でしたか
J:まだ若くて健康に自信もあったので、特に健康を意識したことは
なかったです。なのでそれ(健康)を禁煙のモチベーションに
するのは難しいと思います。
ボクの場合は「自分への挑戦」でした。
周囲に「禁煙する」って言ってもやめられない人がいっぱいいたんですよ。
3日で豪快に挫折してたり、何度も禁煙と挫折を繰り返したり、
やめたはずなのに酒の席でもらいタバコしてたり。
内心「みっともねえなあ」とバカにしていました。
だから自分はやめるなら必ずキッパリやめよう、と思ったんです。
タバコをやめたあとの自分の生活を想像しにくい、というのも
禁煙のモチベーションが低い原因だと思うんです。
たとえばダイエットだったら「何キロ痩せたらあの服が着られる」
とか明確なビジョンがありますけど、「タバコをやめる」って
その後のご褒美的なものが目に見えませんからね。
もちろん体の中は劇的に浄化されているんでしょうけど。(※2)
加点されるわけじゃなくて「減点されなくなる」だけなので、
何かで自分を追い込んでおく工夫が必要だと思います。
周囲の人にいいふらして後に引けなくするとか、それこそ
挫折したら10万円払うとか、家族に毎日ほめてもらうとか。
どういうときに喫煙していましたか
J:ボクの場合は食後にどうしても一服したいタイプでした。
あとは空腹感を抑えるためや、眠いとき、
ストレスを感じたときに吸いたくなりました。(※3)
やめてから体の変化はありましたか
J:やめてすぐは暴飲暴食に走るので(※4)、3キロくらいあっというまに太りました。
禁煙して2週間くらい経った頃、体中がものすごく臭くなりました。
口から排泄してるのかって思うくらい口臭がひどく、トイレのときも
経験したことのない臭いでした。服や布団も臭いが染み付いてました。
今思うと、体がすごい勢いで体の毒素を排出していたんじゃないかと。
2週間くらい経つと消えましたけど、家族や同僚には迷惑をかけたと思います。
吸いたい気持ちを紛らわすために何をしましたか
J:タバコを吸いたくなったらガムを噛んでいました。
粒ガムを1日30個以上食べていました。
眠いときや吸いたい衝動が強いときは炭酸水を飲むと抑えられました。
今でも吸いたくなることはありますか
たまーーーーに、疲労困憊しているときに吸いたくなるときがあります。
でも、10年吸わなかったという実績があるからそれを壊したくないのです。
10年経っても、「タバコが美味しかった」という記憶は消せません。
たぶん一生消せないのです。本当に恐ろしいものだと思います。
では最後にタバコをやめたい喫煙者の方にひとこと
現在の喫煙者の肩身の狭さを考えると、やめた方が生活しやすいことはたしかです。
喫煙場所を求めて必死な人の姿などをみていると
「そこまでして吸う必要があるのか?」と暗澹たる気持ちになります。
やめてもバラ色の未来はないけれども、あなたの肩の荷が下りると思う。
やめるなら「今すぐ」「キッパリと」「一生吸わない覚悟で」やめましょう。(※5)
以上、J氏こと、ルーペちゃんの夫のインタビューでした。
次回、このインタビューをタバコのメカニズムという面から解説します。